ひよりの音楽自己満足

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analog kids α+

2010-08-19 21:38:45 | 21th J-プログレ
 いつものように某通販サイトを見ていたらこのアルバムが新作で上がっていました。<Analog Kids>の1stアルバム「+α」です。“Power系JAZZRockの裏番長”って一体どんな硬派なサウンドを聴かせてくれるのか、とても興味深いので即注文。届くのを楽しみにしていました。
 <analog kids>は、2001年夏に結成されたそうです。このアルバムでのメンバーは、ベース<Hiroさん>、ドラムス<Kazuさん>、ギター<Yutakaさん>、そしてキーボード<Kent-fさん>の4人のようです。
 1曲目は「韋駄天野郎」。通販サイトのアルバム紹介に、この曲は“某ドラマートリビュート曲”って書かれていたんですよね。“某ドラマー”って一体誰なのかな?って不思議に思っていましたが、聴いてすぐにわかりました。“某ドラマー”とは1998年3月に他界したHR/HM界最強のドラマー、故Cozy Powell氏ですね。曲はそのCozyさまの2ndソロアルバムのなかのハイスピードナンバー「Formura1」がベースになってますね。ハイテンポのめっちゃパワフルでドライブ感たっぷりのスリリングな曲です。もうドラムも叩きまくり、ギターもキーボードもベースもめっちゃ弾きまくってます。元タイトルさながらに抜きつ抜かれつの激しいデッドヒートを繰り広げているようなアツいソロバトルがたっぷりと展開されていてめっちゃ聴き応えあります。元アルバムではギターGary Mooreさんと、キーボードDon Aireyさんというロック界最高レベルの強者がバトルしてますが、それに負けず劣らずの凄い演奏ですね。
 2曲目は「Moonlight」。ミドルテンポのパワフルでグルーヴィなリズムではじまります。ギターリフが「Formura1」にちょこっと似ているような?その後、ギターのメロウで伸びやかなフレーズがながれ、そしてエモーショナルなオルガンソロ、ギターのヘヴィサウンドのギターソロと続きます。終盤ではギターがアグレッシブに弾きまくって。
 3曲目は「Scamper」。パワフルなドラムからアップテンポで疾走していき、そこにリズミカルなギターリフが乗って。そしてグルーヴィなリフ、爽やかなフレーズが伸びやかにながれて。その後、アグレッシブなキーボードソロ、エモーショナルなギターソロ、そしてモーグソロ、テクニカルなギターソロとエネルギッシュなソロバトルがそのたびに音色を変えて展開されます。もちろんソロだけでなく高速ユニゾンもキメて、めちゃかっくいいっす。
 4曲目は「Galaxy Being」。シンセのジェットストリームのようなフランジャー効果ではじまって、キーボードの爽やかなリフとギターのヘヴィリフが、ミドルテンポのパワフルなリズムにのって、そして華々しいオープニングが。その後ミドルテンポの跳ねるようなリズムに乗ってギターのメロウで爽やかなながれて。中盤ではシンセのエモーショナルなソロ、そしてギターのテクニカルな弾きまくりソロが。とっても心地よいフュージョンサウンド、素敵ですね。
 5曲目は「Alpha Beam」。ミドルテンポのパワフルなドラムからギターのリズミカルで爽やかなフレーズがながれて。落ち着いた感じの曲調ですね。中盤ではエモーショナルなオルガンソロのあと、一転アグレッシブなギターソロと叩きまくりのドラムが。ベースもめっちゃ弾きまくってます。ラストまでアツいバトルが展開されます。
 6曲目は「Tumbleweed」。ゆったりとしたシンセのフレーズをバックに味わい深いベースソロがしっとりと響き渡って。その後ミドルテンポでブル-ジーなギターフレーズがながれて。アダルティな落ち着いた感じの曲です。ギターの泣きメロもたまらないっすね。
 7曲目は「The Ants」。アップテンポのパワフルなリズムに乗ってリズミカルなヘヴィリフが。それがミドルテンポになってギターのメロウなフレーズがながれて。中盤ではリズムが止まって、様々な音が飛び交うカオス状態に。その後ミドルテンポのリズムがはいって、パワフルなドラムをバックにワウの効いたエモーショナルなギターソロが。終盤にはギターの爽やかで伸びやかなフレーズがながれ、テクニカルなユニゾンリフも。
 8曲目は「」。ギターと力強いドラムからダイナミックなリフがはじまって、そしてアヴァンギャルドなギターリフも。その後アップテンポの変拍子ながらもリズミカルなリフがパワフルに展開。それが一転静かになり、ゆったりとしっとりとした感じになり、ギターのナチュラルトーンのメロウなソロが。それが徐々に盛り上がり、テクニカルなソロ、そしてミドルテンポのパワフルなギターリフをバックに叩きまくりのドラムソロも。
 アツいソロバトルがたっぷりと繰り広げられるめっちゃ攻撃的なテクニカルハードJAZZロックですね。これはぜひともライブで観てみたいっす。手に汗握るめっちゃスリリングなソロバトル、やはり生で楽しみたいっすね。

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