知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

事業所のある地元の体験会に参加しました。

2022年06月29日 | Weblog
今日、事業所のある地域のハローワークや就ポツ(就労支援センター)が主催する、就労支援系福祉サービス等の体験会というものがあり、事業所としてではなく、地域のA型事業所の代表という形で参加しました。

A型やB型、そして就労移行の方がそれぞれ代表で参加され、来られた方に全般的な説明を行います。

基本、自分の事業所の名前は出してはいけないので、おおよそこの地域のA型はこんなんですよ・・・という話です。


ところが、残念ながら開催されていた2時間の間で、会場に来られたのは2組だけ・・・。非常に寂しい会になってしまいました。
おそらく、この日の天候(相当暑かったです)や、時間帯(昼の2時から4時まで)等の問題があり、集まりも悪かったのかな?と主催側は説明・・・

支援学校等にも案内を送っていた・・・ということですが、この時間帯は未だ授業中・・・です。

また、各事業所に行っている方でも、ほとんどが3時までは勤務中・・・

やっぱり時間帯が悪かったのかな?



私も、現在65歳・・・(驚いて下さい・・・笑)

この会の説明でB型から来られていた職員さんが、70歳を超えています・・・と言われ、私もまだまだ頑張らなくては・・・と思いました。

ある意味、高齢の利用者さんは、(利用者さん自身より)年齢が高いと、安心される場合も多いですね。



最近思うことは、職員さんに、もっと福祉の学習をしてほしいなあ・・・ということです。

利用者さんの対応をする場合、ある程度の基礎知識がないと、悪い対応になったり、利用者さん側でも自身の精神障害の度合いを理解されている方などは、「分かってないな」と半分諦められる方もいます。
それは、私が直接何人かの方から聞いた話です。

人生論で、今までの経験から話をされる職員もいますが、それは少し違う部分でもあります。(多少は参考にもなりますが・・・)


今、何を悩まれているのか?今、どんな状況にあるのか?それをしっかり理解し、適切な対応方法を支援したり、アドバイスをするには、しっかりした基礎知識を持ってほしいなあ・・・といつも思います。
同僚に、福祉系大学出身の若い女性がいますが、その子も同じことを言ってます。

利用者さんの対応を見てると、相当歯がゆいらしいです、いろんな意味で・・・


聞いてみると、結局、何から聞いたら分からない・・・と言われます。

一番は、利用者さん対応や行動把握で、疑問に思ったことを聞いてもらえればいいんですが・・・
そんなに難しいことではないんですが・・・

恥ずかしくないので、ホントに基本的なことでもいいんですがね・・・

知らないままよりは、少しは分かるほうがいいのにね。
この業界で働く限りは・・・


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職場をどうしたいのか?

2022年06月23日 | Weblog
利用者さんの受給者証を見ると、利用量という項目があります。

特に、その中でも、利用者負担額というのがあります。

詳しくは「厚生労働省」HPの「障害者の利用者負担」という項目があるので、参照に。
https://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/service/hutan1.html


結局は、前年度の世帯収入が影響してきます。

これは、特にA型を利用されている方にとっては、大きな負担につながる場合も多く、負担額が0円ならば、なんの問題もないのですが、
例えば、前年度に一般就労されていた場合とかは、収入が大幅に変わってくるため、9300円負担という場合もあります。

また、世帯を持っておられる方では、夫婦での収入が関係してくるので、どちらかが多くの収入がある場合は、上記のような金額になる場合も・・・。

いずれも前年度の収入額によって変わります。


ただ、途中でA型を利用された場合は、大きく減額している場合もあり、これが基本的には6月いっぱいの段階で見直しがされる場合があります。(自治体により異なります)
この場合は、見直し時期が前年度の1月から12月分となり、人によっては、大幅な減額により、見直しで0円になった方もいます。

当然、見直ししていただくためには、役所に書類を提出する必要があります。

今回、私の在籍する事業所の利用者の方の中にも、4,5名ほどの9300円負担の方がいましたので、書類を提出いたしました。(残念ながら、受給者証の関係で無理な自治体もありました)


最低賃金×労働時間を計算すると、9300円というのは、非常に大きな負担です。実質4時間勤務の5日間労働の中ならば、10~12時間ほどの勤務がそこに持っていかれます。

ましてや、独り住まいで、障害者年金等ももらっていない方ならば、これは大きな負担ですね。




一般ならば、どこの会社でもあると思いますが、平社員間のグチLINEグループ・・・。
これが、結構大きな問題になることもあります。

その情報源や、常に会社(事業所)や上司を快く思っていない方は、表向きは平然と仕事をして、そういう場では血気盛んに投稿されているようです。

特にその情報源が不確かな部分でも、一度広がると、それが真実味を帯び、そこに尾がついて、変なうわさにつながることも・・・。

今、うちの事業所もそれが大問題になっています。

その中心になっているのが、例の新人職員です。

意見があれば、堂々と発言すれば、実践できる場面も残されています。全く無視されることはありません。
しかし、そういう場で活躍される方は、表立っては非常に大人しいか、変化を表しません(これがずるい行動)。

特に自分の言う意見が通らないと、即その裏場面でグチを言いまくります。始末が悪いです。


今、どうすればこの状態を解消できるか?思案中です。

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梅雨時季に入りました。

2022年06月15日 | Weblog
梅雨時期に入りました。

こういう時期は、身体の不調や、精神面での不調を訴える方が多くなってきます。
天候や、気温、湿度、また気圧の変化等、様々な要因があるようです。

年度も変わり、約2か月・・・人間関係等も含め、いろいろ悩みも多くなる時期でもあります。


前回に投稿した内容での、事業所の新人職員さんですが、基本的な部分(本人の性格等)から、あまり変わっていません。
施設長が、一応今後の方向性も含め、個人面談を行い、現状の業務のやり方、方向性、本人の業務に対する姿勢等を話したようです。

それを理解出来たのか?はたまた、自身の考え方が正しいと勘違いしているのか?あまり変わった様子はありません。

未だに本人の視点が、常に上から目線になっているのが気になります。(施設長やサビ管や先輩職員より上からです)


これは変わらないのでしょう。つまり正規職員には向いていないということですね。

一番の問題は、その施設長との面談で、利用者さんとの関係性を充実させたい・・・旨の発言があったようですが、私が見るところ、ほとんど利用者の方との接触や関係性を保つ行為は、全く見られません。
そのせいでしょうか、利用者さんから、この職員の名前を聞くこともありません。

自身は、(気が付いていないのでしょうが)常に利用者さんを見る目も、職員と同様に上から目線なので、利用さんもそれを感じているのだと思います。
誰も、世間話もしに行かないし、相談も行ったのも見たことがありません。

本人は、作業の進捗や方法論、効率化ばかり考えて取り組んでいるからです。
基本は、利用者さんがいることを忘れています。

ただ、言葉だけは「利用者さんとの関係をよくしたい」と言っているだけで、行動が全く伴っていません。
おそらく、ずっとこの状態でしょう。

勘違いと、自覚がないからですね。



利用者の方も、こういう梅雨時季には精神的に不調になられる方も多く、業務時間の4時間の精神面での継続が難しく、あと1時間というところで、「今日は調子が悪いので・・・」と退勤される方もしばしば・・・

明らかに、不安定さが表情に現れていますね。

ここは、あまり無理強いせずに、本人の状況を確認し、退勤を認めます。


先日も、職員のその日の「振り返り」(報告会・反省会的時間)の際に、「利用者さんの作業に対する姿勢とわがまま」についての議論がありました。

事業所を長く(古くから)利用されている方の中には、元々この事業所にあった悪い雰囲気(なんでも言えば許してもらえる、作業が自由に選べる等)を逆利用して、自分のわがままを言う方がいます。
例えば、「誰それの横で作業するのは嫌だ」とか、「この作業は苦手だから、難しいから嫌だ」とか、自分の態度はさておいて「誰それは、作業中に雑談をしている」とか、様々です。

就労継続支援A型事業所は、そもそも契約の上で、仕事をしているわけです。
おそらく、それを自覚(意味が分かっていない)出来ていないため、そういうことを言い出すのだと思います。

また、私たち現在の職員が揃う以前(昨年の夏時期に、ほとんど全員が入れ替わりました・・・非常に混乱がありました)の雰囲気がそんな感じだったようです。

全員の朝礼時に、一応何度も現在の施設長が、その点を強調して伝えていますが、古手の利用者さんは、そういう言葉には無関心です。
比較的、新しい利用者さんは、敏感に反応されます。


結局、今までの自分たちが正しいという認識が変わらず、なかなか改める意識も出来ないようですね。難しい課題です。






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よくある、勘違い新人職員

2022年06月04日 | Weblog
新しい事業所も漸く3か月目に入り、順調に進んでいるようにも感じます。まだまだですが・・・(漸く、昨日トイレ工事が終わりました・・・遅)


事業所開設に関わって、新人職員さんも4名入りました。

それぞれの方が、どういう適性があるのか?を見極めている段階で、あまり自分を表さないかたもおり、判断に困ることも・・・。


ただ、その中で一人(悪い部分で)気になる方がいます。

新人さんというと、勤務しだして3か月を経ると、自分がすべてを把握したかのような錯覚に陥るようです。
この方も、そういうタイプで、表立った言葉は出ませんが、行動は明らかに勘違いから始まっています。

というのも、こういう福祉事業所であろうと、基本的には組織があり、施設長がおり、サビ管がおり、支援員の先輩がいます。
新人さんは、そういった方々から、いろいろな事を教わって成長するものです。

しかし、この新人さんは、今までどういった人生を歩んできたのか?非常に言動に問題があります。

まず、自分は周りの人間(施設長やサビ管を含め)より「賢い」と勘違いしています。

自分はいろいろな事が出来ると思っています。
そのため、勘違いをして、勝手にいろいろな表等を作っています(全く上司の許可も得ずに)。それを勝手に使っているので、大きな問題です。

中には”役に立つもの”もあることもありますが、許可を得ていないため、あくまでも個人判断のものです。


また、先輩を非常にバカにしている面も見られます。

確かに調理関係者や以前の仕事から、PCに関わってこなかった方もおり、そういう方はうまく使えない場合も多いです。
また、先輩であるため、今まで利用者さんや事業所の事に関わってきた経験で、いろいろ話もします。

それを軽んじて、先輩の言動をバカにしたり、この先輩はPCが出来ないから・・・と決めつけて、自分が作ったものが最高だと勘違いしています。


よく、この3か月目あたりの新人は、私も長い人生の業務の中で見てきました。
特に立場上、新人対応も数々してきたので、ああ、また面倒な新人が来たな・・・と感じることもあります。

今回は、特に周りへの影響も大きく、特にその新人さんは、年下の先輩をバカにして、自分の考えを個人的なLINEに送って、
自分の考えを押し付ける行為もありました。(その年下先輩の方から、直接相談を受けたので発覚しました)

この方は、まだ若い・・・わけではありません。40歳の半ばを迎えています。
どんな人生を歩んできたのか、おそらくこうした行動を、今までの職場でもしてきたため、40歳半ばにて、未だに独身で両親と同居(ご両親はお元気だそうです)で、
転職を繰り替えし、現在のパートとしての事業所職員に至っています。

勘違いは、それだけに留まらず、自分はモテる・・・と勘違いしているようです。

モテるなら、この年齢まで独身でいるはずはありません(まあ、バツイチくらいは経験しているでしょう)。


モテるので?、勘違いして、年齢差も考えずに、若い先輩女性職員に言いより、振られていました。(その後の行動が、また極端だったので、分かりやすかったです)
実は、この件も若手の女性職員から相談を受けたので、明らかになりました。

「私は、決まった彼氏がいるのに、変に仕事以外の時間に誘ってきたり、やたらと近づいてきてキモイ・・・」とのことでした。


私が思うに、新人にありがちな勘違い、と周りをバカにした態度・言動、(先輩に限らず、施設長に対してもバカにした言動がありました)、
おそらく、見かけは小さな事業所(それでも、利用者は40名近くいます)なので、大きな勘違いをしています。

事業所は法人の元で存在しています。法人は大きく、全体では26以上の事業所があります。

そういったことも理解しておらず、今の自分の存在が分かっていないようです。

「僕は、たぶん正規職員の試験は通っても、面接で自分の意見を言うため、落ちるかも・・・」と大きな勘違いをしています。

一言・・・何様?


特に、その言い寄られた先輩女子職員さんなど、「キモい」の連発で、広い場所があっても、わざわざ横に来て密接し、身体も近づけて仕事をしようとします。
(当然、その後言い寄られた彼女に「「彼氏」の存在をもっと伝えたほうがいいよ・・・」という私がアドバイスをし、実際にそれを実行した後は、それを聞いた彼は、翌日から急に態度が分かりました。
仕事場所もその女性から離れだし、情報共有を拒否し、文句が増えました。その程度の人間だった・・・ということです)


ある意味、仕事は出来るのでしょうが、今までの経過を考える(40歳代半ば)と、それぞれの職場でも、こんな感じだったんでしょう。
仕事はある程度出来ても、人間関係や自分をうまく主張して、円満にやるという意識はないのかも・・・。

まず、組織があることを理解し、どういう経過で報告や業務を行うか?を理解しなければ、物事はスムーズに出来ません。


今から、この新人さんを育てたほうがいいのか?はたまた、その件を説明し、自分の最終判断(続けるか、やめるか)に任せたいと考えます。

一番怖いのは、この考え方が、利用者対応に危険な面で出る可能性を、他の職員さんは心配していますね。確かに・・・

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