知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

台風・豪雨の影響

2013年09月17日 | Weblog
15日の晩は、雨量が非常に多くなり、近くの川が徐々に増水し一部浸水したり、また裏山が崩れるなど、施設周辺も被害が大きかったですね。


ちょうどこの日は宿直で、夜間に何度も施設周辺を見回りして、状況の変化を見ました。


施設の近く(100m以内に)ケアホームが2か所あり、片側のケアホームは河川のすぐそばにあります。例によって、徐々に増えだした川の水の量・・・。おそらく明日の朝まで降り続くだろうとの気象情報で、増水の危険が・・・と考え、ケアホームの利用者の方は全員、施設内へ
避難しました。(過去にも、数回同じ状況がありました。) 結局、増水は相当量にのぼり、避難が正解だったようです。


また、もうひとつのケアホームは山側にあり、山側の土砂崩れの恐れがあります。この裏側は過去に一度も崩れたことがなく、この晩は様子を見ていました。結局、翌朝に利用者の方は全員施設内へ避難しました。


こういった災害時(台風に限らず地震も含めて)のマニュアルはあるため、一応それにしたがって行いましたが、最終的な判断はやはり職員になります。昨晩は危険を感じたため、早めの避難をしたので、特に大きな問題はなかったのですが、まあ今後も同様の状況が考えられます。


逆に地元地域だけでなく、施設職員の各家庭も相当ひどい状況だったようで、この日出勤予定だった職員も、道路の渋滞(土砂崩れのため通行止めの影響)によって全く動けなかったようです。床下浸水の家もなったようです。


こういった状況では、結局は宿直者の仕事が重要になりますね。



施設内でも雨漏りがひどく、先日搬入された「冬布団」(レンタルです)が雨漏りの影響で3分の1ほどが濡れてダメになりました。その後片付けも、実際 明け職員の手伝いが必要に・・・。(この日は休日体制だったので、職員が少なかったためです。)



全国的に台風が縦断したため、いろいろな地域で被害がありましたね。


施設等では、こういった台風の被害、地震の被害等での対応が難しいですね。それは、今回のようにまだ物理的な部分ではしかたないですが、人的な被害があった場合は、対応が早急に求められますね。また、生活環境の部分に影響が出たときは、これもより難しくなります。

施設等は生活しておられる利用者の方の数も多く、さらに環境の変化や急な事象に対応できるか?というと、困難さが想像できます。


そのあたりが、今後の課題にもなってきますね。


皆さんの住んでおられる地域は、大丈夫でしたか?
コメント
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