満月に聴く音楽

宮本隆の音楽活動(エレクトリックベース、時弦プロダクションなど)及び、新譜批評のサイト

Unknown electronics@Environment og zero gauge終了

2022-09-03 | 新規投稿
●DJ Junya Hirano
「東京砂漠」を導入部にabstractなビートに繋げる未踏のDJを展開。その硬質なグループは情緒的な要素が入り込む余地はない。
●MICTORA
サイレントなノイズを背景に断片化された美メロが交互に現われる。そして背景のノイズがシンフォニー化するにつれ、全体のサウンドが大きくうねり出す。MICTORA氏と言えば硬いビートの先入観があったが、予想外のプログレッシブ アンビエントは壮大!
●IEDE
波打つホワイトノイズが後方で静かに響き、ギターの絶妙なこもり具合の音響がブレンドされる。ギターアンビエントと一口で言えない室内楽の様相を呈す。恐らく偶発的な音、計算外の反復も許容しながらの即興であろう。
● Juri Suzue
観る度に異なるパフォーマンスがもはや当たり前の観があるJuri Suzue。インダストリトリアルビートを鳴らすのでは無く、細やかに演奏。そこにボイスやディーゼルマシンの短い音の破片を手作業で入れてゆく。エレクトロ時代の前時代的職人。別格。
●dr. masher
ライブ間のリラックスとチルアウトの程よさ加減が抜群の音響。しかも鼓動のダイナミクスが陶酔感を呼ぶ。覚醒的でいて麻薬的な音のシャワーを浴びる。
●山本信記
久々に会えで嬉しく、しかもトランペットの演奏しか知らなかったので新鮮。モジュラー音が射撃のように飛び交い、沈黙し、抽象的な歪み音やビートがアットランダムにあちこちに跳ね回る楽しさ。DADA的abstractだけどダンスビートでもある。と思っていたらペット吹き出した。個性!
●Zero Prizm(S-NOI +Miyamoto Takashi)
いつになくノイジーだったのは、古川君の新兵器、魚焼き器にガジェットを施したショルダータイプのシンセの為か。大活躍でした!
●indian no echo sign bine no!
最初、山本信記tpがゲストで加わった編成でノスタルジックなムードを持つ楽曲を力強いビートで演奏。勢いが増す感じの中盤以降、ヘビィタイトなナンバーへ移行。アレンジの多彩さも聴き応えあるが入魂のロックが素晴らしい。PUNK !
●VJ heureux
壁面2面を使って、シックなセンスが光るVJ。スーパーバンド、パラディスカのキーボード奏者だった彼女。時弦プロダクションでリリースする作品の録音中に活動休止に。中島くん、復活してね!

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