知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

サビ管の仕事は簡単??

2020年01月08日 | Weblog
今年度(2019年度)から、福祉施設や事業所のサビ管の資格要件が、変更になり、一応開設する側からは、緩和された感じにもなりました。


以前(2018年度まで)までで、一番の変更点は、「研修分野統合」だと思います(これは以前に受講された方は、皆さん感じておられるでしょう)。

いわゆる、以前は、介護・地域生活(身体)・地域生活(知的・精神)・就労・児童発達支援等、各分野で、その施設、事業所の内容によって違う分野では、勤務登録出来なかったのですが、
今年度より、どの分野でも、可能になりました。

詳しくは、このサイトが分かりやすいですね。

「障害福祉サービスで活躍!サービス管理責任者(サビ管)とは?なり方・給料・サ責との違いを徹底解説」
https://kaigo-shigoto.com/lab/archives/10228



研修受講された方なら分かると思いますが、実際の研修では、分野関係なく、内容も大きく違うことなく、一緒に研修していました。

だからこそ、なぜ分野別でないと、いけないのか・・・?と感じていました。


実は、昨年初め(1月)に勤務した事業所では、開設時に未だ前年度だったため、私は登録が認められずに、一支援員としての登録でした。その夏に改めて(その分野の)研修をして、登録・・・という流れになるはずでした。(実際は開所すぐに退職しましたが)


その数か月後(わずか2か月後)、こういう緩和した流れになり、驚いた覚えがあります。



現在の事業所では、昨年7月開所時点では、この新たな制度が出来ていたため、そのまま登録出来ました。




一応、私も今月いっぱいで退職する予定(決定)ですが、昨年研修を終えられた職員(支援員)がおり、最初に勤務した段階で、その方に移行する条件を、私から提示していました。

あまり長く勤務する気持ちはなかったんです。


利用者の方は、現時点で11名の方と契約し、そのうち2名は解除され、現在は9名が勤務されています。


まあ、半年で定員の半分の方と契約出来たので、まずまずの出足かな?と思いますが、開所当初は、利用者の方を探すのは、非常に苦労しました。

いろいろな支援機関や施設、事業所を回り、訪問挨拶をして、知ってもらうことから始めたので、(自分自身は、結構面白かった時期ですが)大変でしたが、その効果もあったようです。



今回、次の方に「サビ管」の引継ぎを行うのですが(今月いっぱいで)、その方は30歳代後半で、以前は老人福祉関係に勤務されています。その意味では、全くの素人ではないのですが、なにぶん、経験された方は分かると思いますが、この業界、障害者関係と老人福祉関係は、ほとんど内容が違うんですね。

そこが一番心配する部分ですが、本人はあまり気にしていないようです。


事業所の総本部からも、「十分な引継ぎを、出来るだけいろいろな場面で同席して、覚えて貰ってください・・・」と指示を受けています。


しかし、本人さんは、今の業務(支援員ではなく、本来の会社・・・飲食関係の仕事)を続けながら、片手間に出来ると思っているようです。


まあ、確かに現利用者については、流れも出来、資料も十分にあるので、そんなに問題はないと思いますが、今後定員までの増加により、様々な課題も出来、新たな業務も増えると思いますが、後からどうしたらいいんですか?と言われても知りません。

半年仕事をしていて、私が「サビ管」の仕事を適当にやっているように感じられているようで(それは私の態度や、仕事感にも問題があるのでしょうが)、今のまま出来るんじゃあ?と非常に安易に思われているようなので、そこが一番の心配でもあり、気分的に悪い部分です。


元々、私に対する言葉遣いや態度も、軽い感じで、元から嫌な気持ちは持っていました。(それは、もうひとりの支援員さんにも言えます)

ただ、事業所の管理者である社長さん(この事業所を開設努力された方)は、私に対しては、非常に感謝されており、業務に対しても、評価してくれます。


利用者に対して、新たな業務内容を作ったり、十分な対応もしてくれます。私もそこは認めています。



だからこそ、余計に心配なのは、後の支援員や時期サビ管の方なのです。


先日、昨年年末に、利用者全員を面談し、現状の気持ちや様子を、将来的な方向性や現状の意見等を聞きました。

理解が深い方には、私が退職することも、話しました(非常に残念がられたので、ある意味ちょっと嬉しかったです)。その後個人LINEでも、辞めないで下さい・・・と言われたこともありました。


精神疾患の方も多く、その部分の理解がどこまであるのか?も大きな不安になっています。


実際に利用者の方からも、その部分を指摘されました。(支援員の「言葉遣いがおかしい」とかの、利用者個々に対応が違う・・・悪い意味・・でとか、気分屋なので、気を遣う・・・とか)様々です。


確かに、事業所開設の話は、その支援員さんたちにとって、寝耳に水状態だったのかもしれませんが、その頃ならともかく、すでに開設して半年以上が経過し、またその間も実際に利用者の方と接しているのですから・・・。一応、支援員として登録されているので、自覚も必要ですね。


退職まで後半月・・・いろいろ悩みがつきません。









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