遠藤憲一が髭を生やすと、いかりや長介になるとは思わなんだ!
だめだこりゃ。
戦国でも、いや戦国だからこそ「情報弱者」と「情報強者」の差が出るんですな。
ただその情報収集能力を正しい判断に繋げられるか?はまた別の話。
織田信忠は光秀の兵から逃げようと思えば逃げる事は可能で、
若し京を脱出していれば、織田の家督は既に信忠に移っていたのだから、
秀吉の出る幕なんぞ全く無かった訳ですな。
情報は得ていても、判断が間違っていた典型例と言える。
真田昌幸も情報を得ていても、この本能寺の変において正しい判断をしたとは思えない。
いや、大泉洋が指摘する通り、昌幸は余りにころころ主君を変え過ぎる。
戦国乱世、弱小領主は致し方ない事かもしれないけど、
それでも主君を変えた数が余りに多過ぎる。(但し、ビックネームばかり)
本能寺の変においては、主君を変えるのはある程度仕方ないにしても、
この後、「えっ、今裏切るの?」って局面が度々出てくる、
そして、高い確率で裏目に出てる。
この辺りは平成の政界の小沢一郎を連想させる。
どっしり落ち着けば、もっと上手くいったかも知れないのに、
策を弄し過ぎて、結局損をしてるんですな。
ただ大河の主人公の幸村こと信繁には、
上杉での直江兼続との交流が昌幸には全くなかった
「義」の心が生まれて、歴史は動いていくと。