ひよりの音楽自己満足

自分の好きなアルバムやアーティストを紹介させていただきます。

乾裕樹&TAO 砂丘

2017-10-01 10:44:10 | フュージョン
 2017年夏に70年代、80年代の貴重なFUSION系アルバムが、初CD化作品も含めてドドッと発表されて超ビックリ!(しかもお手頃価格で!)。このチャンスを逃してはならぬと、ちょっとでも気になったアルバムはこの際ポチッとしておこうかと。その中で、自分は全くお名前を存じ上げていなかったのですが、他のアルバムレビューを読んで興味を持って、これは押えておこうとポチッと。<乾裕樹さん>のソロアルバムで、1979年に発表された<乾裕樹&TAO>名義の「砂丘」です。写真集「砂丘」のイメージアルバムとして制作されたそうで。
 乾さんはFUSIONバンド<カリオカ>でキーボード奏者として活躍され、その後は劇伴作家としてテレビ番組やアニメの曲等を手掛けられたそうです(「装甲騎兵ボトムズ」や国営放送の「おかあさんといっしょ」や「みんなのうた」等々)
 「砂丘」、アルバム参加ミュージシャンは、Sax<本田俊之さん>、ドラムス<村上秀一さん>、ギター<佐藤正美さん>、ドラムス<ペッカーさん>です。
 アルバム1曲目は「SOLAR PLEXUS」。綺麗なクリスタルサウンドがスペーシーな雰囲気のなか、ゆったりと響いて。そしてピアノのリズミカルなリフからパワフルなドラムフィルがはいってミドルテンポでSaxがのびやかに奏で、ダイナミックに盛り上がって。その後Saxのテクニカルなソロが。終盤では一旦静かになってピアノがしっとりと。そしてパワフルなリフからドラムが叩きまくってダイナミックに盛り上がって、再びテクニカルなSaxソロが。
 2曲目は「GURNET POINT」。アップテンポのコミカルでリズミカルなリフからはじまって、ピアノのリズミカルでダンサブルなリフからシンセがのびやかに奏でて。後半にはピアノのリズミカルなソロが。
 3曲目は「EN BATEAU」。クリスタルサウンドがゆったりとながれ、シンセがゆったりとのびやかにほのぼのメロディを奏で、それがスリリングになって。その後、奥深く幽玄な感じになり、ジャングルの中の動物の鳴き声のような音が響いて。
 4曲目は「STAY HIGH」。ミドルテンポの爽やかなリフからギターのリズミカルでトロピカルな感じのリフが心地よくながれて。そしてパワフルなベースリフからシンセのテクニカルなソロ、続いてアコギのテクニカルなソロが。終盤ではミドルテンポのリズミカルリフからアコギとシンセの掛け合いソロが。
 5曲目は「DUNE」。ピアノがしっとりと幽玄に奏で、シンセがはいって盛り上がって。
 6曲目は「MOON WATCHER」。アップテンポのリズミカルなリフからファンキーな感じではじまって、ブレイクからドラムが叩きまくって。その後シンセがのびやかに奏で、そのままシンセのリズミカルなソロへ。終盤ではブレイクからギターのテクニカルなソロ、続いてブレイクを挟んでドラムの叩きまくりソロが。
 リズミカルで楽しい曲や、ゆったりしっとりした曲などがあって、その中でテクニカルな応酬やエモーショナルに聴かせる場面があって、アルバム通して聴き応えがあり、とっても楽しめるアルバムですね。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。