知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

今年度も終わりを迎えました。

2012年03月25日 | Weblog
久しぶりのブログ投稿です(笑)


昨年12月頃より始まった施設改修工事ですが、まあ順調に進んでいるようです。天候の関係でやや遅れも生じているようですが、これも想定内でしょうか・・・?


利用者の方も、工事の音や工事関係者(もちろん外部の人)が出入りしていても、ほとんど気にならないようで、慣れってすごいなあ・・・と変なところで感心も・・・。面白いことに、工事の関係の方も逆に利用者の方に慣れ?てきたのか、お互い話をしたり、工事の方から声をかけていただくことも・・・。特に、前々回に書いていた”今回の工事で不安定になっていた利用者の方”について、「○○くんどうしてる?」「元気か?」と嫌がられずに、反対に気にしてもらえるような対象になっていますね。



おそらく、GW(ゴールデンウィーク)まで工事が続くと思われますが、きれいになった施設を想像して、今しばらくの我慢ですね。



さて、後数日で今年度も終わりを迎えます。

まとめの時期でもあり、各職員も集中して、遅くまでパソコンとにらめっこ状態の方も多いですね。


利用者の方は、年度末と言っても関係なく、いつもと同じ感じで過ごされています(当然ですが・・)。


昨日、今年度最後の利用者の方の話し合いの会がありました。2か月に一度ほど行っています。


基本的には職員側で司会と記録をしますが、時には利用者の方に司会を任すこともあります。結構、雰囲気にも慣れ、意見もよく出るようになっています。(全く関係のない話をされる方もいますが・・。)


施設整備について(生活していて困ったことや、直してほしい場所等を聞きます)や、各行事ごとの希望(旅行に行きたい場所や、行事でやりたいこと、食べたいもの等を聞きます)等を話し合います。利用者から出た意見等は、必要に応じて再度職員の会議で検討します。


前回も施設長が直々出席して、今やっている施設改修工事について説明されました。


もちろん、出席者(利用者の方)全員がすべてを理解しておられるわけではないのですが、自分なりの意見を言ったり、皆の言っていることを聞いたり、その雰囲気を感じたり・・・、とこの会が持っている意味は大きいですね。(指導監査の際も絶賛していただきました。)



職員側も、最初は「何を言っているんだ?」とか「好きなこと言ってるなあ・・」なんて思っていた時期もありましたが、今では非常に参考になります。意外に職員が気が付かない部分もあり、特に気を付ける部分が分かるようになりました。



なかには、相変わらず会に関係なく、自分の言いたいことを言って終わり・・みたいな方や、他の利用者の文句を言ったり・・ということもありますが、それも会のうちでしょう。(会の数日後には、職員に記録が回覧されて読むと、納得するところや笑えるところ等、いろいろあって面白いですね。)  
※話し合いの司会者や記録の職員は、年度担当の係があり、交代でされています。その時間は入浴の時間でもあり、他の職員は主にそちらのほうに回っています。空いているときは一緒に出席することもあります。


今回の意見としては、やはり工事に関係したことが多かったようで、「工事はいつまで・・?」「お風呂はいつから使えるの?」とか、「(工事のために)廊下が暗いです・・」とかの意見も出ていました。皆さん、考えることは一緒ですね。職員も同じように思います。




今年は春が遅いですね。まだまだ寒いですが、早く桜が見たいですね。

コメント
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