知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

地元小学校との交流会

2011年06月29日 | Weblog
先日、地元小学校との交流会がありました。(施設から歩いて5分程度の距離です)


年間、(各学年)10回程度の交流があり、お互いに慣れた感じがありますが、これも時代の流れなのか?徐々に小学校の子供の数が減少し、今では、うちの施設の利用者の数より少なくなっています。


今回も、小学校の全体行事としての発表会があり、それに招待されました。


どちかというと、小学校側が施設に来て交流・・というパターンが多いのですが、今回については逆でした。


小学校の体育館へ行きましたが、この日は小学生の保護者も来られており、結構たくさんの人数でしたが、それだけに子供の数の少なさが目立ちます。特に、施設の利用者の参加者(一応、選抜メンバーですが・・)と引率職員を含めると、施設の参加者の方が多いくらいです。



小学校側も、施設との交流を大切にされており、この日の行事の中でも、施設利用者と小学生との手遊びという形で、交流する時間を設けていただきました。一応、事前に一度準備時間も作っていたためか、スムーズに出来たようです。
(行事の発表のプログラムに、わざわざ入れていただいたようで・・)



特に、ここ数年は様々な催しものや、来寮されていただくボランティア団体の方等、結構見学の機会も多く、利用者の皆さんも「観る」ことに慣れてきており、こうした取り組みにも落ち着いて見学が出来ています。また、それに対する反応の仕方もうまくなってきました(呼びかけに対する反応や拍手のタイミング等)。


小学生の発表も、人数は少ないものの、内容はたくさんで、楽しめたようです。



施設側の都合で、最後まで見ることが出来ずに、途中退席することになりましたが、こうした機会は大切にしていきたいものです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

蒸し暑い夜は・・・

2011年06月20日 | Weblog
梅雨もいよいよ本格的になって、雨の日が多くなり(場所的には、豪雨のところもありますね)、毎日が蒸し暑いです。


当然、その蒸し暑さも夜まで続いて、非常に寝苦しい感じもあります。




皆さんのところでは、こういったシーズンはどんな工夫をされているのでしょう?


私のところも、これといった工夫はありません(残念ながら・・・)。


エアコン(ドライ)という手もありますが、居室の中には苦手な方もいて、短時間だけ・・・みたいな使い方もしています。でも、ここは山沿いという利点を活かして、就寝時間から1時間ほど窓を開け(網戸にし)ておくと、結構大丈夫ですね。まあ、雨の日は逆に音がうるさかったり、湿気が強くて、効果が薄れることもありますが・・・。


また、この時期になると、掛け布団も薄いものや、個人でタオルケットを購入し、使っている方もいます。


夜間、見回りすると、結構布団をはだけている方や、布団から飛び出している方がいますね。暑いんでしょう・・。



今、省エネということで、また扇風機が見直されているようです。


過去には、まだエアコンが各居室についていなかった頃は、扇風機が備え付けられていて、熱い空気が循環していたのを覚えています。


扇風機も使い方しだいで、涼しくなるようですね。



例えば、窓を開け、外気を扇風機で取り入れる・・とか、一旦壁に当てた風が優しくなるとか・・、ネットでもいろいろ書いてあります。



扇風機は、風を当てるものではなく、風の通りをよくするものだ・・・とか。なるほど・・・と読んでいるのですが、やっぱ蒸し暑さはなかなかおさまりません。



蒸し暑さの苦手な方は、就寝時間をはるかに過ぎても、まだ目を開けておられますね。




今日、利用者の方に、「あさっては『夏至』だよ」と教えられ、「えーもうそんな時期なんだ」と驚きました。


まだ6月の半ば・・・って感じで、これからが夏本番・・と思っていたのですが、夏至を過ぎると、逆に日中の時間が徐々に短くなるんですね。でも、まだ「大暑」が待っています。暑さはこれからですね。



今年も、この夏を乗り切りましょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

利用者の目

2011年06月10日 | Weblog
久しぶりの投稿です・・・(笑)


自分自身の引越しも無事に終わり、最近ようやく落ち着いて生活出来ています。さあ、また頑張って投稿しよう!


昨日、宿直をしていて思ったのですが、利用者の方の中には、結構 職員の行動や業務・仕事の仕方等を観察されている方がいますね。若い職員だと、たまに注意されることもあるようです。

どうしても他の職員(特にベテラン)と比べて、「そんなことしていない」とか「順番が・・」とか言われるようです。



実際に宿直業務等は、一緒に取り組むことは少なく(最初の1ヶ月ほどです)、現在の動きは十分に把握していません(翌日や、結果・記録等を見て判断します)。

それ以上に、利用者の観察した目線で話を聞くと、非常に面白い話が聞かれます。



昨日も、「○○さん(職員)が、こんなことしていたよ」なんて言葉も聞かれました。


例えば、すでに2週間前に入院して不在の利用者の就寝準備(お布団を敷いていた・・・?)をしていた・・・とか、夜間に施錠していた(安全のため)場所の解錠を忘れていたとか・・・



もちろん、利用者の目が、なんの偏見もなく冷静に、また前後関係も考えた視線かというと、いろいろな見方があります。

まずは、事実関係を確認してから、注意もします。



やはり、中には自分の気に入った職員のやり方が一番・・と思っている方もいたり、あまり気に入っていない職員の行動には、どうしても否定的(同じことをしていても・・)になります。


そういった点も考慮して、こちらも話の内容を判断することになります。



意外に、利用者の方の目というのは、普段からの言動から判断して、確かなのか?妄想なのか?虚言なのか?・・・を考えると、参考になります。


先日も、職員の見ていない場面での転倒による怪我や、衝突による骨折があったようです(もちろん、職員が見ていないので、確かなことは不明です)。入浴時や更衣時に職員が、利用者の方の身体の異変(傷がある・・とか、腫れているとか)に気づき、看護師に確認してもらい、通院したりしますが、あくまでも本人がその場で「痛い」とか訴えていただければ、まだ分かりやすいのですが、あまり痛みも訴えず、普段と同じ行動をされていれば、なかなか気づくことが出来ずに、発見が遅れます。


今週の初めにも、そういった事件があり、本人はまったく「痛い」とも言わず、普通に作業や日常生活も送っており、おそらく発見が遅れてしましました。そういった際に、近くにいた利用者の方(話が出来る方)に「○○さん、何かあった?」と尋ねると、勢いよく走ってきて、戸(ドア)にぶつかってた」という話が聞かれました。ただ、日時や細かい状況はほとんど分かりません。

実際に怪我の可能性を考えると、その観察は意味合いがあるなあ・・と思います。



でも、あくまでも参考でしかありません。(アクシデント)報告にも、「・・・という話も聞かれた・・」程度に書きます。



職員がいない場面(各居室や廊下等)で、利用者の方どうしが喧嘩していても、後からの報告で「○○さんが叩いた」とか「○○くんが、こんなこと言った・・・嫌だ」とか・・、実際の場面ではどんなことが起こったのかは、判断が難しいですね。まして、片方が会話が出来る人で、相手側は言葉のない方だったら、余計に早急な判断は出来ません。



状況や普段の行動・言動等、いろいろなことを考えて判断することが必要になります。



でも、利用者の方が見ておられる・・・ということを、常に考えて、職員も行動することも大切ですね。




コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする