ひよりの音楽自己満足

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盃勝浮 PAIKAPPU

2015-01-31 06:54:42 | ジャパン・プログレ
 先日、中古も扱っている某通販サイトのジャパンプログレコーナーを覗いていたところ、見慣れないバンドのCDが。でもシンフォ系とのことで、お値段もお手頃だったので即購入。
 <盃勝浮/PAIKAPPU>というバンド。ウエノ氏の本“Jap’s Progressive Rock”によれば、元々は1972年にギタリスト<筒井崇志さん>と、ドラマー<筒井徹志さん>の筒井兄弟が参加されていた<エアーズ>というバンドからはじまって、76年にバンド名を<ジュノー>として活動され、79年に<盃勝浮>とされたそうです。当初はCAMEL等のユーロ系のインストを演奏されていたそうですが、83年に筒井兄弟以外のメンバーを一新されて、琴・琵琶・太鼓・笛などの和楽器を取り入れ、和旋律を強調したバンドになり、同年にアルバム「盃勝浮/PAIKAPPU」を発売されたそうで。今回紹介させていただくアルバムは、94年にイタリアのMellowレコードよりジャケットを変更されてCD発売されたものです。メンバーは、筒井兄弟の他、ギター<浅野正紀さん>、ベース<三木健さん>、琵琶<岩佐透さん>の5人編成で、お琴は崇志さんで、太鼓と笛は徹志さんです。
 アルバム1曲目は「A GLIMPSE OF TIME」。ギターのアルペジオのリズミカルなリフから笛の音がのびやかにながれ、ウインドベルの音が綺麗に響き、ミドルテンポのリズムがはいって、お琴のリズミカルなリフからギターがのびやかにメロウに奏でて。そしてブレイクからミドルテンポのリフにのってシンセがのびやかにドラマティックに奏でて。中盤ではシンセサウンドがゆったりとながれるなか、お琴の音が響き、モーグの音がのびやかにたおやかにながれ、ミドルテンポのリフからギターがのびやかに奏でて。そしてパワフルなブレイクからウインドベルが綺麗に響き、シンセがゆったりと幽玄に奏で、そこからギターのエモーショナルなソロが。終盤ではミドルテンポのリフからギターがのびやかに奏で、シンセが爽やかに奏で、お琴の綺麗なリフがしっとりと響き、ギターがドラマティックに奏でて。ラストな太鼓の音が響くなか、ギターのアルペリフがゆったりと。
 2曲目は「THE WORLD WITH NO RULE」。まずはギターとお琴の音色がしっとりとながれて。そしてミドルテンポの太鼓の“阿波踊り”のようなリズムがはいって、シンセサウンドがうねり、ギターがのびやかに奏で、シンセのほのぼのメロディがながれて。中盤ではギターとモーグがのびやかに奏で、ダイナミックなリフからシンセサウンドが幻想的にながれ、お琴の音色が美しく響いて。終盤ではミドルテンポの太鼓のリズムにのって、シンセがうねり、モーグがのびやかに奏で、そこからギターのエモーショナルなソロが。その後シンセのスペーシーでアヴァンギャルドなソロが。
 3曲目は「PREVIOUS LIFE」。ミドルテンポの鐘・太鼓のリズムからシンセサウンドが浮遊感たっぷりにゆったりとほのぼのと心地よくながれて。琉球音階のような明るく優しい感じですね。そして力強いベースのユニゾンからダイナミックなリフがはいって、モーグがゆったりとのびやかに爽やかに奏で、ベースが加わって力強く盛り上がって。中盤ではモーグのゆらゆらした音色のエモーショナルなソロが。そしてギターとユニゾンでのびやかに奏で、ドラマティックに盛り上がって、そこからギターのテクニカルなソロが。途中からシンセとのびやかにハモって、エモーショナルに奏でて。終盤ではシンセがゆったりとのびやかに爽やかに奏でて、ユニゾンでのブレイクからスリスタルサウンドが綺麗に響き、鐘と太鼓の音がゆっくりと響いて、琵琶の音が鳴って。
 4曲目は「DANCE ON ICE IN THE NIGHT」。ギターのアルペリフとシンセのクリスタルサウンドがゆったりと幻想的に響き、ミドルテンポの静かなリズムから太鼓のリズムがはいって、ダイナミックなリフからミドルテンポのリズムと力強いベースラインにのってギターがのびやかに哀愁メロディを奏でて。その後シンセがゆったりと哀愁メロディを奏で、ギターのアルペリフと太鼓のリズムから美しい女性コーラスサウンドがゆったりとながれて。終盤ではシンセサウンドがうねり、お琴のリズミカルなリフがながれ、パワフルなドラムからミドルテンポでギターのエモーショナルなソロが。その後シンセの哀愁メロディがのびやかにながれて。
 5曲目は「IN THE SUBCONSCIOUSNESS」。ギターのミステリアスなリフからミドルテンポでシンセのリズミカルなリフがはいって、ベースがリズミカルにうねり、シンセがのびやかに幽玄に奏でて。そしてお琴の音色がゆったりとながれ、奥深いシンセサウンドがゆったりと響き、ギターがのびやかに奏でて。中盤ではうねるベースリフにのってシンセがのびやかに幽玄に奏で、シンセとお琴の音色がゆったりと美しく響き、奥深いシンセサウンドがゆったりとのびやかに。終盤ではダイナミックなリフからシンセが明るく爽やかに、ドラマティックに奏で、ギターがのびやかにエモーショナルなソロを。そしてミドルテンポでギターのパワフルなリフからリズミカルにスリリングに展開し、ベースがうねるアップテンポのノリノリモードでギターとシンセがのびやかにハモって、そこからギターのテクニカルなソロが。ラストはギターとシンセがのびやかに幽玄に奏でて。
 6曲目は「DARK NIGHT」。ギターのディレイを効かせた幻想的な音色がゆったりと浮遊感たっぷりにながれて。そしてうねるベースからお琴のリズミカルなリフがはいって、ギターがのびやかに幽玄に奏で、シンセの奥深い音色がゆったりと響いて。中盤ではギターがミステリアスなリフからゆったりと幽玄に奏で、ウネルシンセサウンドがのびやかにながれて。終盤ではギターと笛がユニゾンでしっとりと寂しげに奏で、ギターがのびやかに幽玄に奏で、徐々に盛り上がっていって。
 7曲目は「BULK MISCHIEF FROM THE BEGINNING OF MAN」。シンセのベースサウンドがうねり、ガムランのような金属音が響き、太鼓のミドルテンポのリズムからシンセとギターがユニゾンで幽玄に奏で、ズンズン力強く響くリフにのってシンセとギターがユニゾンでリズミカルなリフを。その後シンセのディレイを効かせた浮遊感たっぷりのサウンドがながれるなか、ギターが幽玄にのびやかに奏で、シンセの揺れるサウンドがミステリアスに響き、ミドルテンポの太鼓のリズムからギターの弾きまくりのテクニカルなソロが。中盤では笛の音色が郷愁たっぷりにゆったりとながれ、太鼓のミドルテンポのリズムとギターのアルペリフからシンセがゆったりと爽やかに奏で、ギターとユニゾンでのびやかに幽玄に奏でて。その後ズンズンリズムにのってシンセとギターが爽やかに奏でて盛り上がって。終盤ではギターのアルペリフとシンセサウンドがゆったりとながれ、パワフルなリズムがはいってギターのエモーショナルなソロが。そしてシンセとギターがユニゾンでのびやかにミステリアスに奏で、パワフルなブレイクからズンズンリズムがはいってギターがのびやかに哀愁メロディを奏でて。その後ガムラン風の音が響くなか、太鼓の叩きまくりソロ、続いてギターとシンセのミステリアスなリフがながれるなか、笛の力強いソロが。
 和の情緒たっぷりの美しい調べ、綺麗でしとやかで上品な音色、じっくりと聴き入ってしまいますね。このアルバム1枚だけというのがなんとも惜しいです。

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4 コメント

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ありがとう (筒井 崇志)
2015-05-11 16:00:22
自分の事が書かれていて本当に喜んでいます。
家に帰って時間が有る時に家中家捜しでもして
オリジナルのテープを探してみようかな、なんて気持ちになりました。ありがとう 崇志
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ありがとうございます! (ひより)
2015-05-11 18:42:52
 おぉ!まさままさか筒井さまからコメントがいただけるなんて!信じられない!
筒井さま、いらっしゃいませ!コメントをありがとうございます。超感激しております。ビックリしました。
80年代にこれほど素晴らしいバンドが存在していたことを2015年まで知らなかったのは本当に申し訳ないくらいです。いまでは貴重なアルバムが手に入って本当に良かったです。もしもオリジナル音源が存在するのであれば、ぜひとも再発を御願いしたいです。難しいとは思いますが・・・。
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盃勝浮 リアルタイムに聴いていた一人です (筒井泰幸)
2016-03-27 14:34:36
盃勝浮いいバンドでしたね!
上の兄弟がやっていたのを70年代から観てましたから良くわかります
ユアーズ ジュノー 盃勝浮 と飛躍を遂げて 今回のアルバムに昇華されていると思います
他にもクオリティー の高い曲があり存在として残り続けると思います
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ありがとうございます。 (ひより)
2016-03-27 16:51:41
 おぉ!筒井さま、いらっしゃいませ!
筒井さまは弟さんなんですか!ビックリしました。コメントを頂けで感激いたしております。一番身近で観ていらしたのですね。このアルバムの他にも手に入る音源があるならば、ぜひとも拝聴したいものです。アルバムが再発されるといいのですが・・・
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