ひよりの音楽自己満足

自分の好きなアルバムやアーティストを紹介させていただきます。

10.4.15 人間椅子

2010-04-18 19:46:48 | ライブレポ HR/HM
◇ 2010.4.15 Shibuya O-WEST
<春のにほひは涅槃のかをり>
 2009年にデビュー20周年を迎えた<人間椅子>。年頭には20周年を記念したこれまでの活動の集大成とも言える2枚組ベストアルバムを発表し、初期曲のリメイクなどもあり、なかなかの売れ行きだったようで。そしてそのレコ発ツアーも大盛況!さらに暮れには新たな出発となるニューアルバム「未来浪漫派」を発表。とても充実した素晴らしい作品で、これまた大好評!発売後はイベント開催のあと青森から博多までのレコ発全国ツアーを敢行し、最終の渋谷ではO-WEST2daysを開催。両日とも満員で大盛況!2009年はメンバー&関係者にとっても、ファンにとっても最高に盛り上がった年だったのではないかと。なもんで、2010年はしばらくお休みしてしまうのではないかと思っていました。そんな折に早くも4月の東名阪ツアーのお知らせが届いてビックリ!めっちゃやる気で嬉しいっす!もちろん速攻でチケット予約しましたが・・・4/15って平日なんですよね。行けるかどうかわからないけど、とりあえずチケットは押さえて当日を楽しみにしていました。

 さて当日。幸い急な仕事は入いらず、前日に残業で仕事を進めておいたので、なんとか18時20分に仕事を終えることができ、開演ギリギリの19時に会場に到着。受付を済ませてフロアーへ入るともうお客さんでいっぱい!ギューギュー詰めではないけどほぼ満員状態です。で、自分はいつものカウンター近くの研ちゃん側のスペースをGET。メモも持って準備万端です。お客さんは男女半々くらいかな?年齢層もいつものように20-50代と幅広いっす。フロアーにはBlue Oyster Cultがながれていました。

 19時3分頃、フロアーの照明が暗くなって、ステージがブルーになり、1曲目のイントロである不気味なSEがながれ、そしてメンバー登場!拍手&歓声で迎えられます。そしてはじまった曲は「鉄格子黙示録」。ヘヴィなベースリフからミドルテンポでゆったりと。和嶋さんはグレーのお着物で赤のSG。研ちゃんは紫の僧侶着物でイーグルベース。ノブさんはいなせな白系の鯉口シャツで。和嶋さんと研ちゃんがステージ中央で寄り添ってリフを弾き、中盤ではワウを効かせたギターソロが。そしてアップテンポになって和嶋さんのシャウトヴォーカルが。

 続いて2曲目は「怪人二十面相」。これすっごい好きな曲なのでめっちゃ嬉しい!ミドルテンポのミステリアスなリフから一転アップテンポになってノリノリで研ちゃんのヴォーカルがはいって。中盤ではスローになってエモーショナルなギターソロが。研ちゃんはギター側に行って変顔したり。終盤アップテンポでアグレッシブなギターソロ。研ちゃんは和嶋さんに寄り添って。

 歓声に応えて「ありがとう!」って研ちゃん。「こんばんは、人間椅子でぇす!」「今日はお足元の大変悪いなか、平日のお寒いなか、来てくださってありがとうございます」って丁寧に挨拶を。「ほとんどの人は仕事を終えてきてくれたんでしょう」って。そしてちょこっと独り芝居。「鈴木君、超勤頼むよ」「いや、今日はちょっと人間椅子のライブがあるので・・・」「なんだ人間椅子って?」「あの“ねずみ男”の」「ああ、そういえばそんなバンドがいたね」な~んて会話がリーマン姿のお客さんを見て浮かんだそうです。「“ねずみ男”にしては小さいね」って和嶋さんは間違えられることもあるそうで「いやその隣でギター弾いてるメガネかけた小さいほうです」って応えるとか。爆笑です。
 「名古屋・大阪と廻って・・・東京こんなにたくさん来てくれて、素晴らしいです!」「どんどん人間椅子イケそうですよ!」って和嶋さん、大拍手で、客席から「その通り!」って声も。そして「“涅槃”はどこにあるのか」って。桜が散るのをみて儚いなと感じるのが涅槃を連想するとか。「人間椅子は普通の歌は歌いませんから」「今日もふんだんに非日常の歌をやっていきますので宜しくお願いします」って、大拍手です。

 3曲目は「塔の中の男」。ゆったりとダークなリフからはじまってミドルテンポのパワフルなリフがはいって。研ちゃんはステージ前でお客さんを煽ってます。中盤はスローバラード風に聴かせてくれ、そしてミドルテンポで爽やかなギターリフとノブさんの絶妙なハモりも。この後エモーショナルなギターソロ、そして元のリフに戻って。研ちゃんは和嶋さんのとこへ行ったりステージ中央に行ったり。
 続いて4曲目は「蛇性の淫」。自分これライブで聴くのは初めて。10年ぶりの演奏だそうです。ダイナミックでヘヴィなリフからミドルテンポでダークにパワフルに。そこに研ちゃんの妖しいヴォーカルが。中盤ではシャッフルリズムのアップテンポのノリノリモードでパワフルに盛り上がって。研ちゃんヘドバンしたりジャンプしたり。そしてワウの効いたアグレッシブなギターソロへ。ステージはストロボ照明がピカピカと。その後テンポダウンして元のミドルテンポのヘヴィロック調になり、研ちゃんをアッパーライトで照らして不気味さをだして。ラストは再びギターソロ、そしてパワフルリフでFin。

 久々ということもあって「タンスの奥深くにしまってあった昔着た制服を出したような感じ」って研ちゃん。この後またタンスにしまっちゃうとか。「えぇ~!」って声も。「名古屋大阪では歌詞カード見てたけど、東京ではソラで歌えたね」って和嶋さん。ところが研ちゃん実際には今日もカンペを仕込んでいて、曲が終わってすぐに片付けたんだとか。「ダメじゃないですか、バレないようにやってたのに」って研ちゃん。すぐに謝る和嶋さんです。「あ~あ、あとで楽屋でダメ出しだぁ」って、爆笑です。でも研ちゃん「自分で作った歌詞はとりとめのない詩なので覚えられない」って。「和嶋くんの歌詞のように起承転結になってない」って。「ボクも研ちゃんの曲はコーラスの歌詞わからなくなることがある」ってフォローになってない和嶋さんでした。

 「いつものようにダラダラやってます」って研ちゃん。練習でも4時間のうちに演奏は2時間くらいだそうで3曲くらいで休憩するとか。そんなときに和嶋さんがお二人に最近の世の中の動きを尋ねるそうで、ハイチの地震も知らなかったって。そんな話から「なんで和嶋くんはTV見ないんですか?」って研ちゃん。「核心に触れてきたね」って和嶋さん。TVを見るよりも自分の考え事をする時間を大切にしたいそうで。「はい、わかりました」って変にツッこまない研ちゃんです。そして、嬉しいお話も。もうニューアルバムに向けての曲作りもゆっくりと始めているとか。お客さん大拍手!とっても楽しみです。

 「TVもねー、ラジオもねー」「そんな和嶋くんがきたない東京の空の月を見て作った曲」ってはじまった5曲目は「月下に捧ぐ舞踏曲」。ミドルテンポのゆったりとしたダークなベースリフから研ちゃんの不気味なヴォーカルがながれて。中盤では幻想的なギターソロが。研ちゃんは踊りまくってます。ステージは赤い照明に包まれて。終盤ではアップテンポになってパワフルに。
 続いて6曲目は「九相図のスキャット」。ミドルテンポのけだるくゆるい感じのヨココリロック。こういうノリもいいですねぇ。お客さん、手拍子してます。中盤ではステージ前でエモーショナルなギターソロを。♪くぅーそうずーのすきゃぁっとぉ~ってサビがやたら耳に残りますね。帰りの道すがら、つい口ずさんでしまいました。

 しばし沈黙のあと、「鈴木くんの“ムーンダンス”素晴らしい!」って故MJ氏を引き合いにだして褒める和嶋さんです。そして「“死体”の歌で手拍子させるって人間椅子くらい」みたいなお話も。爆笑です。
 ここで“輪廻”のお話になって。和嶋さんは子供の頃によく不思議な体験をされたとか。照明の紐が突然首に絡まって締め付けられて、おばあちゃんに助けてもらったとか。なので前世は首をはねられて死んだのかもって。シーンとしてる客席に「またお客さんが引く話をしてしまいました」って、爆笑です。すると研ちゃん「和嶋くんの前世は・・・サバですよ」って。“シメ”にかけたんですね。「上手い!」ってノブさん。お客さん拍手です。
次はノブさん。ノブさんはTVかなにかの企画で、占い師に前世をみてもらったそうです。すると“大酒呑み”で“女好き”だったとか。女性ファンから「あぁ~」って声が。心当たりがあるのかな?で、職業は大工さんのような職人で、若くして高いところから落ちて亡くなったとか。なので前世で遣り残したことをいまやってる、みたいなお話も。
 そして「研ちゃんの前世は“相撲取り”かな」って和嶋さん、爆笑です。でも研ちゃん「ボクの前世は・・・お釈迦様です!」って。「おぉ~!」ってお客さんどよめいて。「大きくでたねぇ」って。でも「話フルなって言っといたのに」って。すぐに謝る和嶋さん「あとで楽屋でダメ出しくらいますボク」って、爆笑です。

 不思議なお話からはじまった7曲目は「見知らぬ世界」。ミドルテンポの奥深い広がりをもつヘヴィロック。研ちゃんはステージ中央でお客さんを煽ります。中盤では和嶋さんが手をあげて、そしてエモーショナルなギターソロへ。
 続いて8曲目は「冥土喫茶」。アップテンポのスラッシュメタル。研ちゃんのパワフルなヴォーカル、めっちゃかっくいいっす。中盤ではミドルテンポになってステージ前でノリノリのギターソロが。研ちゃんヘドバンしてます。

 しばし沈黙のあと「あぁ~、燃料切れた!」って研ちゃん、爆笑です。今日お店からもらったお弁当が美味しいんだけど量が少なかったって。「3口で食べ終わった」って。まあ“シブヤ”ですからねぇ。「水飲んで脂肪を燃焼させよう」って。
 今日は2階席にノブさんのお母様と弟君が観にこられているそうで「いつもお世話になってます」って和嶋さんと研ちゃんが挨拶を。お客さんから「ママ~!」ってコールも。ここで研ちゃんが、ノブさんはお母様からは“おにいちゃん”って呼ばれていることを暴露。「おにいちゃ~ん!」ってお客さんからコールが。爆笑です。開き直ったノブさん「オレのことを“おにいちゃん”って呼んでくれ!」って。ちなみに学生の頃は弟君のほうがドラム上手かったとか。でも弟君がナカジマ家の家業を継がれたという話で、お客さん大拍手です。
 そういう家族絡みの話で、和嶋さんの姪っ子さんが今年春から千葉の小学校に教師として赴任されたとか。今日のライブの話もされたそうですが「忙しいからいい」って断られたとか。ちなみに姪っ子さんは“銀杏ぼーいず”がお好きなんだそうで。で、昨年のみうらじゅんさんのイベントのときにそのメンバーが楽屋に挨拶にいらしたとか。その話をしたら姪っ子さんは叔父(伯父?)さんの偉大さを理解されたような?研ちゃんは“銀杏ぼーいず”を「知らない」って。「だってあのとき楽屋に挨拶にきたでしょ?」ってノブさんが言っても「知らない」って、爆笑です。「日本のロックには興味ない」って研ちゃん。そうそう、姪っ子さんがまだ小さいころ「慎ちゃんはCD出してるんでしょ?今度SMAPのサインもらってきて!」って和嶋さんはせがまれたそうですが「“無理だ”とは言えないから“そのうち”って言ってもう20年くらい経ってる」って、爆笑です。

 「話が終着点に行かない」って和嶋さん。そしてはじまった9曲目は「黒猫」。パワフルなリフと間が絶妙なイントロ、いいですねぇ。そしてアップテンポになって、サビのあとにはネコ鳴き声ギターも。ギターソロからテンポアップしてパワフルに疾走して、そして爽やかなメロディがながれたあと、アグレッシブなギターソロが。その後ゆったりとヘヴィなリフからエモーショナルなギターソロが。ステージ中央で研ちゃんと和嶋さんが寄り添って、背中合わせで。
 続いて10曲目はハイスピードスラッシュモードではじまる「サバス・スラッシュ・サバス」。前のお客さんヘドバンしまくりです。自分も20年前だったらやってたけどねぇ。いまやったら即死ですな。曲は「Black Sabbath!」からシャッフルモードになって♪Ozzy~、Tony~、Geezer~、Bill~ってサバスメンバーの歌に。合間にはIommiモードのギターソロが。そして再びハイスピードスラッシュモードに戻って「Black Sabbath!」の掛け声からはじまった11曲目はなんとそのSabbathの大ヒット曲「Paranoid」。これめっちゃ聴きたかったっす!自分と同世代のオヤヂファン大喜び!人間椅子バージョンのParanoidをずっと聴きたいと思っていたのでもう最高っす!そしてOzzy様ではお約束のリフのあとの♪Hey!って掛け声&手を上げるとこもオヤヂファンは心得てましたね。研ちゃんもニコニコしてました。もちろんIommi氏に匹敵のギターソロもかっくいいっす。研ちゃんは汗ダクになりながらも歌いきりました。「ありがとぉ~!」って研ちゃん。

 興奮が収まったあと、和嶋さんがアルペジオのゆったりとした哀愁ただようフレーズを奏でて。11曲目は「深淵」。アップテンポのヘヴィなリフからパワフルなサビに。ストロボ照明が眩しいっす。中盤ではミドルテンポになって壮大さをも感じる爽やかなメロディがながれて。和嶋さんと研ちゃんがステージ中央で見合ってテンポを合わせて。その後アップテンポになってパワフルなドコドコドラムモードに。終盤ではミドルテンポのヘヴィなリフからギターソロへ。ステージ前で和嶋さんと研ちゃんが背中を合わせて、寄り添って。

 ステージではスタッフの方々があわただしく次ぎの準備を。「さっきParanoidやりましたが、お客さんがHey!をやってくれてよかった、すっごく気持ちよかった」って和嶋さん。「Ozzy Osborneのライブを知っている人は手をあげてくださりました」って。で・・・よく見ると研ちゃんが手にしているのはベースではなくギターでビックリ!パートチェンジってわけではなく本格的です。「そのギターはBC・Rich好きな研ちゃんらしいね」って和嶋さん。「これウェイブって名前なんですけど、この部分がいいんですよ」って研ちゃんは指さして説明しますが、和嶋さんは話を振っておきながらご自分のギターのチューニングに没頭。「見てますか?」って研ちゃん、爆笑です。ちなみに研ちゃんのギターは3年間しか存在しなかったBC・Richの廉価版メーカーのBC・Ricoのギターだそうで「音悪い」って。そしておもむろに弾きだすと「ポール・スタンレーの音してた」って和嶋さん。すると研ちゃんKISSの曲をちょこっと弾いて。そして和嶋さんが「あのソロやらない?」って振ると「長くなるんだよね」っていいながらも研ちゃん哀愁ただよう美しいメロディを弾きはじめて。そこに和嶋さんもノブさんもはいって盛り上がります。美しいバラード曲、ほんと素敵!The Beatlesの名曲「Let it be」の間奏部のようで。「バンドずっと続けてるとこういう曲が身に沁みてくるんですよ」って和嶋さん。

 「2ndアルバムから久々にやる曲」って、ベースレスのツインギターではじまった12曲目は「甲状腺上のマリア」。研ちゃんはイスに座って。研ちゃんの弾く美しいアルペジオリフにのって和嶋さんの囁くようなソフトなヴォーカルがながれて。ゆったりとした、フワフワとした浮遊感のある、優しく包み込まれるかのような幻想的な曲ですね。徐々に盛り上がっていって、終盤ではドラムセットにこの曲のためだけに用意されたウインドチャイムが綺麗に奏でられて。心地よく聴き入ってしまいました。

 「どうもありがとう」って和嶋さん。ステージはスタッフの方がお片づけを。でも研ちゃんはギターを放さず、もう音の出ないギターを弾きまくってます。「エアギター弾きまくってるね」って和嶋さん。「このツアーで研ちゃんがギター弾くの見てたけど・・・見慣れた」ってノブさん。そして1曲のために買ったという“ウインドチャイム”にふれて「人間椅子に爽やかな風をはこんだ」って。いいですねぇ。
 そしてお待ちかねノブさんタイムです。「もうこの3人で見慣れたでしょ?」「オレをノせてくれますか!」「オレをノリノリにしてくれますか」「じゃあオレがみんなのために歌う時間がやってきました!」「歌ってもいいですか!」「思いっきり歌うぜ!」ってはじまった13曲目は「赤と黒」。深紫・虹系のノリノリのストレートな様式美系ハードロック。めっちゃかっくいいっす!グイグイと引っ張っていく攻撃的リズム、最高!和嶋さんは研ちゃんのところへいって寄り添ってリフを弾いて。中盤のスローでメロウなヴァースのあと、「ギター、ワジマシンジ!」ってノブさんが叫んでアグレッシブなギターソロへ。ソロの終わりにはRitchie様ばりに手を上げてドラムに合図を。
 曲が終わるとノブさんは立ち上がって「ありがとう、シブヤのみんな!」って、大拍手大歓声です。

 ライブもラストスパートに入ってきました。14曲目は「幽霊列車」。ミドルテンポではじまるパワフルでスリリングな曲。ライブでは定番ですが好きな曲なので聴けて嬉しいっす。踏み切りの警報のようなギター音やガタンゴトンのドラム&ベース、哀愁ただようサビメロ&ハモリ、たまらないっす。そしてアップテンポになってスリリングな展開に。
 続いて15曲目は「転落の楽典」。アップテンポのパワーメタル系のノリノリのかっくいい曲。サビではお客さん手を上げて大合唱!スッゲー盛り上がってます。ツーバスドコドコでヘヴィなリフで、研ちゃんヘドバンしまくり!そしてシャウトもキメてかっくいいっす。
 そして本編最後の16曲目は「針の山」。めっちゃノリノリで超盛り上がり!前のほうのお客さんはヘドバンしまくりで、場内揺れて揺れて凄いっす!和嶋さんも研ちゃんもジャンプしまくりで、そしてステージ中央でユニゾンリフもキメて。ラストは和嶋さん、歯でギターを弾いて超盛り上がりでFin。
 「ありがとう!」って、メンバーの皆さんは手を振りながら楽屋へ。

 場内はアンコールを求める手拍子が鳴り響き、そして女の子ファン達の「あんこぉるぅ!」って声があがって。
 しばらくするとノブさんがツアーTシャツに着替えて登場!「おにいちゃん!」ってコールも。ノブさんはTシャツの宣伝を。研ちゃんは黙々とチューニングしてます。その後ノブさんが話してるから「出づらくなった」って和嶋さんもツアーT&モンペで登場です。研ちゃんはそのまま紫着物で。和嶋さんが黒から紫になった着物に話をふると「徳が上がりまして」って研ちゃん、大拍手です。
 ここで和嶋さん「このまえ東スポで“一発屋”の記事が載ってたんですけど、人間椅子も最後に紹介されました」って、大拍手です。でも「一発も当ててないんですけど」って、爆笑です。さらに「現ドラマーは同じ“一発屋”のGENのドラマー」って紹介されてたそうで。「宣伝してくれて、東スポありがとう!」って和嶋さん。

 そしてアンコール最初17曲目は「今日は3番までやります!」ってデビュー当時の曲「神経症I Love You」を。かっくいいリフを弾きはじめてドラムがはいって・・・ところが息が合わず「ちょっと待って!」って和嶋さんが止めて。お客さん爆笑です。ノブさんと研ちゃんが再度打合せしてそしてリ・スタート。アップテンポのポップでコミカルな楽しい曲。和嶋さん、めっちゃノリノリです。ギターソロのあとは研ちゃんのところへ行って一緒に歌って。ラストはジャンプもキメてFin。

 「こんな雨のなか、こんなにたくさん来てくださったお客さんに、人間椅子から感謝の気持ちを込めまして」「はい!さんさん、ななびょうぉ~し!」ってはじまった18曲目は「地獄風景」。ハイスピードスラッシュナンバーで前の方のお客さんノリノリでヘドバンしまくり!再び場内揺れまくってます。リフに合わせて♪Hey!って拳を上げて。このフロアーの一体感は凄いっすね。ギターソロも和嶋さん、超ノリノリでもう怖いくらいです。ステージを跳ねまくって、ラストは頭の後ろでギターを弾いて、超盛り上がりでFin。

 大拍手大歓声のなか、「ありがとう!」「ベース、スズキケンイチ!」って和嶋さん。「モンペギター、ワジマシンジ!」って研ちゃん。「ドラム“おにいちゃん”ナカジマノブ!」って和嶋さん。大拍手のなかメンバーの皆さんは手を振りながら楽屋へ。もちろん場内はアンコールを求める手拍子と歓声が鳴り響いてます。
 するとほどなく、ノブさんが1枚のチラシを持って登場!そしてステージ前に出てチラシを掲げてマイクを使わず肉声で大きな声で次回のライブのインフォを。今度は7月16日に同じO-WESTでワンマンライブだそうで。また平日ですねぇ。「絶対またみんな来てくれ!」「来てくれないとみんなの家にピンポンダッシュしにいくぜ!」って、爆笑です。

 「アンコール、どうも!ありがとう」って和嶋さん。「じゃあ7月にまた逢う日まで」ってはじまったオーラス19曲目は「どっとはらい」。ミドルテンポのパワフルでヘヴィな曲。これも好きな曲なので聴けてめっちゃ嬉しいっす。サビは♪どぉっとはらぁ~い!ってお客さん手を上げて大合唱!研ちゃんノリノリで踊りまくってます。中盤の変拍子リフとブレイクの間が絶妙にキマってかっくいいっす。そしてアグレッシブなギターソロも。ラストは和嶋さん、ラストは頭の後ろでギターを弾いて。そしてさらに研ちゃんがそのギターのネックに後頭部をこすり付けて、超盛り上がりでFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!メンバーの皆さんはステージ前に。「どっとはらいダンス最高でした、ベース・スズキケンイチ!」って和嶋さん。「ワジマシンジ!」って研ちゃん。「マイクなしの憎いヤツ、ナカジマノブ、ドラム!」って和嶋さん。大拍手です。メンバーの皆さんは前列のお客さんとハイタッチしまくり。そして拍手と歓声のなか「寒いので気をつけて帰ってください」って研ちゃん。「7月に逢おう!」ってノブさん。大拍手のなかメンバーの皆さんは手をふりながら楽屋へ・・・そして客席の照明が明るくなってライブ終了。時計を見ると21時半。ちょうど2時間半のめっちゃ楽しいライブでした。

 昨年12月以来4ヶ月ぶりのライブ、最高に楽しめました。昨年のツアーでやらなかった曲も多く、超レアな曲やカバー曲、そしておなじみの曲もやってくれて聴き応え見応えたっぷりのライブでしたね。MCもめっちゃ面白かったし。以前のライブでもサバス・スラッシュ・サバスからBlack Sabbathの曲をやってくれたんですよね。なので、いつかParanoidをやってくれないかなぁ~なんて思っていたので、今回聴けて最高に嬉しかったっす!そして「どっとはらい」がオーラス曲ってのも嬉しかったっす。サビを歌える曲で締めくくりってなんかライブに参加したって充実感があっていいなぁ。それにしても平日でこの大入りってことは、今度連休とかにやったらもうO-WESTじゃ収まらないんじゃないかな。EASTとかAXでやってほしいかも。
 昨年、盛大な20周年を終え、次はどうなるのか気になっていましたが、こうしてライブもやってくれ、さらに次のライブも決まり、そしてニューアルバムに向けての曲作りも徐々にはじめられているとのお話も聞けて安心しました。これからの活躍、ますます楽しみです。

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2 コメント

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春のツアー (蟲子)
2010-04-24 21:26:32
ライブレポ、すんごく楽しく読ませていただきました。
いつもながら感謝です!

仕事の昼休みや、寝る前やら、何度も読み返してたら、あっという間に日にちが経過してました。

「蛇性の淫」「甲状腺上のマリア」「見知らぬ世界」やったんですね~!
とても大好きな曲なんで、ライブで聴けたなんて羨ましいです(^-^)

ひよりさん、レアなカバー曲が聴けて良かったですね~(^∀^)
気持ちよくわかります。

MC、めちゃ面白いですね!
なんか受け答えの口調まで想像しちゃって、読みながら笑ってました。

いろんなエピソードが山盛りでしたね♪

中でも一番想像できちゃう風景が、話を振っておいてチューニングに没頭してるあたり。

毎度、名物みたいで面白い(^O^)

次のアルバムに向けて進行してると聞き、強力な活力源になりました。
( ̄∀ ̄)
楽しみですネ~♪
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いつもありがと! (ひより)
2010-04-25 15:35:40
 わぁ!蟲子さん、いらっしゃいませ~!
いつもコメントを書いてくださってありがとうございます。すっごい嬉しいっす!
長い長いレポを読んでくださったんですね。書いたかいがありました。
 はい、今回もレア曲いっぱいで聴きどころ満載のライブでした。それにしてもまさか研ちゃんがギターを弾いて甲状腺上のマリアを演奏するなんて夢にも思わなかったっす。今回のツアーが東名阪だけで青森に行かなかったのは残念でしたね。
 ほんと演奏だけでなく、人間椅子はMCもめっちゃ面白いんで無理してでもライブに行きたくなるんですよね。チューニングに没頭で話が上の空になる和嶋さん、やってくれますねぇ。
 7月にまたツアーがあるそうですが、情報によるとまた東北は含まれていないような?いつもこちらばかりですみません。また観にいった折には長いレポを書かせていただきますので。きっと秋にはまた青森ライブがあることでしょう。
 次のアルバムは来年かもしれませんがほんと楽しみですね。
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