知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

風邪引きさんが増えてきました。

2011年01月20日 | Weblog
最近の寒さが、利用者の皆さんの体調を狂わせているようです。


今週に入り、急に風邪症状になられる方が増えてきました。今日はすでに10人以上が状態観察・検温対象者になっています。


幸い、インフルエンザにかかっておられる方はいないので、広がりを心配することもないのですが、やはり集団生活の悪い部分で、居室で風邪を引かれると、同室者の方はほとんどが、うつってしまいますね。


特に、今回は若い方を中心に広がりを見せています。(年齢の高い方が発病されると、非常に心配です)



若い方は、静養してしっかり食事を摂り、処方された薬を飲んでいれば、ほとんどが早い時期に完治されます。年齢の高い方は、持病等も含めて要注意状態になるので、気が抜けませんね。


まだ、今は様子観察の状態ですが、数年前は多くの利用者の方が罹患され、連日職員はその対応におわれていたことがありました。一応、男女共 静養室目的の居室を準備していますが、そこもいっぱいになり、症状の重い方を同じ居室に集めて対応させていただいたこともありました。


職員のほうは、そういった時期を憶えているため、特に気を付けて取り組んでいる部分もあります。




実は私自身も、2,3日前から少々咳が出たり、鼻汁が出たりと、風邪症状がやや見られますが、なんとか発熱もなく、気力で頑張っています。(風邪薬のお世話にも・・・)


一番気を付けなければならないのは、こうした施設では、外からの病気の持ち込みに注意が必要だということです。また自分は大丈夫でも、家族が罹患している場合もあり、媒介することもあります。また、通院先での感染や、買い物外出等での感染・・・等、どこから入ってくるかわかりません。(帰宅期間で、家から持って帰られる方もいました・・)



早めのワクチン接種、手指の消毒(施設では、食事前に必ず全員スプレー式の消毒を行います)、出来る方はうがいの実践等々・・・。さらに施設館内の定期的な消毒清掃(これは結構効果があるみたいです)。


過去に大変だった・・・という記憶があるため、出来ることはいろいろやっています。今回も、大きく広がりを見せていないのも、そういった効果が出ているせいかもしれません。



今年はまだまだ寒い日が続くようです。皆さんも十分気を付けて下さい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

職員募集中なのに・・・

2011年01月19日 | Weblog
昨年暮れから、職員募集を新聞広告等に掲載していますが、思ったように来られませんね・・・。


今年に入り3回の面接(4名)を行いましたが、いずれも条件や年齢等の問題もあり、欲しい人材には未だ出会えませんね。


今回は正規職員ではなく、嘱託職員の募集ということで行っている面もあるのかもしれません。ほとんどが、50歳代や60歳代ですね。

うちの施設は、屋外での作業も多く、結構力仕事もあり、また体力面が必要になります。また、利用者の方の対応として、排泄の支援・入浴の支援・食事の支援等、全く今まで知的障害者の方と接してない人だと、慣れるまでに相当の時間を要しますね。


まず、利用者の名前を覚え、さらにその特性を理解し対応するまでには、最低でも1,2年はかかりますね。



老人ホームのような一般的な介護とは、少し違った部分も多く、様々な行動形態に対応することが必要になります。もちろん、老人介護でも意味合いは違えど、同様の理解や援助(介助)技術が必要なのは、確かです。


私自身でも、いまでこそ知的障害者施設で働いていますが、今まで別の仕事をしていて、急に50歳代以上になり、新たにこうした施設の仕事を・・・というと、ほとんど難しいと考えます。・・となると、余計に募集しても来られない・・・ということになりますね。


どこかで妥協すべきなのか?やはり、利用者の方への配慮を一番に考えて、良い人材を選ぶのがいいのか?迷いがでます。



また、一番考えなくてはならないのは、職場の年齢層の問題です。


うちの施設は比較的、年齢層が低く(管理職だけが50歳前後です)、あまり高い年齢の方が来られると、周りの職員が変に気を遣ってしまうかも・・・?という心配もあります。



そんな我がまま言ってると、来ないよ・・・と言われそうですが、やはり利用者の方を中心に考えると、悩まざるを得なくなります。



数年前は、それでも多くの方が面接に来られていました。現在はこういった世の中の状況もあります。


最近、面接に来られた方の中には、大企業で突然リストラに合った・・・という方もいました。恐ろしい世の中です。




もう少し我がままを言って、本当にいい方が来られるのを、もう少し待ちたいと思います。せめて3月までは・・・



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新年です。雪が降りました・・・

2011年01月17日 | Weblog
皆さん、明けまして・・・というには、もう少し遅くなりました。寒中お見舞い・・・って感じですか?


年末に、職員がひとり怪我(骨折です)をし、その代行等もあり、少々あわただしい年末から年始でした。ようやくちょっと落ち着いた感じです。久しぶりの記事です(笑)。



年末(大晦日)に積雪があり、また今日も雪が積もりました。


外が寒いので、エアコンもなかなかすぐには暖かくならず(温度差があると時間がかかるそうです)、利用者の方も「寒い・・」と苦情が出ることも・・・。「もう少し待って下さいね」と言って、機械はこちらの思ったように動いてくれないので、ひやひやします。

おまけに年末にエアコンが壊れた居室もあり(これも突然でした)、大慌て・・・

急遽、オイルヒーターで代用(ファンヒーターは危険なので)したり・・・と大変でした。(宿直室も正月早々エアコンが壊れて、職員も寒い思いをしましたが・・・)



エアコンを設置したのが、もう10年以上前・・・ということで、同時期に壊れていくようです。




さて、昨年の11月の記事の続きになりますが、男子職員が2名分欠員になり、昨年暮れからずっと面接を繰り返していますが、求人広告を出しても、なかなか来られませんね・・・・。


1週間ごとくらいに、ハローワークや広告を見て来られる方はいますが、いずれも60歳代で退職後の仕事に・・・とか、50歳代でリストラにあって、何の仕事でもいいから・・・みたいな感じで来られるので、実際この仕事(施設支援員)につくには、体力と忍耐と協調性が必要になりますね。知識は後付けでもいいんですが、そのあたりも含めて可能性のある方は、実際少ないですね。



・・・実は、今日も夕方に面接がありました。

結果は・・・? すでに退職されて数年経過されていたので、現場勤務につくことも無理なようでした。(なぜ、面接に??)


ほんとに、人材不足ですね。この件は次回の記事で・・・
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする