ひよりの音楽自己満足

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人間椅子  現世は夢 ~25周年記念ベストアルバム~

2014-12-04 21:52:46 | 人間椅子
 初期Black Sabbathをベースとしたドゥーミーなサウンドに、日本文学&おどろおどろしい歌詞をのせ、津軽弁の節回しで聴かせてくれる青森発の和製ヘヴィロックバンド<人間椅子>。メンバーはギター&ヴォーカル<和嶋慎治さん>とベース&ヴォーカル<鈴木研一さん>、そして4代目ドラム&ヴォーカル<ナカジマ・ノブさん>です。
 1989年にプレデビューアルバムを、1990年に正式デビューアルバム「人間失格」を発表。その後14枚のアルバムを発表し、2009年にはデビュー20周年を記念したCD2枚組のベストアルバム「人間椅子傑作選」を発表。この年の11月には15thアルバム「未来浪漫派」を発表し、2010年にはDVD付ライブアルバム「疾風怒濤~人間椅子ライブ!ライブ!!」が発表されます。そして2011年8月にアルバム「此岸礼讃/しがんらいさん」が発表され、2013年5月には世界各地で開催されているビッグイベント<OZZ FEST>が初めて日本で開催され、人間椅子が出演!超盛り上がりで、人気大爆発!8月にアルバム「萬燈籠/まんどろ」を発表。9月からの全国ツアーではSoldout続出で東京2daysもSoldoutに。さらに2014年1月に追加の東名阪ツアーが行われ、東京は念願のO-EASTに進出し、キャパ1300がなんとSoldoutに。しかもこれから、ニューアルバムの制作に取り掛かり、夏には発売とのことで。そんなに早いペースで大丈夫なのかとクオリティー的な心配が。そんな折に6/25にニューアルバム「無頼豊穣」が発表され、8月から始まった全国ツアーも大盛況で、東京では恵比寿LIQIDROOMキャパ900がSoldout!そしてこのライブの時に、来年1月に25周年企画の一環でレコ発追加東名阪ツアーを敢行し、東京会場はなんとキャパ2000渋谷公会堂とのことで超ビックリ!さらには今年12月に25周年記念の2枚組ベストアルバムを発表するとのことで、これにはビックリと困惑。5年前に2枚組ベストを発表していて、また2枚組のベストとはどうなのかな?と。まあOZZ FESTからの新たなファン層をターゲットにしたものなのか、また、音楽業界不況のなかでせっかく売れているんだから、売れるときに売っちまえという、レコード会社の考えなのか。でもこれまで不遇時代を過ごしていたメンバーの方々には稼げるときに稼いで、これからの活動資金にしてほしいという面もありますから、お布施のつもりで買うかなと。で、選曲は前回のベストとはあまりカブらないといいなぁ~と思ったら、1枚目はだいぶカブってるし。ライブでよく演奏されるなじみのある曲を選んだのでしょうね。それでも新曲が4曲入るとのことで、まあ良しと。で、今回通常盤と初回特典盤があるとのことで、特典に期待していたんですよね。またDVDとか付けてくれるのかなぁ~なんて。ところがその特典がなんと“手ぬぐい”って・・・がっかり。せめてデビュー当時のライブ音源とか付けてくれたら嬉しかったんですけど・・・お布施と思ってあきらめますか。
 「現世は夢 ~25周年記念ベストアルバム~」。万華鏡のような美しいジャケット、特典の手ぬぐい、さらに某CD店だけのおまけのブックカバーとサイン会参加券です。で、全曲リマスターとのお話ですが、今回は新曲のみ詳細紹介させていただこうかと。
Disk-01
1曲目「針の山」。
2曲目「りんごの泪」。
3曲目「天国に結ぶ恋」。
4曲目「賽の河原」。
5曲目「人面瘡」。
6曲目「ダイナマイト」。
7曲目「地獄」。
8曲目「黒猫」。
9曲目「幽霊列車」。
10曲目「地獄風景」。
11曲目「死神の饗宴」。
12曲目「相剋の家」。
13曲目「品川心中」。
14曲目「陰獣」。(インディーズ盤より)
15曲目「神経症I LOVE YOU」。(インディーズ盤より)
Disk-02
1曲目「どっとはらい」。
2曲目「冥土喫茶」。
3曲目「深淵」。
4曲目「今昔聖」。
5曲目「蜘蛛の糸」。
6曲目「ねぷたのもんどりこ」。
7曲目「新調きゅらきゅきゅ節」。
8曲目「地獄の料理人」。
9曲目「なまはげ」。
 ここから4曲が新曲です。
10曲目「地獄への招待状」。アップテンポのパワフルでヘヴィでドライブ感たっぷりのリフにのって、鈴木さんの力強いヴォーカルがのびやかに。間奏ではタッピングも交えたテクニカルなギターソロが。ガンガン突き進むかっくいい曲。Motorheadを意識した曲だそうで、まさにそんな感じですね。3分弱の短い曲です。
11曲目「悪徳の栄え」。ミドルテンポの揺れるミステリアスなリフからはじまって、パワフルなドラムからギターのヘヴィダークリフがはいって、和嶋さんのダーティ気味でブルージーなヴォーカルが。そこから爽やかなコーラスやリズミカルな感じになって、雄大なコーラスがゆったりと。中盤ではアップテンポになって、リズミカルなギターリフとヴォーカルが。そしてミドルテンポのヘヴィダークリフからエモーショナルなギターソロが。それがブレイクを挟んで弾きまくりソロに。終盤では雄大なコーラスからミドルテンポのシャッフルモードになって、リズミカルなリフにのってコーラスがのびやかに。ラストはヘヴィリフからゆったりとゆっくりと。曲調によるヴォーカルの変化が面白いですね。
12曲目「悲しき図書館員」。ダイナミックなリフと叩きまくりドラムから激しくスリリングにはじまって、アップテンポのノリノリモードでヘヴィで明るく楽しいリフにのって鈴木さんのパワフルなヴォーカルがはいって、途中から和嶋さんのヴォーカルもはいって掛け合いを。ライブで超楽しそうな曲ですね。間奏では弾きまくりのギターソロが。途中には和風なリフも。終盤では鈴木さんと和嶋さんがハモって歌って、掛け合いから鈴木さんがパワフルに歌って。
13曲目「宇宙からの色」。ギターのトレブリーな高い音のミステリアスなリフがゆったりとはじまって、パワフルなドラムからアップテンポでギターのヘヴィリフと叩きまくりドラムが激しくダイナミックに。そしてノリノリモードでの和嶋さんのリズミカルなヴォーカルと、テンポダウンしたギターリフが交互にながれ、サビではコーラスもはいって。中盤ではギターのゆったりとしたミステリアスなリフからドラの音が響き、鈴木さんの不気味なヴォーカルがゆったりと。その後ノリノリのシャッフルモードになってギターのエモーショナルかつテクニカルなギターソロが。終盤ではアップテンポのノリノリモードで和嶋さんがのびやかに歌って、コーラスものびやかに。そしてギターのヘヴィリフと叩きまくりドラムの激しいスリリングなリフから、和嶋さんがのびやかに力強く歌って。
 ベストアルバム用の追加新曲ながらも、聴き応えのある凝った曲で、5000円の価値とまでは言いませんが、自分的には大満足です。早くライブで聴いてみたいっす。すでに11/30のライブでは2曲演奏されたそうですから、来年1月のシブコーが楽しみです。

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