ひよりの音楽自己満足

自分の好きなアルバムやアーティストを紹介させていただきます。

Side Steps 2

2008-10-02 00:09:56 | フュージョン
 98年にメジャーアルバム1作目を発表した<SIDE STEPS>。翌99年初頭には早くも2枚目のアルバムを発表します。96年から98年にかけて行われたライブの音源のなかから、これまでの自主制作アルバムの曲を抜粋して収録したライブアルバム「ALIVE」です。ハイレベルな演奏を見せてくれる<SIDE STEPS>。バンドの真骨頂はライブにある、ライブでこそバンドの本領を発揮できる、と。回数は少ないもの、ぜひライブを観にきてほしい、とバンドも願っているようで。なのでライブに行くことができないファンにとってはすぐにライブアルバムを発表してくれるのは嬉しいかぎりですね。
 アルバム1曲目は「Inner Space」。パワフルなドラムとメロディアスなリフからはじまって、ギターとキーボードのユニゾンのフレーズが変拍子のテクニカルなリズムにのって。そして落ち着いた雰囲気になって透明感のあるキーボードソロが奏でられます。パワフルなリフのあとにはハードなギターソロが。ギターだけでなくドラムもめっちゃ叩きまくりです。もちろんベースも凄いっす。
 2曲目は「Morbid Lot」。パワフルなドラムとかっちょいいチョッパーソロからはじまるアップテンポの軽快で爽やかな曲調です。まずはキーボードソロ。わざと調和を崩すとことか面白いですね。そして次はハードなギターソロ。中盤では壮大でダイナミックな展開も。そしてキーボードソロ、ギターソロと続きますが、バックではかっちょいいチョッパーがバシバシきめてくれてます。ラストはギターとキーボードの掛け合いのソロも。
 3曲目は「Fairydom」。綺麗なキーボードソロからはじまるゆったりとした綺麗なバラードソングですね。まずはギターがメロディアスなフレーズを。続いて伸びやかなベースソロ、そしてエモーショナルなギターソロが。後半のキーボードソロでは優雅でダンサブルな雰囲気に。そこにギターが加わってドラマティックに盛り上がります。ラストはキーボードソロでしっとりとFin。
 4曲目は「Jazz It」。パワフルで早いパッセージからはじまり、アップテンポでスタート。まずはメロディアスなギターのフレーズが。そしてテクニカルなベースラインにのってめっちゃ弾きまくりのハードなギターソロを聴かせてくれます。中盤からは一旦落ち着いたあと、ムーグのアグレッシブなソロが。こちらもめっちゃ弾きまくりです。そしてベースも弾きまくりで凄いっす。終盤にはパワフルでテクニカルなドラムソロも。もちろん叩きまくりです。
 5曲目は「Valkyrie of Sorrows」。透明感のある綺麗なキーボードサウンドからゆったりとはじまり、それがリズミカルになって明るく爽やかな雰囲気に。まずはメロディアスなギターソロ。そしてテンポアップしてパワフルなサウンドに。後半はキーボードとギターとベースのハードでテクニカルな掛け合いが。そのあとにはドラムソロも。終盤には再び透明感のある綺麗なキーボードを聴かせてくれ、メロディアスにパワフルにFin。
 6曲目は「Metropolis」。アップテンポのパワフルなパッセージからはじまり、ラテンリズムで軽快でダンサブルな楽しいフレーズを聴かせてくれます。まずはテクニカルでエモーショナルなベースソロ。続いてトロピカルでテクニカルなギターソロ、そしてキーボードソロも楽しく聴かせてくれます。終盤にはパワフルなドラムソロも。ラテンのアツいパッションが伝わってくる楽しい曲ですね。生で聴きたいなぁ。踊りたいなぁ。
 7曲目は「Broken Wave」。ドラムからはじまるアップテンポの爽やかで軽快な曲。小さいボートで波をつっきって波しぶきをあびながら進んでいるような感じですね。、まずはパワフルなピアノソロ。そして綺麗なサウンドのキーボードソロに。続いてパワフルでテクニカルなベースソロ、そしてドラムソロへ。終盤ではハードでメロディアスなフレーズを楽しく軽快にたっぷりと聴かせてくれます。
 8曲目は「An Etenal Tide」。美しいピアノのリフレインからはじまり、それが徐々に盛り上がっていって、ゆったりとしたメロディアスなギターのフレーズが。綺麗なバラードソングですね。まずはきらびやかで綺麗なキーボードソロが曲を盛り上げます。続いてエモーショナルなギターソロを。めっちゃ弾きまくりで再び盛り上がります。ラストはドラマティックにFin。 
 自主制作時代のベスト選曲ともいえる素晴らしい楽曲群を、アツい演奏をそのままにたっぷりと聴かせてくれる凄いアルバムです。その凄テクに圧倒されちゃいます。