知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

写真の管理は・・・?

2010年10月25日 | Weblog
以前にも、この話題をあげたことがありましたが、先日またその話が持ち上がってきました。


今回の一泊旅行等で撮ったたくさんのデジカメの写真を、さて今後どうするのか・・・?ということで、話が出ました。



現在、視聴覚係りの方で写真管理は行っていますが、行事等で撮った写真を保存しておいて、年に2~3回に分けて利用者の方に配布しています。多い人で、年に60枚弱の写真があります。(管理の都合上、1回の写真申し込みを20枚以内に抑えていることもあります) 少ない人でも20枚ほどはあります。(行事で撮るタイミングや状況も影響して、よく写る人、あまり写っていない人がいます)



問題はそこからです・・・。



もちろん利用者の方は、多くの方が楽しみにされています。重度の方でも写真アルバムを見るのが非常に好きな方もいます。

また、帰宅期間の際に、保護者に渡して持ち帰り整理してもらう場合もあります(最近は少なくなりましたが・・)。


アルバムがあれば、外部から来た方に見せたり、実習生に見せたり・・・と、楽しみも増えるようです。



せっかく、年に数回配布している写真ですが、担当者によってはそのまま・・の方がいます。配布された袋を開けずに、写真が入ったままに数年経過した方や、担当者が替わったときに、整理しようとか、昔の状況を見ようと思っても、整理していないため、分からない・・・なんてこともあります。


逆に、しっかりアルバム整理して、この頃は・・・と懐かしむ場面も見られます。すべては担当者の整理の加減によります。



考えてみると、写真というのは、一種の記録ですね。ケース記録や、日常の日誌に書かれたものとは、また違った記録だと思います。



一目瞭然というほど、書かれた記録よりは、見て分かりやすいものもあります。



・・と考えると、担当者によって、その記録の保管がいいかげんだと、非常に困りますね。



毎回、配布している写真代金は、施設から出ています。いいかげんにするということは、そのお金も無駄にしていることになります。



そこで、管理職のトップと話し合い、そんないいかげんなことでは駄目だと、今後はしっかり各担当者にて管理するように・・・と指示が出ました。毎回多くて20枚程度の写真を、アルバム(貼るのではなく、差し入れるのがありますね・・・それで十分です)に整理するくらいの時間は十分にあると思います。



長い人で30年近くの年月が経過しています(施設に入所して)。


その方の記録は、文字だけじゃあなくて、写真で残っていれば、あとから自分でも楽しめるものです。(特に利用者の方は)



記録媒体は、カメラやビデオ等様々ですが、すぐに見られるのはやはり写真でしょうね。



こういったことは大事にしていきたいと思います。
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一泊旅行に行きました。

2010年10月22日 | Weblog
先日、19日から20日に、第2班目の一泊旅行があり、今回は私も引率で行きました。


実は、今回は初めて利用者の方の意見(行き先)を取り入れた旅行だったのですが、その意味でも満足出来るものになるか心配もありました。行き先は皆さんの思い描くような感じで、納得出来るのか?特に食事や旅館等・・・。


あくまでも細かい部分は、旅行社の案に頼ることになりますが、(希望や最低限の要求も含めながら)ある程度の納得できる案にはなりました。



今回は、久々に新幹線を利用しての旅行でした。(ここ数年は、ほとんどが大型バスの利用でした。)


今回のメンバーは、比較的自分で行動出来る方が中心であり(その意味でも内容が問題です)、基本的な部分は決めてありますが、現地(到着後)ではグループごとに自由行動になります。
グループの利用者の方の意見を聞いて、いろいろ行動します。


目的地は広島の宮島です(厳島神社があります)。



新幹線の後は、現地のバス、その後フェリー・・・といろいろな乗り物に乗って行きました。その意味では楽しかったようですね。(新幹線だと、乗る前の買い物や、乗った後の雰囲気等、楽しめる部分も多いようです。)



厳島神社では、ちょうど例の有名な海にある鳥居が、干潮のため、浮き出ていて、そこまで歩いて行けました(いい時間でしたね)。なにか、やたらと外人さんが多くて不思議な感じでしたが・・・(世界的に有名?)


旅館へ戻り、夕食前にお風呂に入ります。


利用者の方は、多くが温泉が好きなようで、私の引率したグループの方も例外なく同じでした。この時間だけでなく、早朝にも入ろうと言われ、(しかたなく?・・・眠たいですが・・・)早朝に一緒に入りに行きました。(これが仕事ですね・・(笑))



広島ということで、翌日は有名な原爆ドームのある平和記念公園へ・・・。



時季的にも修学旅行生が多かったです。ただ、平和記念公園の資料館も見学しましたが、内容は少し難しかった感じもあり(説明するにも難しい?)、あまり興味を示されなかったようですね。


最後に広島ですから、「お好み焼き」です。


元々、これが利用者の皆さんが選んだ理由のひとつだったので、どんなのが出てくるか?ちょっと期待半分、心配半分でしたが、まあ、納得していただいたようです。(幕の内弁当にお好み焼きって感じで、変な感じでもありましたが・・)



そして、また行きと同じ行程で帰りも新幹線です。

思ったんですが、新幹線って(在来線でも似てますが)始発・終着駅以外の停車時間が短いんですね。

今回はたまたま利用者の方の行動が早めの方が多いので、それほど心配はなかったですが、重度の方ならば、移動時は慌ててしまいますね。すぐに発射のベルが鳴り出し、えっ!もう・・・って感じです。


これは降車の際も同様で、ちょっと職員の方が逆に慌ててしまうこともあります。


ここは、重度の方が多く参加されるときは、要注意ですね。



それ以外は、新幹線内では席も広く、トイレも行きやすく(使いやすさは疑問ですが・・)、引率する職員もある意味安心出来ますね。落ち着かない方には、難しいですが・・・



帰ってきた後、皆さんに感想を聞きましたが、満足されていたという意見が多かったので、安心しました。


旅行も、経験が大切ですが、利用者の方の意見も取り入れながら、満足出来る旅行内容にしたいですね。




コメント (2)
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会議は辛い・・・?

2010年10月09日 | Weblog
職員会議が毎週1回行われます。


職員が全員揃う日はなかなかありませんが、とりあえず1ヶ月に1度(最初の週)は全体会議をします。


入所支援部・通所支援部・総務部・ケアホーム等、全員集りますが、正規職員の40名弱が出席ということで、まあなんとか集れますね。
その間(会議中)、嘱託の職員の方を中心に利用者のカバーをしていただいています。



通常の会議は、いろんな行事の案を検討したり、利用者のケース会議をしたり、様々ですが、全員が集るときがなかなかないため、どうしてもこのときに連絡を・・・と思ってしまい、たくさんの検討課題・報告事項等があり、会議が(一応お昼の12時までですが)終わらないこともしばしば・・・。


議題が少ないときは、途中休憩も取れて、一旦腰を伸ばしたり、トイレに行ったり・・・と出来ますが、議題が多いときは、そうもいきません。先日も議題・案件が多くあり、2時間ぶっ続けで会議がありました。(だんだん思考能力が落ちてきます・・・)



特に夜勤・宿直明けの方も参加するため、ちょっと辛いかも・・・・


秋は、行事が多く(旅行等)レジュメもたくさんです。


時間があれば、利用者のケース会議も出来るだけやっておこうと思いますが、それもなかなか・・・・。



他の施設では、実際に職員が全員集ることが出来ないところも多いと聞きます。

うちの施設でも、夜勤の方はどうするのか?(朝から来て、超勤手当てを・・・ということにしています)とか、嘱託の方への連絡をしっかり・・といった問題もあり、難しい課題も多いですが、今のところなんとか出来ているようです。




会議では、皆さん意見は出ていますか?


ここ数年は、若い職員も多くなり、会議の案件に対して、うまく意見を出せない状態もあるようです。あまり、管理職先決型になると、十分職員の意見を汲み取った会議にならず、これも問題です。(早急な議決が必要ならば、しかたありませんが・・)



かといって、変な意見を出したら「笑われるかも・・」とか、どう自分の意見を表現したらいいかわからない・・・といった方、考えているうちに次の案件に移ってしまった・・・とか、あなたまかせ・・状態になってる方、一部にやる気の無い職員等々・・・。


会議で意見を言うことは大切ですね。(中には、会議中何も発言せず、後から内輪で文句を言う職員もいます)



たまには、意見を戦わせることも大切です。


そのためには、どうすれば、どういった力をつけていけばいいのか?・・・ということでしょう。


本人の性格もあると思います。意見に自信がないと、言えないこともあります。口下手の人もいます。
たくさんの人の前で話するのが怖い、恥ずかしい・・・と思う人もいるようです。




でも、私はこう考えてるんです!っていうアピールも必要ですね。特に若い職員ならば、間違いは間違いとして直せばいいことだし、新たな知識を身につけることも必要だし、常に前向きに考えていると、何かしら考えは浮かんでくると思います。


最近は、世代交代も激しく、30歳も差があると、お互いの理解は難しいですね。



これからの時代の施設を支えていくのは、やはり若い職員の力だと思います。そういう意味でも、どんどん意見を言える雰囲気のある会議がしたいですね。

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秋の旅行シーズンの始まりです。

2010年10月02日 | Weblog
秋の旅行シーズンがやってきました。


例年、3つの班に分かれて参加しますが、今年からさらにもう1班増やし、4つに分かれて行くことになりました。

基本的には、一泊旅行ですが、違った場所(旅行先)で宿泊すると、一晩中寝られない方や、落ち着かない方、また様々な見学する場所に入れない方、本人の希望で泊まり旅行を拒否される方等、様々ですが、やはり本人が楽しめるような状況を大切にして、選択肢を増やしました。


少し遠い場所への旅行、高齢者中心ののんびり出来る旅行、施設から比較的近い場所での宿泊旅行、日帰り旅行・・・という感じです。


(通所授産の方は、予算の都合上、隔年の別の旅行計画になっています。)


利用者の方の話し合いの中で、希望を聞く場合もあり、また各利用者の方の特性に合わせて、最適な旅行場所や行程を選ぶこともあります。



まず、今回先月の28日から29日にかけて、比較的近くの宿泊場所を目的地にした旅行に出かけました。(このパターンは今回、初めての取り組みなので、どうなるだろうか?と感じながら出発しました。)


近くといっても、一応の温泉旅館(ホテル)を探したところ、隣の県まで行かなくてはなりません。約1時間余りで到着。


昼からの出発だったため、到着後すぐにお風呂です。その後は、夕食(宴会)。カラオケもしました。今回のこの旅行は、初めての取り組みでもあり(試み的な意味もあり)、人数的にも少なかったのですが、結構盛り上がったようです。


ただ、少し遠い旅行が出来ない方・・・ということで、予想通り、晩にはほとんど寝られない方も数名おられたようです。


それでも、翌日戻って来られたときは、元気な様子で、楽しかったことが表れていました。




次回は、元気な方が中心の旅行です。


今月の19日・20日の一泊旅行です。これには私も参加しますので、次はもう少し詳細が報告出来ると思います。



実は、密かに旅行係りの職員と相談して、今年はNHKでもTV放映している「坂本龍馬」の高知県がいいなあ・・・と考えていたんですが、利用者の皆さんに尋ねてみると、あまり興味がなかったようで(NHKの大河ドラマを見ていないようです・・・)、結局その話はなくなりました。

少し残念ですね。(ブームのときに行きたいものですが・・・)



ただ、次回の旅行が。今度始まった(これも)NHKの朝ドラの「てっぱん」の舞台になる広島県(尾道?)方面・・・だそうで、利用者の方も楽しみにされています。まあ、尾道ではないんですが・・・・


いろいろな情報は得られているので、話は盛り上がりますね。
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