ひよりの音楽自己満足

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アイーダの調べ/ECHOES OF AIDA

2014-06-01 08:28:27 | 70's J-プログレ
 昨年2013年秋にプログレやハードロックの名盤がどっさりと紙ジャケで再発されたんですね。入手困難だった作品や、初CD化の作品もあり、マニアにとっては念願のCDが定価で手に入ったり、聴きたかったアルバムがCDで聴けたりと大満足!また以前から持っていたCDを買い替えなど、まあ出費はかさむものの喜ばしいことでした。まだまだ入手困難なアルバムはたっくさんありますから、またぜひお願いしたいっす。で、さらに嬉しいことには再発されたアルバムを買うと、中に応募券があって、それを5枚集めてレコード会社に送ると、非売品の貴重音源収録のCDをプレゼントしてくれるとのことで。そのプレゼントCDは3種類とのこと。全部もらうには15枚も買わなければならないのですが、貧乏な自分にはさすがにそこまでは無理でして。で、苦渋の選択で選んだのが先日届いた今回紹介させていただくアルバムです。
 <AIN SOPH>のギター<山本要三さん>と、キーボード<藤川喜久男さん>、そして<DADA>のギター&キーボード<泉陸奥彦さん>と、キーボード<小西健司さん>の4人によるスペシャルユニット<AIDA>。このアルバムには1978年7月30日に大阪心斎橋で行われた<AIDA>のライブ音源が全4曲、計70分強にわたって収録されています。ライナーノーツによると、元々AIN SOPHとDADAは仲が良かったそうですが、この7/30のライブはAIN SOPHの単独ライブの予定だったそうです。ところがメンバーの急病によって、急遽DADAにお願いしてスペシャルセッションのライブとなったそうで。この奇跡のセッションのライブ音源がこうして聴けるなんて、まさに夢のようです。内容的にはリズムセクションのない、インプロ主体のサウンドとのことですが、興味津々です。
 「アイーダの調べ/ECHOES OF AIDA」。なによりもまず、メルヘンチックな美しく可愛らしいジャケットにうっとりです。
 アルバム、まずは「ACT ONE」。美しいクリスタルなシンセサウンドがゆったりと幻想的にながれ、ギターがのびやかにエモーショナルに奏でて。そしてスペーシーな雰囲気のなか、シンセがのびやかに、ギターのディレイサウンドがゆったりと神秘的にながれて。どことなく和の情緒も感じられるような、奥深い印象ですね。。その後ギターソロが。序盤はエモーショナルにのびやかに。そしてテクニカルに弾きまくって。終盤ではシンセのテクニカルなフィルからギターがエモーショナルにのびやかに奏でて。
 「ACT TWO」。シンセサウンドがゆったりと幻想的にながれ、ギターがゆったりと奏で、シンセの透明感のあるリズミカルなリフにのって、ギターがのびやかに奏でて。浮遊感たっぷりの天空の音楽のような雰囲気です。その後シンセがのびやかに奏で、ギターがエモーショナルかつテクニカルなソロを。中盤ではシンセのリズミカルできらびやかなリフからギターがのびやかにドラマティックに奏で、さらにテクニカルに弾きまくって。終盤ではギターの明るく華やかでリズミカルなリフから、シンセがのびやかに奏で、ラストはギターのヴァイオリントーンサウンドがゆったりと幻想的に。
 「ACT THREE」。シンセサウンドが明るく華やかな感じでゆったりとながれ、鐘のような音が幻想的に響き、ギターがミドルテンポのリズムにのってメロウにのびやかにドラマティックにゆったりと奏でて。その後シンセのスペーシーサウンドからギターのアルペジオリフがゆったりと幻想的に響き、シンセがのびやかに奏でて。明るく綺麗で心地よく、まるで極楽浄土のような感が。中盤ではギターのエモーショナルかつテクニカルなソロが。のびやかにドラマティックに奏で、そして弾きまくって。終盤ではギターがヴァイオリントーンでゆったりと。シンセものびやかに奏でて。
 「ACT FOUR」。シンセの透明感のある神秘的でスペーシーなサウンドがゆったりとながれ、そのなかでギターがフリーインプロを。なんとなく深海のような感が。そして静かにギターのリズミカルなリフがはいって、そこからギターの弾きまくりソロへ。中盤ではギターリフにのってシンセがのびやかに奏で、さらにギターのアップテンポのヘヴィリフにのってシンセがミステリアスに奏で、ギターリフがどんどんパワフルにヘヴィに。終盤ではシンセの神秘的なサウンドがながれ、時折爆発音のような音がはいって。そしてギターのパワフルでリズミカルなリフにのってシンセのアヴァンギャルドな感じのソロ、続いてギターのテクニカルな弾きまくりソロが。ラストは静かななか、シンセサウンドが神秘的に響き、ギターがのびやかにミステリアスに奏でて。
 文にすると短くなってしまいますが、実際にはどの曲も15分から20分に及ぶ長い曲で、しかも飽きることなく、むしろどんどん曲の世界に引き込まれていくような感覚でした。これを実際にライブで聴いたらトリップ感覚を味わえたことでしょう。商売的にどうかはわかりませんが、ぜひとも正規に発売してほしいものです。

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