知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

お風呂工事中

2009年01月31日 | Weblog
施設が出来て、すでに25年を経過しており、最初に建てられた棟は、いろいろな箇所が痛んできています。

数年前には、トイレの排水の問題があり、大規模な工事がありました。その際は、ついでに援助のしやすいようにと、和式トイレを洋式に変更したりと、随分便利になりました。

さて、今回は全体の排水が地盤沈下等で問題をかかえており、大きな工事になりました。特にお風呂の排水が出来ずに、建物の床下に流れ込んでいたようで、ほっておけば大変なことになりそうでした。

で、お風呂場を掘り起こしての大規模な工事になりました。


当然、お風呂は使えません。


冬季ということもありますが、一応1日おきに入浴日を設定しています。今回の工事は、10日から2週間はかかる・・とのことで、その間は別の場所で入浴しなければなりません。

幸い、主に夏場にのみ使用していた、もうひとつの浴室があります。(ただ、夏場の毎日入浴用・・・ときどき実習生が使っていますが・・・なので、それほどたくさんの人は一度に入れません。)湯船には、せいぜい2名がやっと。いつものお風呂ならば、倍の4名は入れます。



ということで、この間は利用者の皆さんに我慢をしてもらいます。(男子だけですが・・)


場所が変わっても、それほど大きなトラブルやこだわりや、問題は起きていません。意外に皆さん、こういうときはうまく対応していただけるようで、職員側も安心します。


お風呂に関係して、今年はボイラーも相当古くなり、春にエコタイプに交換があるようです。そのときも、またお風呂に入れません(このときは、全員になります)。


施設環境も、長くなると環境整備も改修が必要になりますね。金額的な問題も大きいですが、徐々に新しくなれば、使う側の利用者の方も嬉しいですね。



工事等の場所にも、(最初心配されましたが)皆さんそれほど気にせず、工事現場にも足を入れる方もほとんどいませんね。慣れてきたのかな??

また、新しくなったら、報告したいと思います。




次は、支援員が増え、机や場所が足らなくなったので、支援員室の改修(は出来ないの)ですが、場所や机の設置場所等で、対応していく予定です。この件もまた後日・・)
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風邪症状の方が増えてきました。

2009年01月24日 | Weblog
今年は、インフルエンザも流行しそうな気配?一部では死者も出ているようですが、こちらの方は、まだ入ってきていません。でも、十分注意が必要です。


皆さん、うがいや手洗いは必ずしましょうね!



今日も施設は、休日体制で、利用者の皆さんは、娯楽室等に集まってこられます。あまりみんなが一箇所に集まるのも、どうかな??と思いますが、こればっかりはしょうがないですね。こういうときは、出来るだけ、自分のお部屋で過ごして欲しいのですが・・。


風邪症状の方が、今週に入りぼちぼちと出てきました。今のところ、3名ほどですが、今後増える可能性はあります。

特に普段、一緒の部屋で過ごされる方や、仕事(作業)を一緒にされている方等は要注意です。


最近は、エアコンで暖房を入れることも多く、余計に空気が乾燥して、風邪症状を助長している面もあります。・・かといって、暖房入れないと寒いですし・・・。今日は、たまたま通所授産部が休みということで、そこから加湿器を借りてきました。皆さんが生活される空間が広いため、なかなか効果は現われにくいですが、気休めかもしれません。ないよりは、いいかな?ということでした。



まだ、隔離しなければならない方もおらず、通院の方もおらず、幸いその程度に収まっていますが、今後は予断を許しません。(今のところ、一般の風邪薬で対応しています)



以前も書きましたが、やはり風邪にしろインフルエンザにしろ、持ち込むのはおそらく職員でしょうね。(最近は、別の通院で持ち帰る方もいますが・・)

そういう意味で、一番気をつけなければならないのは、職員ということです。


帰ったら、ちゃんとうがいと手洗いを!!(小学生みたいだね)

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こだわりの強い利用者の方は・・・

2009年01月22日 | Weblog
利用者の方の中には、様々なこだわりが見られます。それは、小さなものから大きなものまで・・・・。今回はその後者のお話・・・。



各施設共、よく見られる水やお茶等の飲み物のこだわり・・・。施設内でも、そういった方はたくさんおられますが、特に健康状態に影響を及ぼす恐れのある方については、要注意です。

皆さんの施設や家庭では、どういった対応をされているのでしょう?


私のところの施設では、2つの棟がありますが、それぞれに給茶機を設けて、朝に職員側(宿直職員)でお茶を沸かしています。給茶機は、容量がだいだい大きなヤカンで2~3杯は入ります。コップは、各食事ごとに厨房側で消毒してもらい、交換しています。また給茶機も、毎日宿直者の方で、夜間の利用者が飲まない時間帯に清掃しています。

設置場所も、利用者の方が一番集まる娯楽室前に置いています。(職員にも目が届く範囲内です)



仕事を終えた後とか、食事時に十分飲めなかったときとか、喉が渇いたとき・・・等で、飲まれる方はいいのですが、暇なため、また投薬の関係で口渇感を感じ、しつこく飲まれる方、遊びのひとつで来られる方・・・等については、少々問題があります。

常に職員の側で管理出来ればいいのですが、職員がその場にいない場合等の状況があると、勝手に多量のお茶を飲まれたりします。ひどいときには、沸かしたお茶の中に手を入れ、かき回す人もいます。(そのための防護策として、給茶機にバンドを巻き、勝手に蓋を開けられないようにしました・・・衛生面のためですね)



今、一番問題になっている方は、一日のお茶や水(水道水)の摂取量が尋常ではなく、体重が短時間で2kg以上増加するときもあります。

そのため、食事前に体重を量るようにしていますが、この方、比較的自分で判断して行動出来る方なので、体重を量った後に、また水分を摂取されます。また、就寝後も、眠りが浅く、夜中に起きて水道水を多量に摂取されます。


弊害があり、水分を多量にとるため、排尿回数も多く、トイレットペーパーの使用量も相当です。一日に10ロール!!ってこともありました。



この方、精神障害もあり投薬の量も多く、口渇感も相当あるようです。また、現在定期的(毎食後)に喫煙もされており、一定の制限も必要と考えられます。基本体重から著しく増加した場合は、喫煙を中止する等の方法をとられることもありますが、なかなか難しいようです。

まだまだ検討中の段階です。



それ以外ににも、腎臓に異常がきたしておられる方もいます。水分摂取が多すぎて、それが日常化してしまった悪い例です。

その件については、また後日・・・。




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新しい職員さんが来られました。

2009年01月20日 | Weblog
来年度の体制変更に向けて、今年は新規職員を募集し、今月や来月から研修も兼ねて、新しい職員さんが来られます。

まずは、今日からひとり新しい女性職員の方が来られました。


利用者の方々は、大歓迎! 普段、同じ顔ぶれの職員を見ていると、新鮮さに欠けてくるのか、新しい方が来られたときの歓迎振りはすごいですね。

今日も、朝からその職員さんの周りには、利用者の人だかりが・・・・、皆、それぞれに自分をアピールしたり、職員さんのことを聞いたり、中にはさっそく住所や電話番号を聞く人もいました。


お昼ご飯の際は、「ここにおいで!」とか「一緒に食べよう!」とか誘っていました。こういう歓迎のされ方は、新しい職員さんにとっては、いいかもしれませんね。知らん顔されたり、無視されたり、嫌な顔されるよりは、自分たちから寄ってくるのは、いいと思います。



新しい職員さんにとっては、これからが大変です。まずは、ひとりひとりの顔と名前を覚えること・・・、そして仕事をひとつずつ覚えること・・・、対応の仕方や障害の程度、それぞれの特徴等々・・・、覚えることがいっぱいです

徐々に慣れていき、職員として早く仕事がこなせるように、期待したいですね。


2月からは、また2名の新しい職員さんが来られます。楽しみですね。
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お正月早々、怪我人が・・・

2009年01月11日 | Weblog
まだ、お正月の雰囲気も残る1月上旬・・・やはり、利用者の方も職員も少々気持ちが浮付いていたのでしょうか? 残念ながらお正月早々、怪我人が出てしまいました。


昨日、利用者どうしで軽いトラブルがあり、片方の方がもう一方の方を押し倒しました。そのため、押し倒された方は、転倒し、その際に膝を強打し、関節部分を骨折してしまいました。

幸い?手術までには至りませんでしたが、2週間から3週間はギブス固定になりました。



ただ、この怪我をされた方は、比較的重度の方で、トイレ誘導や介助、また生活全般で援助の必要な方なんです。・・・つまり、職員の仕事は大幅に増えた・・という訳ですね。

普段ならば、男子職員ひとりで援助出来ますが、ギブス固定というと、一人で立つことも出来ず、最低男子職員2名の援助が必要になります。食事場所への移動や、トイレ介助、また就寝起床の援助等、様々な援助に複数の職員が必要になります。


元々、知的障害者の施設ということで、身体的な援助は少なかったのですが、今回はそうはいきません。一応車椅子も設置されていますが、それも使用する状況になりました。

施設の設備環境も、知的障害者向けということもあり、こういう状況では困難な場面が出て来ます。


ということで、今回は病院側、保護者等とも相談して、入院の方向で・・と考えています。(おそらく本人にも、その方が適切と思われます)

私たち施設職員は、一応どんな状況でも対応はするように努力し、適切な援助方法を考慮していますが、やはり限界があり、また十分な対応をするためには、適切な環境設備が整ったところがいいと思います。特に、非常時の場合、早急に病院へ・・・という距離的な問題もあり(最低でも30分)、そういう点も考えると、上記の方法がベストでしょう。



今回の事件でも、決して職員が気を抜いていたわけではありません。


予期せぬ事件(怪我人が出るような)は、思いもよらぬ状況で起きます。あらゆる状況を想定することも大切ですが、今でも「なぜ?」というような事件もあります。今回も同様です。

アクシデントというのは、そういうものなんでしょうね。



でも、やっぱり十分に気をつけたいですね。
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皆さん、お帰りなさい。

2009年01月06日 | Weblog
お正月の帰宅期間も終わり、利用者の方々も施設に戻ってきました。


「おめでとう!」「ただいま!」と元気よく玄関から入ってこられる方、ほんとうは戻りたくなかったのに・・と、しぶしぶ入って来られる方、何もなかったかのように、いつもと同じように玄関で上履きに履き替えて、さっさと自分の居室に戻られる方・・・、それぞれ様々です。でも、みんないろいろな経験をして来られたと思います。

施設に入られた頃は、保護者とのしばしの別れが辛くて、玄関で泣き顔になる人や、ちょっとパニック状態になる人もいましたが、これも何回も繰り返すうちに慣れてきたのでしょうか?あっさりと、普通の生活にすぐに戻っています。

むしろ、保護者の方のほうが寂しそうに帰っていかれることもあります。


職員も、まず保護者の方と新年の挨拶をした後、利用者の帰宅期間中の様子や出来事、また健康状態等を尋ねます(中には保護者の世間話に付き合うことも・・)。
そして、明日からの援助の参考にさせていただいています。

たった1週間の間でしたが、家族や身内で過ごせた期間は、貴重ですね。



さて、翌日からはまたいつもの生活が始まります。今日は、ゆっくり休んで下さい。




職員のほうですが、以前はお正月も勤務することも多く、元日から顔を合わすこともあり、年賀状等の挨拶は出来るだけ控えるようにしていました。

しかし、職員の数も増え、新職員などは先輩の職員方に年賀状を出して、新年の挨拶をされる方も出てきました。職員によっては、年末から年始まで、一度も顔を合わさないこともあり、最近では年賀状もいい意味での挨拶になっています。
また、年賀状に書きそえられた一言や、普段見られない家族の写真等、職員間でもまた違った面を見られるときでもありますね。



さあ・・、明日は1ヶ月に1度の体重測定があります。
帰宅期間中に、いっぱい飲んで食べていていた人は、ちょっと体重が増えているかも・・・?(職員も??) でも、仕事が始まれば、すぐに元に戻ってくるでしょう。


また、新年新たな気持ちで頑張りましょう!




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初詣に行きました。

2009年01月03日 | Weblog
皆さん、明けましておめでとうございます。


私は今日が初仕事です。まずは初詣に行ったお話です。



施設では、4日まで帰宅期間になっていますが、ほとんど帰れない人にとっては、この期間は退屈だったと思います。

明日から、またたくさんの利用者の方が施設に戻って来られるので、少ないメンバーでのんびり出来るのも今日が最後・・・・ということで、残留されている方々と一緒に、同じ町内にある有名な神社へ、初詣に出かけました。


神社までは、車で10分ほどの距離です。
今日はたまたま勤務している職員の中に(私も含め)、マイクロバスを運転出来る大型免許を持っている人がおらず、しかたなく普通車(10人乗り)数台で行きました。

「初詣に行きましょう!」と呼びかけても、中には「行かない」とか「TV見てるし・・」とか、「面倒くさい」なんて遠慮する人もいます。

それでも、希望者は20名くらいになり、職員含めて一緒に乗って行きました。


その神社は、地元では有名なところでしたが、生憎正月も3日目ということで、詣でている人は少なく、逆に駐車場も空いていて、よかったかも??

事前に「お賽銭」用にと5円玉を人数分用意して、利用者の方に一人ずつ渡します。「10円がええのに・・」なんて言う人もいましたが、「ご縁(5円)がありますように・・・」ということを説明すると納得してくれました。


じっくり拝んでいる人もいましたが、ほとんどは簡単に済ませていました。


初詣・・で、神社にお参り・・というよりも、気分転換に外出してきた感覚なんでしょうね。終わったら、さっさと車に乗り込んでいました。

もっと大きな町の神社だったら、露店や屋台が出ていて、また雰囲気も違っていたんでしょうが・・・・、なんといっても(いくら有名でも)田舎の神社です。残念ながら、そういうものは出ていませんでした。


さあ・・、今年はどんな年になるのでしょうね。
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