知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

様々な問題がある。

2014年05月16日 | Weblog
通所施設に就職して1か月半・・・、入所施設では考えられなかった様々な問題がありますね。


基本的に、通所施設ということで、当然ながら各利用者の方は自宅から通われています。特に、私の支援している就労支援の方々は、JRやバス等の交通機関、自転車で通われています。


一番問題なのが、各家庭があるということで、基本的な生活の部分は家庭から始まり、また家庭に戻られるということ。私たちが関われる部分は少ないですね。各保護者の方がしっかり考えておられる家庭は、全く問題はないのですが、中には障害を持った兄弟で住まわれていたり、同じ家庭内に違った問題を抱えておられるところも・・・。


本人の能力によって、直接連絡事項を伝えたり、家庭に電話を入れたり(書類等は配布しますが)しますが、それでも連絡不備があったりします。


就労に向かって取り組まれていても、十分な理解力ではやや欠けるところもあり、前日に何度も伝えたりもします。家庭(保護者)によっては、本人に言ってもらっても十分じゃあないから・・・と、伝わっていないと苦情を言われる場合もあります。(支援学校時代の方法に慣れておられる保護者は特にその傾向が強いかも?)


しかし、今後就労を目指されるのなら、会社や企業等は本人に伝えるだけになると思います。その部分をしっかり身に付けることが大切ですね。



また、家庭に問題がある場合は、同じ法人でのサポートセンターでの対応が可能です。

就労支援の方は、給料をもらわれているため、必然的にお金の管理が必要になります。保護者が預かられているところもあれば、自分で口座に入れる方も・・・。使い方は自分なりに考えておられるようですね。(最近の傾向は、携帯電話を買われる方が多いです)



お金が発生しているということは、様々な問題が起こります。


本人以外の方が勝手に使ったり、使い道を誤ったり・・・


そういう場合は、サポートセンター等での対応は可能ですが、あくまでも各家庭の部分ですから、深く入り込めません。一緒に役所へ行ったり警察へ行ったり・・・は出来ますが、基本は本人が申請が必要になることが多いです。


この部分では、一般と障害者との境界線は難しいですね(役所はあくまでも、形式的な対応しかしてくれません)。



通所施設の限界は、私たち支援者の援助部分がある限界点を超えると、それ以上対処出来ないことです。非常に歯がゆい部分ですね。



そんなことを考えながら、それ以外では楽しく仕事が出来ています。

コメント
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