知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

まだまだ寒いですが・・・

2012年02月27日 | Weblog
もう2月も終わり・・・  まだまだ寒い日が続いています。


施設の改修工事も約半分程度かな?大きな音は少なくなりましたが、まだ天井を開けてスプリンクラーを付けたり、新たに蛍光灯をLEDの照明に変えたり・・・と、なかなか時間がかかるようです。(多分、4月の終わり頃まで・・・かな)


利用者の方も、音や工事の雰囲気に慣れてこられたのか、特に工事の関係者がうろうろされていても、気にもとめずに過ごされています。



面白かったのが、以前に工事の邪魔をしたり、叫んだりしていた利用者の方が、ある意味有名になり、工事関係者の中では人気者になっています。工事の方が「○○くん、元気か?」とか、「今日は○○くんは静かだね」とか、気になる存在?になっています。(逆を言えば、それだけ騒がしかった、邪魔をした・・ってことですが)


変な話、工事の関係の方も、この期間(2,3か月)施設を見られて、利用者の様子を見られて、ある意味少し理解が出来てきたんじゃあ?と楽観的な見方もしています。全く施設を見たことのない一般の方にとっては、いい経験とも思います。


交流されている小学校や幼稚園の先生方でも、施設の中の様子までは知らない方がほとんどです。(時間がないのもありますが、あえて見学されませんねー。知ってるつもりになっているかも? かえって交流に来られる子供たちのほうが分かってくれているような感じも・・・)




冬の期間もそろそろ終わりを迎えています。


幸いだったのは、この冬季の間 大きな風邪やインフルエンザの流行や、Оー157等の感染もなかったことですね。



数年前には、この流行等で相当苦労しました。職員体制や、利用者の介護等、職員全員で取り組む必要がありました。その後、いろいろな方法を取り入れ、対処してきました。


食堂への入場には、必ず消毒液(スプレー)を付ける・・・職員側で・・・、午後の作業等での「歯磨き」「うがい」等の徹底実施、居室や浴室等の温度管理の徹底、居室の朝礼での利用者の状態把握等・・・。(空気清浄器・加湿器の導入もあります。)



もちろん、それでも風邪症状が出た方もいましたが、例年に比べはるかに少なくなりました。


インフルエンザの流行にも気をつけました。


結構流行していたため、学校関係・病院関係等、人間が集まるところには十分に気をつけました。家族の中でも感染された方がいれば、必ず報告してもらい(家族の誰がかかりました・・程度ですが)、その数日間は職員自身が十分に気をつけておく・・といった感じですね。(黙っているのが一番怖い)



まだまだ冬の期間は終わっていません。気を緩めずに取り組んでいかなければなりません。



今年は、私自身も風邪はひいてないので、幸いです。
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慣れてきたのかな?

2012年02月08日 | Weblog
前回、改修工事が始まり、その件で落ち着かない利用者の方がおられる・・・ことを書きました。さて、その後・・・


一応、担当の精神科医と相談して、工事中だけでも落ち着けるようにと、少々精神薬の調整をお願いしました。精神科医も状況はよく分かっておられるので、うまく対応していただきました。(元々、服薬はされている方です)



結果、当初は工事の方につきまとったり、「帰れー」と叫んでいた方が、比較的落ち着きを取り戻し、最近は朝、工事の方を見かけると、自分から「おはよー」と言うくらいになりました。この調子で後2か月以上はかかる改修工事を乗り切ってほしいものです。



さて、工事の方は順調に進んでいますが、いろいろ問題点も多いですね。


たとえば、スプリンクラーの設置には、各利用者の方の居室に入り、数時間工事がなされます。その間は、別のところで過ごさなければならず、少しこだわりのある方は、我慢を強いられますね。



また、会議中等でもドリルの音や壁を壊す音など、相当大きな音が出ます。この時間は・・・とは、なかなか言いにくく、職員側の柔軟な対応が必要になりますね。



ほんとう、2か月余りの辛抱ですね。(利用者の方、共々・・・)





この最中、今日は施設の指導監査が行われました。


私も一応管理職なので対応をしましたが、ケースノートや検討会議等、特につっこまれる部分はないので(結構職員の皆さんも、意識して取り組んでいただいています)、全く問題はなかったようです。



また、今日は重度の利用者の方の作業班合同で、(ちょっと遅めの)「節分」をしました。


先月からそれぞれで取り組んでいた「鬼の面」作りで作った面をかぶって、豆を投げ、また施設で採れた「小豆」で作った”ぜんざい”を食べました。この行事も年に1度取り組んでいますが、皆さん 「節分」の意味はともかく”ぜんざい”を食べることは大好きで、楽しんで過ごせたようです。



今年度も後2か月・・・  ほとんどの行事が終わり、後は来週のコンサート鑑賞だけですね。


また、報告したいと思います。




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