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知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

精神障害を理解できない地元ハローワーク

2025年04月30日 | Weblog
今日も、ありがたいことに、2人の見学者が来られました。

いずれも、地元の方で、こうした就労継続支援A型の存在を知らずに、いろいろ調べていたら、こうしたところがあるので、
一般就労出来ない方は、利用すればいい、とのことで、障害者の就労サイトから調べて、連絡してこられました。


当然、いろいろお話を聞き、現在までの状況をお話され、精神疾患を患った後の、一般就労の難しさを語っておられました。


片方の方は、地元に、それも自転車で通える範囲内に、こうした福祉系の事業所があることも知らなかったようで、
ぜひ、利用したい旨を伝えられましたが、残念ながら、精神の手帳はお持ちでしたが、
相談支援事業所を利用したことがなく、まずはそこからスタートになりました。

この地元地域は、市が必ず福祉系事業所サービスを受ける際は、どこかの相談支援事業所を利用するという決まりがあります。
ただ、地元福祉課がそれを突っぱねているのではなく、実際に福祉課に行って、こうしたA型事業所を利用したいと、
相談すれば、すぐに紹介してくれます。

そのあたりは、協力的ですね。


ところが、もう一人の方は、逆に相談支援事業所は利用されていて、福祉へも相談に行かれているにも関わらず、
福祉課は、現在精神の手帳を申請中と伝えると、同時並行でA型の実習もOKと言っていただいたようで、
そのため、見学の際に、体験実習日を決められました。
また、同時にその担当されている、相談支援事業所さんからも、よろしくお願いします、との連絡を受けました。


しかし、その1時間後に、またその方の相談支援事業所の担当者さんから連絡があり、
地元ハローワークさんから、A型は利用出来ない・・・と言われたらしいのです。

その理由を尋ねると、なんと
その方の罹患する「パニック障害」は障害として認められない、との見解だそうです。

「パニック障害」は現在、基本的に精神疾患として認知されています。

結局、相談支援事業所も驚き、私のところのA型事業所も驚き、
今まで、何人もの「パニック障害」の方を対応してきた私も、この事実に驚きです。


あまりにも、ハローワークさんの係官の無知さを感じました。

一番ショックだったのは、当然当事者であるその方ですね。


ただ、この春から、地元のハローワークの担当管が異動になり、違う方が来られたようです。
その方は、それ以外でも、何かにつけてA型に対して文句や様々なことを言ってきます。

例えば、今までハローワークに提出していた、求人票の内容がおかしい・・・とか、
いくつも同じ内容のものを提出しないでほしい・・・とか(全く内容は違います)
何かにつけて、A型を潰す気なのか、訳の分からないことを言ってきます。

先日も、その件で同じことを4度も電話連絡してきて、
最後は、私(係官)が全部訂正しておきます・・・だそうです。


じゃあ、今まで16人もの契約をしてきた利用者さんは、どうなんだ?と聞きたいです。


係官が、もしかして精神疾患?って思ってしまいます。


実は、これも先日、同じ地域のA型事業所の所長さんから連絡があり、
最近の地元の関係機関は、扱いがひどいし、何かにつけて文句を言うし、
書類関係でも申請時に文句を言われたり、
酷い時には、「暫定期間が・・・」と話したら、「暫定期間って何ですか?」と言ってきたらしいです。

まるで素人・・・いやそれ以下・・・

この地域では、国の施策の変更から、どんどんA型がなくなり(閉業するか、B型に移行している)、
一時5事業所以上もあったのに、現在は2事業所になっています。


国は補助金を出し渋り(税金や他の商品価格は上がりっぱなしなのに)
障害者を含め、国民をバカにしています。


ホントに、腹が立ちます。


体験実習も出来ない、精神障害の方・・・

どうなんでしょうかね。

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