ひよりの音楽自己満足

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Yoshinobu Shirakawaさん MELLOW CLOUDS

2012-05-27 07:04:07 | ジャパン・プログレ
 以前、<シラカワ・ヨシノブさん>の「MELLOW CLOUDS Ⅱ」というアルバムを紹介させていただきました。そのときにⅡがあるんだからⅠがあるはずと書いたところ、親切なお方がコメントでシラカワさんご自身が某オクに出品されていると教えてくださって、早速見てみると・・・ありました。ⅠではなくⅢを出品されてビックリ!しかも“おまけ”を付けてくださるとのことで即入札し、無事落札できてシラカワさんとやり取りをして手にいれることができました。
 ということでまずは“おまけ”の「MELLOW CLOUDS」を紹介させていただきます。このアルバムはジャケット裏のノーツによると1988年8月にレコーディングされたそうです。しかもよくノーツを読むと、写真にあるこの幻想的なシンフォプログレの王道ともいうべき美しいジャケットの原画はシラカワさんご自身がデザインされた作品と知ってさらにビックリ!
 アルバムside-Aの1曲目は「The Battlement In Mongol」。きらびやかな音色が響きわたり、そしてパワフルなドラムがはいってダイナミックに。そしてシャッフルリズムでオケサウンドがゆったりと壮大にながれ、明るく爽やかな曲調に。その後パワフルなリズムにのってリズミカルなキーボードソロが。そしてダイナミックなリフからエレドラの叩きまくりソロが。打ち込みながらも迫力ありますね。終盤では再びきらびやかな音色が明るく楽しく爽やかに響き、パワフルにダイナミックに。力がみなぎってくるかのような気持ちが高揚してくる曲ですね。
 2曲目は「Trapize」。ブラス風サウンドがゆったりとながれ、メルヘンチックな可愛らしいオケサウンドがワルツリズムでながれてほのぼのした感じの曲調に。ディズニーで使われてもいいような素敵な曲ですね。しかも中世の優雅さもあって華やかな舞踏会の様子が目に浮かぶようです。
 3曲目は「Silent Midnight」。ホルンのようなサウンドが奥深くながれ、そしてフルート風サウンドときらびやかなサウンドがゆったりとながれ、そしてハープシコードのような音色がゆったりとしっとりとながれて。どこかスペーシーな感もありますね。ゆったりとした3拍子でメヌエットのようにメロウにしっとりと。終盤ではテクニカルなリフがまるで一瞬で過ぎ去る流れ星のようにながれて。
 4曲目は「The Fountain Of Life」。アップテンポのパワフルなラテンパーカッションから激しくスリリングにはじまって、ハイテンポでトロピカルで明るく爽やかなリフがながれて。でもちょっと早すぎ。とてもサンバ踊れないかも。メッチャにぎやかで楽しい2分弱の小曲です。
 5曲目は「East Wind」。ピアノのしっとりとしたメロディがながれ、それがパワフルに盛り上がっていって、リズミカルな躍動感のあるピアノリフをバックに雄大なシンセサウンドがながれ、そしてミドルテンポになってピッコロやフルート風サウンドがメルヘンチックに軽やかにながれて。その後ダイナミックなリフからピアノの流麗で爽やかな音色がたおやかに綺麗にながれて。同じフレーズが繰り返されてオケサウンドやドラムや様々な音色がはいって徐々に盛り上がっていって。 

 アルバムside-Bの1曲目は「Nighthawks」。ベースのシーケンスリズムからアップテンポのノリノリビートではじまって、キーボードの伸びやかなフレーズがながれ、そして綺麗なコーラスサウンドときらびやかなシンセサウンドが響いて。中盤では静かになるも再びパワフルでノリノリのビートにのってキーボードサウンドがリズミカルに、そしてテクニカルにながれて、徐々にドラムが激しく叩きまくって盛り上がっていって。ラストはドラムが止まってキーボードのテクニカルなリフと綺麗なコーラスがながれて。
 2曲目は「Chrismas Evening」。ピアノのしっとりとしたリフがゆったりとながれ、そして哀愁漂うメロディが奏でられ、それが流麗にドラマティックに展開していって。中盤からピアノリフをバックにオルガンサウンドが伸びやかな音色を響かせ、そしてストリングスサウンドがはいって盛り上がっていって。ほのぼのとした感じの優しいメロディ、心癒されますね。
 3曲目は「Chinese Marshmallow Clouds」。シンセのリズミカルなリフからオーボエ風サウンドが伸びやかに響き、そしてコーラス風サウンドが荘厳にながれて。その後ストリングスサウンドもはいって、同じフレーズが繰り返されるたびに様々な音色が加わって静かになったり盛り上がったり。
 4曲目は「Down Over The Mississippi」。妖しい音色が響きわたり、ピアノの哀愁漂うリフがながれて。そしてアップテンポのパワフルなリズムがはいって、リズミカルなリフがながれ、そして明るく爽やかなシンセサウンドが広大に広がってダイナミックに。中盤ではテクニカルなベースラインにのってピッコロ風サウンドのテクニカルなソロが。そしてリズミカルなリフがはいって、明るく爽やかで楽しい曲調に。終盤では同じリフがパワフルなドラムと共に何度も繰り返されて。 5曲目は「Last Meeting」。アップテンポのリズミカルなリフからはじまって、力強いベースラインがながれ、そこにピアノが入ってフィルを入れ、さらにシンセサウンドがソロのように自由に跳ねて。

 本来のアルバムはここで終わりなのですが、このあとにシークレットトラックが3曲入っていました。曲名はわかりません。1曲目、ピアノの力強いリフからはじまって、ミドルテンポで哀愁ただようメロディがながれ、その後、オーボエ風サウンドがゆったりと伸びやかにながれ、ほのぼのしたメロディを奏でて。中盤ではテクニカルなリフも。そしてピアノの力強いリフが哀愁ただようメロディを奏で、オーボエ風サウンドが伸びやかに、ドラマティックに展開して。終盤では力強いピアノリフからマンドリン風サウンドのリフがながれて。
 2曲目、ピアノの美しいリフからしっとりとはじまって、シンセの伸びやかなサウンドがゆったりとながれて。その後アッポテンポのシーケンスリズムがはいってノリノリモードで軽快なピアノリフとシンセがメロディをリズミカルに奏でて。中盤では同じフレーズが繰り返されたあと、パワフルなピアノリフから弾きまくりのシンセソロへ。終盤ではパワフルなパーカッションソロが。打ち込みとはいえ躍動感ありますね。その後シンセリフがはいって元のフレーズがながれて。ラストはリズムが止まってピアノとシンセのフレーズがしっとりと。
 3曲目、ゆったりと力強いファンファーレ的なサウンドが響き、ダイナミックなオケサウンドが。そして静かになってハープのような美しいサウンドのリフがゆったりとながれ、そこにシンセサウンドがはいってたおやかなメロディを奏でて。中盤ではメロトロンサウンドがしっとりと響き、そしてストリングス風サウンドがしっとりとながれて。幻想的なサウンドですね。心癒される曲です。
 Ⅱの印象と同じく、クラシカルでドラマティックで、明るく爽やかでほのぼのした感じの曲調で、同じフレーズが繰り返されて徐々に盛り上がっていく展開のミニマル系の構成が多いですね。シンセサウンドのなかでも打楽器系サウンドが力強く打ち鳴らされたり、ノリのいいビートを刻んだり、と曲を盛り上げてますね。Ⅰもとっても素敵なアルバムです。

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