知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

地元の障害福祉課のクソ対応・・・

2019年07月29日 | Weblog
なんとか、現在サビ管をしているA型事業所に、待望の利用者がやってきました。


開所して1か月以内だったので、ちょっと嬉しい・・・

(でも、本音は早く退職したい・・・)


サビ管を辞められない理由は、現在開所した事業所の「サビ管」の名前を、自分の名前として、貸してしまったことにあります。代わりのサビ管を引っ張ってこないと、事業所として減額の処分があるそうなので、そこはさすがに・・・。

代わりの方が来たなら、今すぐにでも退職したいです。これが本音・・・。



どうして、そこまで・・・?と言う前に、先日、ある事件がありました。



うちの事業所のオーナーである方が、地元の福祉課で注意されて帰ってきました。

その理由は・・・



見学に来られた利用者候補の方々に、A型を利用するための方法や、そのシステムを、ちゃんと説明して下さい・・・というものです。

それは、間違ってはいないのですが、元々は福祉課に尋ねてきた障害者やA型利用希望者に、しっかりと説明をするのが、福祉課の受付の仕事なのでは??と思いました。



最近、またまた地元の役所の受付職員の質が落ちています。つまり、役所にきた地元の住民に対する説明がなく、また(いわゆる)たらいまわしにする状態が起きています。

すべての方がそうではありませんが(中には丁寧な方もいます)、私も先日、父親が死去し、その対応でいろいろな件で相談に行きました。中には、非常に丁寧に説明をして下さる方もいましたが、逆に「何しにきたのだ」的な受付や、間違ったものを請求しても、知らん顔で全部受け付けてしまうバカな受付。


実は、私の知り合いや同級生は、すでに定年で退職していますが、聞いてみると、数年前までは、その部分「住民を大切に」の精神が、受付をはじめとする役所各各に浸透していたそうなんです。

ところが、ここ2,3年の間に、その精神が忘れられ始めていること・・・それが、現在の市長が赴任して以降だと・・・多くの元役所の幹部だった人たちが言います。


私は、現在の市長は全く面識もなく、存在感もないのですが、そこまで元役所の職員(それも幹部クラス)に嫌われている状態も、おかしな感じですね。



そんな現状を聞いて、今回の福祉課の対応も、なるほど・・・と変な納得が・・・。



今日も、A型事業所の利用者の元となる「紹介状」を発行してくれる”ハローワーク”職員から、「A型事業所を利用したい方が来ているが、どんな対応をしたらいいのか?」という質問があり(それも非常に上から目線での尋ね方でした)、それはあなたたちが説明すべき事項だろ!とちょっと切れそうになりましたが、そこは冷静に・・・。


そんな感じの関係機関の対応があります。



ホントに、役所って、自分がその関係でなかったら(その関係でも)、全く知らん顔であり、学習しようという意思もない・・・そんな感覚なんですね。あきれます。

今日、あらためて、見学者に、就業支援センター等の紹介をし、そういう関係機関を利用したほうが、スムーズです・・・と勧めました。




話は、元に戻って、仕事を辞めたい理由は・・・



現在、勤務するA型事業所は、お弁当を作成するのが主な業務。


私、サビ管もオーナーから「お弁当作りに参加するように」との話があり、少しずつ手伝っていますが、本来の業務は、利用者を集め、その対応をすることだと思います。


しかし、そのサビ管業務を理解しないオーナーや周りの職員は、私がお弁当作りに積極的に参加しないことが、仕事をやらない・・・と判断し、またオーナーはお弁当作りの仕事を積極的にしないなら、給料も少な目で・・・と、今月もフルで(朝8時から夕方5時まで)挨拶回りや利用者集めに奮闘しても、10万程度しかもらえないそうです。


自身の自家用車を使い、自身のPCを使い、自身のスマホを使い、精力的に回っても、評価されず・・・



今年の初めにやっていた、元事業所に比べ、同じ仕事なのに・・・倍以上の給料差があります。


だから、辞めたいのです。


(給料が安くても、仕事が評価されれば、まだ救いもあるのですが・・・)



この業界でやってきて、今は一番意欲が欠ける毎日ですね。最悪。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

なかなかユニークな事業所が・・・

2019年07月19日 | Weblog
連日、挨拶回りをしていますが、一昨日訪問させていただいた事業所が、なかなか興味深いところだったので、写真入りで紹介したいと思います。
(※施設長さんや主任さんには、許可を取っています)


京都府は中部にある園部町・・・。

その中心辺りの旧町並みの中にある事業所で、「園部まごころステーション ”陽だまり”」というところです。




写真を見てもらったら分かる通り、江戸時代後期の民家を改造しています。



結構、昔から残る町並みを、そのまま和風レストランや喫茶にするパターンは見られますが、障害者施設が、こういった民家を改造しているのは、非常に珍しいと思います。


この事業所は、就労継続支援B型に取り組まれており、また生活介護や地域活動センターとしても機能しています。


京都市内に残るような、いわゆる”うなぎの寝床”的な、入口は狭くても、奥が深い・・・まさにそういった感じで、奥の方まで事業所の建物が続いており、それぞれに様々な用途に活用されています。


一番最初に目についたのが、玄関を入ると、旧民家を活かした軽食(そば・うどん系)や喫茶があります。




天井は、昔の柱等が残り、雰囲気はとてもいい感じです。


車椅子の方でも、移動が出来るように、空間は広く、また奥にはピアノも設置され、自由に弾くことが出来るそうです(以前は、自動ピアノにされていたようですが)。



その周りには、地元の物産が販売されており、この事業所で制作されたいろいろなアクセサリーやクッキー等も販売されています。

その出来も、十分に市販品として通用するもので、過去にあったような(悪い言い方ですが)同情で買ってもらうような品物ではありません。



奥の方へ入ると、地元の方々が使える集会所のような部屋もあり、うまく古民家の良さを失わないような作りになっています。



一番奥の方には、古民家の庭もそのまま保存されており、職員さんが管理維持しているようです。



こうした環境で日中、通所し、生活し、就労活動することは、非常に意義を感じます。どうしても、事業所や通所施設というと、あまり広くない空間で、大勢がわちゃわちゃしているイメージが強いですが、ここはその空間が広く、圧迫感が感じられませんでした。(古民家は、適度な天井空間が確保されていますね)


ホームページ
http://kyoto-taiyo.or.jp/jigyosyo/magokoro/



私が、現在勤務している事業所は、まだ作業が出来る空間としては、ある程度確保出来ていますが、こうした職員にとっても、働き甲斐のある空間は、非常に羨ましい限りです。


和風カフェは、火曜・水曜営業ということで、興味のある方は、ぜひ一度のぞいてみて下さい。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

嫌々ながら続けている業務、でも責任が・・・

2019年07月12日 | Weblog
前回、後悔いっぱいのまま、この事業所の業務を継続していくことを書きましたが・・・


1週目は・・・ 実は、2日目の業務前、朝から突然の悲報が・・・。

義父(元嫁の父親)が亡くなられたとの連絡がありました。通勤途中のことで、そのまま事業所の代表に連絡。この義父の住まわれていたのが、東京の伊豆七島の島。

当然、日帰りは出来ませんし、数日間の滞在が必要になります。


義父が、最後に助けてくれたのかな?と勝手に思い、業務最初の週は、お休み状態で迎えることになりました。



離婚した後で義父の葬儀に・・・?

と思われる方も多いと思いますが、離婚後も交流はあり、息子もいたこともあり、2か月に1度ほどは、元嫁とも会っていました。


また、昨年は息子が結婚、その嫁の出産・・・と、目出度いことが重なり、何度か元嫁と一緒に、息子夫婦の住む千葉県へ・・・。

お宮参りの際は、息子の嫁の実家がある「鹿島神宮」(茨城県)まで自家用車で行きました。


そんな感じで、義父の住む伊豆七島の島へも、離婚後も遊びに行ったりもしました。快く受け入れてくれました。(気を遣って、宿泊代分をいくらか置いておいたら、怒って返されたりもしました)


そんな付き合いもあったので、また結婚していた時代は、十分に世話になっており、義父の葬儀は、ぜひ行かせてほしいと言っていたこともあります。


この数年、アルツハイマーを発症し、また徐々に身体が弱っていくのを目にし、元妻も、仕事(公務員)を休み、里帰りし、義父の世話をしていました。



そんな状態だったので、少なくとも今年1年大丈夫かな・・・?と話していたところでした。




詳細は、また別の機会に・・・




そんな理由で、最初の週は最初の1日のみで勤務が中断。

問題は2週目です。


なんとか、その週の土曜日に帰宅出来、2週目の月曜から、いよいよ本格的にサビ管業務の開始です。


ところが、この事業所の代表は「サビ管」って、どんな仕事するの?という質問に、ちょっと不安感がよぎりました。


そこで、十分に話し、まず様々な機関や福祉関係施設等に挨拶をして、顔を売り、関係を作り、利用者を集めることが大事・・・ということで、ある程度フリーで行動できるようにしてもらいました(そのせいで、拘束時間はないものの、給与が大幅に減らされることに・・・やっぱブラックだ!・・・おかしい)。


でも、一応この事業所の開設にあたり、サビ管の名前を貸した経緯もあり、責任も感じ、とりあえず利用者を集めるまでは、協力することにしました。


2週目からは、朝から夕方まで挨拶回りです。


一応、地元だったこともあり、ある程度顔見知りの方もおり、「なんでそこに・・・?」という言葉もいただきましたが、そこは比較的順調に(まあ、ボランティアに近い行動ですね・・・給料出ないので・・・)。



知っている他施設の利用者の方もおり、見学に行く・・・とか言ってくれる方もいました。


なんとか2週目が終わりました。


気分的に相当疲れました。



さて、来週は3週目、いよいよ見学者が数人来られます。次に面接があり、利用者が確保出来るかも・・・。



実は、サビ管を目指している職員がいるのですが、サビ管の研修があるのが、おそらく秋頃・・・。それまでは、業務を継続する必要があるのかな・・・と。

(ブラックの理由のひとつに、サビ管の仕事をしないときは、お店を手伝え・・・とのことですが、それは契約上もおかしい・・・。そこをどうやっていくか?が問題です)



ホント、えらいとこに来てしまった・・・。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日から開所・・・しかし、とんでもない事業所だった。

2019年07月02日 | Weblog
ようやく開所になりました。


朝から、やや不安を感じながら通勤。まぜ不安が・・・というと・・・。


実は、私の職場での役割は「サービス管理責任者兼現場管理の支援員」。つまり、半分以上は、開所から早い時期に、利用者を増やすことです。それでないと、この仕事の意味がありません。またこの事業所を立ち上げた意味も薄くなります。



ただ、実際にこの事業所の一員として勤務しだして、気が付いたこと。


他の職員にとっては、同じ「職員」(会社の一員という意識)なのに、福祉系を知っているから「マウント」取っているような変な疎外感があります。

別に「マウント」は取っていないし、福祉を知っているからと言って、偉そうな態度は取っていません(そう思うのは自分だけかもしれませんが・・・)。



「疎外感」を非常に感じるのは、なぜ?



こうしたA型事業所を立ち上げ、障害者を援助していくという、この事業所のオーナーの意図が、職員の方々に伝わっていないようです。


それは、おそらくこの”元”会社が、(聞いてみると)「低賃金(安い給料)」「時間外労働が多い(勤務時間が長すぎる)」「休憩も休みも取れない(雰囲気がある)」と三悪状態の会社だったのです。


いつもなら、不安を感じながら出勤し、そんな実情を知ったら、速攻退職・・・といった感じの行動を取ってきました(それがいいか悪いかは、置いといて)。



今回は、なかなかそういう訳にはいかない事情がありました。


この事業所を立ち上げる際に、申請時に「サービス管理責任者」の名前を、私ですでに登録してあったため、嫌だし・・・と言って、退去出来ないのです。



今日も、オーナーと勤務後に十分話しました。


私が不安に感じていることも、察しておられて、勤務体制をどうするか?を話し合いました。


その結果、1日の勤務時間の削減(現在8時間体制ですが、4~5時間に)、自由に挨拶回りや利用者集めに掛ける時間を増やす(これはほとんどボランティア)。
また、ある程度の仕事の内容を理解出来たら、出来るだけ「サビ管」の仕事に集中する・・・等々です。


結局、仕事内容的には大きく変わりませんが、他の業種の方との比較が少ないように配慮、そのため自身の給与の大幅減額、ボランティア的な要素の仕事内容が増える・・・等々の結論になりました。

実際に、こんなサビ管はいないと思います。


今、もう一人の方が、「サビ管」の研修を受ける予定ですが、その方が受講次第、私はさっさと退職したいと思います。(ホントは今すぐ辞めたい)



ただ、オーナーさんの障害者を受け入れるA型事業所を作る意図(将来的にはB型もしたい)や、私に対する期待感は感じるので、今ここで立ち止まっているわけです。



精神的に崩壊するか、身体的に崩壊するか、いずれかの結果に、益々不安が募っています。


何か、いいアドバイスがあればお願いします。




※今思うと、今年初めに開所した他県の事業所ですが、そこの事業主との兼ね合いが悪く(たった2か月で)退職しましたが、思えば、待遇的には(今のことを思えば)全然よかったですね。

事業所としての私の立場、位置、元企業の援助(給与等の保証)、仕事に対する援助(場所の確保、通勤の補助、携帯電話の管理・・・事業所独自の携帯を準備)等を考えると、その意味合いが違ってきます。

ただ、退職したことは後悔していません(おそらく、継続していたら、精神的に崩壊していました)。

現在、この事業所は開所から5か月を経過して、当初の予定以上の10人を超える利用者が集まっています。(続けていれば、安泰だったのに・・・と言われそうですが)


おまけに、開所までの準備期間が1か月もあり、十分に周辺関係機関に挨拶周りが出来たことは大きいと思います。


今回の事業所は、今から開始です・・・相当遅い!!(その時間も勤務として取ってもらえない)




思うに、他の職員さんが、私を見る”目”も、「福祉長いこと、やってたんだ・・・」的な言い方もされ、そういう”目”で見られていることです。いわば「偏見」ですね。


すでに稼働している事業所さんに、見学に行くと、受け入れる雰囲気が全然違います。



職員さんが、こうした福祉系の理解をどこまでしてくれるか、A型事業所の意味を分かってくれるのか?も私の頑張り次第のようですが、自身は半分以上やる気を失っているので、不安の上に不安と心配と、喪失感が大きい現状です。


唯一、精神的に保てているのは、事業所を「ある程度軌道に乗せる」「利用者を確保して、A型としての事業所の確立」が、目標にあるためでしょうか?


それもいつまで、続くことやら・・・



今回は「後悔いっぱい」です。







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする