知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

地域の運動会に参加しました。

2011年09月19日 | Weblog
またまた台風が近づき、今年は非常に被害も大きいなあと感じます。


施設でも、台風が近づくと、それに対する防護策を考えています。



野菜やシイタケを栽培しているフレームが、台風の風で飛んでいかないように、防護したり(過去には何回も飛んでいき、被害がありました)、近くの川の増水による、避難策(すぐそばにケアホームが建っています)も考えます。


また裏山の崩壊や山崩れの可能性も・・・・



自然に対する防護策は、実際に来てみないと分からないというのが、本当ですが・・・





台風の影響で天候のほうも、結構左右されました。


この日曜日は地域の運動会があり、小学校・地元地域と一緒に施設も開設当初から参加させてもらっています(一応、開催時の計画段階から会合にも参加しています)。



この日は幸い天気も良く、午前中の競技から参加しました。


基本的には、午前中は小学校の運動会が主体です(午後からは地元地域が主体になります)。今回は交流競技としての「ボール送り競争」も、事前交流も行い、十分に練習もしました。そのため実際の場面では、皆非常にはりきって楽しめていたようです。


ただ、最近は残念なことに小学生の数も非常に少なくなっており、一番多い頃の3分の1以下になっています。


徒競走やリレーや、様々な競技で、人数の少なさが感じられます(なんかすぐに終わる・・・って感じですね)。


そのため、当然保護者の方もすくなっており、地元の方の参加も少ないようです。


そこで施設の利用者の出番ですが(利用者の数は基本的に変わっていないので・・)、こちらも残念ながら?高齢化のためか、年々参加出来る方も減ってきました。それでも、参加されている利用者の方は、身体を動かして競技出来るこうした場面は、とても楽しんでおられる気がします。



午後からは地元地域との運動会になりますが、前述したように参加者も少ないので、年々競技の終了が早く感じます。(この時季は、地元は農家の方も多く、稲刈りの時期に重なっており、日曜日の天気のいい日は、優先順位が変わってくるようです。)




楽しい行事が終わり、今日からは臨時の帰宅期間に入ります。


この時期は、連休等が重なり勤務体制がとれないため、一時的な臨時の帰宅期間を設けています。ただ、実際に帰宅される方は少なく、ほとんど利用者の方にとっては、休日の連続になりますね。



まあ、これから秋の行事(旅行等)も続きます。ちょっとのんびりした期間もいいかな?と・・・


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80歳の方のお祝い会をしました。その2

2011年09月15日 | Weblog
実際、世間でも80歳まで長生きすることは大変なことです。まして、健康を維持しておられるのは、非常にすごいことだなあ・・・と感じます。


この方は、施設開設以来、ずっとおられますが、同期の方(近い年齢の方)は、ほとんど亡くなられました。そういう意味でも長生きだなあ・・と思います。



毎日、少し離れた棟から、わざわざ職員に何かを伝えに、支援員室まで来られます(距離にして150m以上、支援員室は2Fです)。



まあ、伝えに来られる内容は、「誰々さんにたたかれた・・」とか、「(自分の持ち物の)○○が壊れた・・」とかがほとんどです。無理に自分のもの(例えばラジカセとか)を壊して来られることもあります。それだけ、職員にアピールしたり、かかわりを求められるのでしょうか?

職員の間では、彼が支援員室に来なくなったら、いよいよかも・・・なんて言う人もいます。





今のところは、全くそういう心配はありません。ぜひ85歳、90歳と長生きして、また新たなお祝い会をもちたいですね。




ちなみに、プレゼントと花束以外で、何を残そうということになり、写真屋さんへ行って、フォトフレームを作ろうということになりました。



まだまだ、若い方も多くおられますが、年齢の高い方が、お祝い会を通じて、自分もあんな風にお祝いしてもらおう・・と考えていただければ嬉しいですね。



さすがに、この日ばかりは、いつもならばさっさと食べて食堂を出ていく方も、残ってしっかり拍手していましたね。



調べると、80歳のお祝いは「傘寿(さんじゅ)」というそうです。実際は数え年だそうですが・・・
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80歳の方のお祝い会をしました。

2011年09月15日 | Weblog
昨日、お昼ご飯の前に、食堂で利用者の中で80歳になられた方がいたので、皆なでそれを「お祝い」しました。


基本的に、施設では特に歩行が出来ない状態や、内科的に常に病院の世話が必要な方以外は、(特に元気に暮らしておられるなら)年齢に関係なく、施設で継続して生活されています。


もちろん、過去にはそういった様々な理由から、老人ホーム等へ移行された方も多くおられます。


今回の「お祝い」をした方は、今年で80歳を迎えられ、これはぜひ「お祝い」をしようということになり、今回の「会」がもたれました。



といっても、盛大なものではなく、お昼ご飯に本人の好きな料理を付けるとか、お赤飯にするとか、また本人の今欲しいものをプレゼントし、同時に花束(長持ちするように、籠に入れて)を渡し、最後にお祝いの言葉を施設長からいただきました。皆なで拍手も・・・。


ただ、本人は「なんのことやら・・・」といった感じで、一応プレゼントや花束をもらい、「ありがとう!」と答えていました。


全体的に年齢の高い方はたくさんおられ、次に80歳になる方も2名ほど・・・、また次の方も・・・と、結構「お祝い会」も続けていけそうです。(いいことなのかな?)



元気に、楽しく過ごせる施設を考えれば、いいのかもしれませんが、入所支援施設に入りたい方が多くなれば、待っていただくことに・・・。



これも、難しい問題ですね。
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こんな利用者の方の対応は・・・

2011年09月09日 | Weblog
先入観を持ったまま、利用者の方を対応するのは、ちょっと問題がありますが、長年一緒に過ごしていると、特性がよく分かる方もいます。


今回の話に出てくる方は、どこの施設でもおられるような典型的な方だと思います。



レベルは、自分でほとんどのことが出来、字もある程度読め、会話も出来、自分の考えをしっかり持っておられる方です。


長年、施設生活をされており、今は50歳に届こうか?という年齢です。



ただ、てんかん発作の症状があり、もちろんそれに対する服薬もされています。


職員との関係は、あまりよくありません。なぜなら自分の意見を押し通そうとされるからです(間違っていても)。


さらに偏食が強く、特に夏季は食が進みません。



食べられない原因は、もちろん自分自身にあるんですが、すべて食事の内容、味、そのときの職員の対応のせいにされます。



例えば、(いつもと同じでも)「こんな料理はまずい!」とか「ケチャップがかかってたら食べられない」とか、「(食事中)周りがうるさいから食べられない」とか、「職員がうるさく言うから食べない」等々です。



嫌ならば、すぐに片づければいいのですが、非常にプライドが高く、食べられない原因をくどくどと述べてから、しかたなく捨てに行く・・・といった感じです。毎食後、服薬もあるのですが、しっかりと服薬出来ないこともあったため、職員が援助しているのですが、それにも文句を言われます。


「口を開けてるのに、入れてくれない・・」とか「女子職員に・・」とか、「飲ませ方が悪い」なんて言われるときもあります。



職員によっては、そういう状況が何度も続くと、さすがに注意しますが、それにも自分なりの考えを言われます。


職員「薬はなんのために飲んでいるの?」
彼「分かっているけど、うまく飲ませて欲しい」
職員「途中で口を閉じたり、顔を横向けることがあるのは?」
彼「早く飲ませないから・・」

毎回、こうしたやり取りがあります。



また、食事をしっかり摂らないと、体重が大幅に減少し、フラフラになることも・・・。転倒されて骨折されたことも数回・・・。



普段の行動については、まだしも、やはり食事だけはしっかり摂ってもらう必要があります。



今までに様々な方法を試みました。


(もちろん本人の意向も聞き)食事に”ふりかけ”を付けたり、”海苔”を付けたり、またおにぎりにしたり・・・



でも、大きな変化は見られませんでした。



そこで今年度から、本人のプライドを逆に利用して、おやつの準備を手伝ってもらう・・とか、皆より早めに食堂へ行き、先に食べる・・・とか、すると今年の夏は、結構食べていました。


今までは、本人の職員に対する態度や言動に対抗する傾向がありましたが、逆の発想も大切だなあ・・と思い、こうした方法が効果があったことを考えると、職員も考え方の方向性を変えていかなくては・・・と反省しています。



利用者の方の対応も、360度いろいろな視点から考えていく必要がありますね。



今回、こういったケースがあり、ちょっと考えさせられることがありました。
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夏祭りが終わりました。

2011年09月03日 | Weblog
報告が随分遅れましたが、先週の日曜日、無事「夏祭り」が終わりました。


直前の準備までは晴天で、このまま天気が続いて欲しい・・・と皆で祈っていましたが、天気予報は「今日、夕方は夕立が・・」なんて言っていました。不安を感じながら、いよいよ5時半、夏祭りの始まりです。


まずは、地元の小学生の太鼓演奏。


普段から十分に練習されていたためか、非常に見ごたえのあるものでした。


最近は、小学生の夏休みも短くなり、彼らも明日から学校だそうです。今日は十分に楽しんで下さい。




次に、これも地元の方による「ピエロショー」です。ピエロにふんした方が、いろいろなパフォーマンスで笑いをとっています。観客も非常に受けており、少々出演時間をオーバーするハプニングも・・・。


この次は、利用者の皆さんのカラオケ大会です。


普段はTVの前で数人とカラオケを歌っていますが、今日はステージで観客に見られながらの歌です。結構緊張しながらも、しっかりと歌われていました。時間の関係でフルコーラスは歌えませんが、それでも自分のパフォーマンスを交えた歌は、とても満足そうでした。


一応、一般の方のカラオケ参加も受け付けていましたが、今年は残念ながら1,2名の参加に終わりました。いつもは10名程度はあるんですが・・・。参加賞の景品もたくさん準備していましたが、ほとんど利用者の方に渡しました。(皆さんは喜んでいましたが・・)



さて、次の出演者は地元の吹奏楽団です。


例年、参加していただいており、人数もステージに乗り切れないくらい20名以上が来られています。そのため、演奏も非常に楽しいものになっています。皆のよく知っている曲や、最近のヒット曲もあり、アンコールもあります。


雰囲気もよく知っておられるので、夏祭りに合った感じの曲を選曲していただいています。



最後の出演者は、よさこいソーランを踊られる子供が中心のグループです。結構、地元では有名な団体で、いろいろなところでステージをされているようです。

ところが、今年は(子供中心ということで)参加の人数が大幅に減ってしまったとのことで、いつもならステージに全員乗れずに、ステージ下でも踊っていたのですが、さすがに今年の人数は6名ほど・・・。ステージでも余るくらいでした。


そこで、施設の利用者の方も一緒にということで、踊りたい方はみんなステージに乗って、一緒に踊りました。かえって楽しかったようですね。


さて、祭りも終わりを迎えて、櫓(やぐら)の周りで盆踊りを踊り、最後には会場の照明が全部消えて、花火の始まりです。



大きめの花火を事前に準備して、順番に点火していきます。たった5分程度ですが、何十発もの花火が夜空に打ち上げられました。大変きれいでしたね。(以前は、本格的に花火師さんを呼び、大きな花火を打ち上げてもらっていたんですが、安全上の問題や、地元の鶏舎への影響等もあり、それは中止にして、最近はやや小さ目ですが、素人が打ち上げられる最大のものを買ってきて、打ち上げています。)



楽しい時間も過ぎ、心配された天気もなんとかもって、無事終わることが出来ました。



皆さん、楽しかったですか?


協力団体の方々、地元の方々、そして出演者の方々、ご苦労様でした。ありがとうございました!



また、来年に向けて・・・
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