知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

生活のリズムの乱れ?

2009年09月29日 | Weblog
シルバーウィークの臨時帰宅期間も終わり、今週からまたいつもの生活の始まりです。


ところが、いつもはこういう時期に帰宅がないものですから、利用者の方が変にリズムを崩してしまいました。帰宅した人も、帰宅しなかった人も・・・・。

それは、1週間ほど休日体制だったため、帰宅するしないに関わらず、一日ぼーっと過ごしていたせいかもしれません。あるとすれば、入浴くらいでしたね。


今日、久々に作業を開始したのですが、集合場所に来ない人(普段はそんなことはないのですが・・)、いつもの作業内容が取り組めない人、落ち着かずうろうろする人・・・と、やはり1週間のブランクは大きかったのか、生活リズムが乱れてしまいました。


比較的、帰宅しなかった方は、その復活も早いのですが、帰宅した方は、なかなか元に戻らないようです。(まあ、それでも2,3日すれば戻るのでしょうが・・)


世間でも休みがあってよかった人もいれば、逆にこんな休み期間はいらない・・という人もいたと思います。施設という部分では、あまり好ましくないようです。

せいぜい3日程度でしょうね、休んでも・・・



もう9月も終わろうとしています。場所にもよるのでしょうが、この施設のある地方は、まだまだ蒸し暑さが残っています(残暑?)。そのため、身体のリズムも崩す人もいます。

朝晩が涼しくて(肌寒く)、昼間は蒸し暑い(作業すると少々汗ばむくらい)、そんな状態なので、衣類調節も難しく、今は何を着ていたら一番いいのか?と悩むくらいです。


もう少しこういう状態が続き、このまま10月になるのでしょうね。



10月になれば、一泊旅行もあります。皆さん、体調には十分気をつけましょう。(といっても、結局職員が注意しなければ・・・・ということですね)


新型インフルエンザも、まだ入ってきてないようで、それが唯一の安心かな?
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秋の臨時帰宅期間です。

2009年09月21日 | Weblog
今年は、珍しく連休が重なり(世間ではゴールデンウィークに対抗して、シルバーウィークって呼ぶそうですね)、この期間施設ではどういう職員体制を取ろうか?と検討していました。


4日間の休みを取るためには、宿直や夜勤の勤務を考えると、結局その前後2,3日は職員が少なくなります。

それならば、いっそ休み期間と割り切って・・・ということで、臨時の秋の帰宅期間になりました。



元々、定期的なお正月やお盆の帰宅期間でも、実際に帰宅する利用者の方は、年々少なくなっています(これは以前の記事でも書きましたが・・)。


それでも、家に帰ることが出来るとなると、皆さん結構期待感は大きくなりますね。(実際に帰れる方は、より少ないですが・・)



お盆に保護者の方の都合で帰れなかった・・とか、せっかくの休み期間、少しだけなら・・とか、様々な理由で、意外に帰宅される方もいます。


今日から始まったんですが(昨日は運動会でした)、結局20名近くの方が保護者と一緒に帰られました。


帰宅期間で帰れる方は、嬉しいですね。

でも、帰れない方は、やっぱり寂しいです。

今日もいつもは帰宅されていた方が、保護者の都合で、今回の帰宅がなくなり、大きなショックを受けたのか?今日一日大きな声で叫んでいた方もいます(ほとんど、帰宅出来なかったことの文句でしたが・・)。


逆に重度の方で、前回までは、帰れないことや、周りが帰ることを楽しそうに話していても、大声で文句を言ったり、泣いたりしていた方がいましたが、毎回のことで、ちょっと諦められたのか??今回は非常におとなしくされていました(職員も意外でした)。



帰宅というのは、もちろん保護者の都合になりますが、こちら側はどうすることも出来ません。無理に連れて帰って下さい・・というのも変ですし、理由をわざわざ尋ねるのも、おかしいですね。


職員側は、帰宅の出来ない理由は理解出来ても、利用者の方には、なかなか理解出来ないでしょうね。ここが一番辛いところです。




今回は次の日曜日・・27日までになります。

また元気な姿で、皆さん会いましょうね。
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地域の運動会に参加しました。

2009年09月20日 | Weblog
毎年、この時季は運動会が開催されます。この地区でも、小学校・地元婦人会・消防団等の地域の方々が集って、開催されます。


大きな地区ではないため、小学校単独や地域単独では、人が集らず一緒に取り組んだほうが賑やかでいいですね。もちろん、うちの施設も地域の一員として名前を連ねています。



今年も、20日に行われました。朝から秋晴れのよい天気で、ちょっと暑いくらいの感じでよかったです。


午前中は、主に小学校を中心としたプログラムですが、その中でうちの施設の利用者と小学生の子供たちが一緒になって、玉送り競争の競技があります。(昨年までは、メディシングボールという名前でしたが、今年は元のボール送りリレーに戻ったようです。


少しだけ練習をしていましたが、実際となるとなかなか難しいですね。


それでも一生懸命背の高さの違う子供に、うまくボールを渡そうと皆頑張っていました。



午後からは、満水リレーやだるま運び(だるまはうちの施設で作りました)や玉入れに参加しました。

特に玉入れは、重度の利用者の方でも参加出来るため、高齢者の方と一緒に取り組みました。



また、ケアホームの方は、一般の参加者と一緒になっていろんな競技に参加していました。参加賞をいろいろもらって、非常に喜んでいたようです。


地元の職員もおり、当日は地域の行事ということで、地域代表で参加していたため、利用者の方にとっては、「あ!○○さんが走ってる!」とか、知ってる顔の方がいたら「頑張れー!」と応援していました。見る側でも、結構楽しんでいたようですね。



終わったのが3時を回っていたため、皆さんちょっとお疲れ・・・。施設に帰ってからは、お風呂に入り、ほこりや汗を流しました。


皆さん、よく頑張りましたね。ご苦労様。




夏から秋にかけて、地域との行事ということで、夏祭り・運動会と続けて行われます。地元地域の方の理解の場でもあり、参加することに大きな意味を持って取り組んでいます。

例年の参加になるので、地元の方もよく心得ておられるようで、競技も施設利用者のことも考えた方法もとっていただいています。


また地元職員も多いため、いい意味での理解にもつながっているようですね。
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ハチは怖い・・・

2009年09月10日 | Weblog
毎年、施設の周辺には、季節的にハチの巣が出来ます。それも大きなスズメバチです。

特に施設のすぐ裏側の山(基本的には栗園なんですが、椎茸栽培等にも使用しています)に、多く見られます。一般的なハチは、軒下や木の周り等、まだ目ですぐ確認しやすいところに作るため、こちら側も注意が可能ですが、スズメバチは他のハチとは違い、巣の作り方が異なっているため、意外な場所で突然出くわす・・・といった場面があります。


昨年も、ちょうど夏祭り前後の時季でしたが、運悪く、裏山で椎茸のほだ木を運んでいた利用者と、それを援助していた実習生が攻撃を受けました。
幸い、2人共ハチに対しては抵抗力があったのか、大きな怪我にはならなかったんですが、人によってはショック反応が起きる場合もあり、要注意です。
(夏祭り中に、来られていた保護者の方が刺されるという事件もありました)


ところが、今年も同様に事件が起きました。


職員が裏山の草刈をしている最中に、刺されました。この方は、ハチに対する抵抗力が弱かったのか?少々腫れがひどく、病院で点滴・・ということになりました。

幸い、今のところ利用者には被害はないようですが、この時季は、あまり裏山に入らないようにしています。(職員はどうしても、作業準備等で入る必要があるので、しかたありませんが・・・)



ハチは、巣を処分しても、翌年また違った場所に巣を作ります。TV等でも放映されていましたが、女王ハチがいる限り、出来るのでしょうね。

山狩りをするわけにもいかず、職員は(この時季、山へ入る機会があるため)自衛のためハチ除けスプレー等を携帯して、仕事をするようにしています。



よく保護者の方が、「いい自然環境の中で生活出来ていいね」とおっしゃられますが、自然もひとつ間違うと脅威です。

動物や虫、爬虫類(特にマムシもいます)等、利用者が見ていないところで、被害にあわないようにと、十分に気をつけていますが、それでも興味本位で触る方もいて、本当に怖い場面もあります。
(先日も、ムカデを素手で笑いながら捕まえて、刺されていた方もいました。笑えない話ですね。)


常に、屋内で取り組みしていれば、そういう心配もないのかもしれませんが、先ほどもあったとおり、「いい自然環境」を活かした取り組みを行うためには、天気のいい日は屋外の方が楽しいですね。(利用者の方にとっても)


屋内屋外にかかわらず、そういった安全対策も必要ということかも?


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選挙と投票方法

2009年09月05日 | Weblog
ちょっと遅くなりましたが、先月の衆議院議員選挙は、ある程度の予想とおりになった感じですね。ただ、施設関係者(こういう業界の方は皆)は、今後の民主党の福祉関係の政策がちょっと心配ですね。


30日は、夜から夏祭りもありましたが、とりあえず朝から利用者の一部の方が、投票に行きました。


2日前に、施設長から今回の選挙についての説明があり、(今回はたまたま選挙前の宿直が施設長だったからですが・・・普段は他の管理職が行っています) 簡単に個人名の投票、政党名の投票及び最高裁の部分も説明されました。(最後のは、ちょっと難しかったようですね)



以前から、何度か選挙権の話はしていましたが、今回も同様で、以前から(投票方法の混乱から)一応、自分で意志が示せる人、また自分で記入が可能な人を中心に投票に行ってもらっています。
(それでも、本人が「行きたい」という希望があれば、出来るだけ行ってもらうようにしていますが・・)


「選挙権」の考え方は、人それぞれと思います。これについての議論は、別のところにお願いして、ここでは、その状況や様子を書いておきます。


自分で意志を示せる人は、「誰々に入れた」ということを、終わったあとで報告してくれる人もいます。また、投票所でも特に混乱なく、行動も出来ます。(ある程度の慣れも必要でしょうが・・)

しかし、どこかに行くから「私も・・」と希望を出す方は、選挙そのものが分からず、投票所へ行っても、(もちろん自分で書けないので、選挙管理委員の方が代筆してくれるようです)投票所の記入場所の前にある、立候補者名や政党名等、どの方がいいですか?と聞かれて、指をさして代筆という形になりますが・・、それが何か分からないので、なかなか要領を得ません。

結局、代筆される方も困ってしまいました。


また、毎回こういうことが繰り返されるため、選挙管理委員の方も、変に気を遣って、一般の方が終わってから・・??という言い方をされて、ちょっと後回しになります。(ここがちょっと疑問!?)


ひどいときは、選挙管理委員(代筆の方)さんが、選択肢の中で声のトーンが変わることもありました。(私たちの気のせいかな・・??)



もちろん選挙権は行使するのが、国民としての行動です。

「判断する」ということは、難しいです。


つまり、私たち施設職員も同様で、正しい判断が出来るか?は難しいです。


誰が選挙(投票)に行って、誰が駄目・・ということは言えないですね。
かといって、選挙権があるのだから、全員連れて行く・・という訳にもいかず・・・(ここは理解して下さい)。


やっぱり判断が難しい問題です。


皆さんの施設や家庭では、選挙の際はどうされているのでしょう?



コメント (4)
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