知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

夏祭りが終わりました。

2012年08月30日 | Weblog
今年は、全く天候を気にすることなく、無事に夏祭りを終えることが出来ました。


というのも、毎年 この時期は台風がやってきて、天気がどうなるんだろう・・・と心配しながら準備していることが多く、
その意味でも、今年は(台風はやってきていましたが・・)心配なく、準備・本番・片づけと晴天続きでした(少々暑いくらいでしたね)。



毎年、8月の最後の日曜日の夜に、地元地域と一緒に「夏祭り」を開催します。


今年は26日の日曜日・・・


2年前までは、6時頃に始めて9時すぎまで行っていましたが、基本的に準備も早く行えて、また地元小学生等が最後まで参加出来るようにとの配慮も含め、
昨年から開始時間を早めました。


昨年は5時半で、今年はより早く・・・と思い、5時15分開催になりました。



8月の終わりといっても、まだまだ日は長く、5時すぎでは明るいですね。

でも、7時頃から薄暗くなり、ようやく夏祭りらしくなってきます。



利用者の方は、それぞれグループごとに分かれて、自分の食べたい(屋台・出店の)ものや、飲み物を探して買いに行きます。


事前に屋台(出店)用の買い物チケットを配布しておき、それを1まいずつ渡して買います。



基本的に1人5枚ずつあり、食べ物や飲み物、ゲームをすればちょうど足りる感じですね。


もし、それ以上必要な方は、自分のおこずかいから出すことも出来ます。




中には、この日のために保護者が参加されていたりして、一緒に行動する方も・・・

夏の休み中ということで、帰宅はできないけれど、この日だけ来寮して、一緒に過ごすことは出来る方がおられるようです。


利用者の方にとっても、非常に嬉しいことですね。こういう機会も大事にしていきたいです。




屋台・出店だけではなく、大きなステージも用意され、そこではいろいろな地元の方の出し物が披露されます。


パフォーマンスをされる方、地元の吹奏楽団、よさこいの団体、また地元の小学生の太鼓演奏もあります。


また、利用者の方もステージにあがって、カラオケを歌うこともあります。(これは多くの方が参加されています)






最後には、花火も上がります。(これは、田舎ならではかも・・・? 地元の田んぼのあぜ道・農道を借りて行います。かつては、本格的な花火師さんを呼んで、
大きな花火を上げていましたが、いろいろな問題点もあり(消防的な問題や、地元鶏舎との関係等)、最近は普通の打ち上げ花火の中でも、一番大きなものを
たくさん買ってきて、打ち上げています。


こうして、夏祭りがフィナーレを迎えました。時間は8時・・・。ちょうどいい感じですね。



皆さん、地元の方々、出し物をしていただいた方々、保護者の方々、ご苦労様でした。気をつけてお帰り下さい。



各係の職員さんも、ご苦労様でした。



いい夏祭りが出来ましたね。また来年もやりましょう!
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施設にもいるモンスターペアレント?

2012年08月17日 | Weblog
今日は帰宅期間の終了ということで、多くの方が帰寮されました。(といっても、実際に帰宅されている方が少なくなっているので、12名程度ですが・・・)


少し雰囲気も賑やかになったかな?という感じですね。


まだ、実際は職員体制などのこともあり、全体が動き出すのは来週月曜日あたりからでしょう。



今年は、前半が暑い日が続き、後半は雨模様が多かった・・・という期間でしたね。施設の中では、相変わらずエアコンの元、体感温度的にはあまり変わらなかったかも・・・?(ある日、地元の方と話す機会があり、「施設の中はエアコンで涼しいんだろうね・・」と言われまして、まあ確かにそうだな・・と思いました。


普段、あまり気にしないことですが、他の方から見れば、その部分では恵まれた環境にあるのかもしれませんね。



さて、先日帰宅期間ということで、利用者さんの保護者の方が来寮される機会も多くなりました。


ほとんどの方が、施設に「預けている」という感覚が強いのか、送迎の際でも「○○さん(職員名)、○○先生(まだこういう言い方をされる方は多いです)、よろしくお願いします」と言われて、挨拶されて帰られる方がほとんどですね。


特に保護者会に参加されたり、実際に施設内の状況や利用者さんの様子を見ておられる保護者の方は、その傾向が強いです。



ところが・・・



普段めったに施設に来られないし、直接送迎も来られないし(本人が交通機関を使って、自分で帰ります)、本人の生活状況なんか、見られたこともないし・・・という保護者が一部おられます(正直1名だけですが・・)。


学校現場ならぬ、施設現場にいろいろ注文や文句を言われてきます。最近では事務所関係の仕事にも・・・???



どういった感覚なんでしょうね(信じられない)。



まあ、「預けている」感覚で、ほとんど「おまかせ」的な保護者も、どうかとは思いますが、実際はそれが現状だと思います。そのための施設なんですから・・・


ところが、いつも施設に顔をだし、保護者会にも出席し、施設長や事務所からいろいろな説明(現状等)を受けておられるなら、まだしも、めったに来られない(ここ数年は顔を見たこともありません)のに、電話連絡でちょっと自分が気に入らないことがあると、突然「怒り出し」「訳の分からない文句を並べる」(管理職ならともかく、電話対応をしている一般職員は、何をそんなに怒っておられるのか・・・?その対応に四苦八苦・・・)  そう、学校現場でよく言われる、モンスターペアレントみたいな感じですね。



数年に1回ほど、こういう文句が来ます。(理由は職員側の対応が悪いとか、どういった対応を(自分の子供に)しているか?とか、私(保護者)の知らないことがある・・とか・・・説明を聞きに来たらいいのに・・・辻褄のあわない文句が多いですね。)



先日も久しぶりに?ありました。


また、問題は対象の利用者さん(保護者の子供さん)は、自閉傾向が強く、能力は高いのですが、生活に対する適応力が見られません。施設外では生活出来ないと思われます。ところが、保護者の方は自分の子供はほとんど出来、こんなところ(生活支援施設)でいる子じゃあないと思われているようです。(大きな勘違い?)


じゃあ、通所的な施設や、ケアホーム等へ移られたら・・・と(普通に)思うのですが・・・。そこはなかなか・・・って感じですね。



確かに自分で交通機関を使い、支払いもでき(レジで並ぶことはできませんが・・・他の客を押しのけます)ますが、一緒に買い物をしたり外出したりすると、明らかに一般社会では通用しない状況が見られます。



かつては(10年以上前)、そういう文句や希望を言ってこられる保護者さんも数名おられました。(ここまではひどくはないですが・・)


今は、自分で施設に出向けない・・とか、本人を考えると、施設での対応が一番良かったと思う・・とか、考え方を変えられる方がほとんどですね。(職員も当然努力しています)



何か大きな勘違いをされている保護者・・・困ったものです。
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帰宅期間中です。

2012年08月11日 | Weblog
今日は朝から珍しく雨・・・  


ここ最近、ずーーーっと暑い日が続いていました。利用者の方からも、「エアコン入れて、クーラーつけて・・・」と要求が・・・


ほんとに暑いです。



節電とはいいながらも、暑い中過ごしていると、「熱中症」っぽい症状が出るようです。身体がエアコンに慣れてしまっているのか?はたまた身体が弱ってしまっているのか?


利用者の方の中には、急に熱が上がったり、ぐたーーーっと元気がなくなったり、食欲がなくなったり・・・。


十分な水分を摂って、またエアコン(適度な温度)の中で過ごすようにすれば、回復されるようです。



さて、施設もこの8月5日から帰宅期間が始まりました。


例によって、年々帰宅される方は少なくなっています。(残留される方は6割を超えていますね)


職員の宿直体制も、以前では考えられなかったことですが、普段と同じ体制を組んでいます。(以前は・・3年前ほど・・・1名減らした状態で組めたのですが、残留される方が増え、いつも同様でないと対応できなくなっています。



特に重度の方の残留が目立ちますね。



保護者の方も、確かに帰宅されると大変だと思います。しかし・・・、自分の子供だと思えば、2,3日程度ならば一緒に過ごすことも大切なんじゃあ?と思いますが、最近の傾向は、特に保護者の方が無理ならば?帰宅しなくても・・・という感じになっているようです。
それが現状ですね。


まあ、いろいろ理由はあるでしょうが・・・



帰宅期間中の取り組みは・・・?


特にありませんが、基本的に入浴は1日おきに行います。また、残留されている利用者さんの把握の意味もかねて、朝10時半頃にティータイム(主にポカリ系の水分補給ですが)を行います。


また、元気な方は屋内作業的なことに取り組んでいます。



何かどこかへ行く・・とか、大きなイベント的なことは少々難しいですね。家庭用花火に取り組むことはあります。


いつもの休日と同様に、DVDを観たり、カラオケをしたりはありますが、この時期はTVでオリンピックを観ることも・・・。


結構、競技内容によっては(分かりやすいもの?)集中して観ておられます。



帰宅期間は16日までですが、後半分の期間、結局のんびり過ごすことになるんでしょうね。
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