基本的な位置関係は同じ。
太陽ー月ー地球
と一直線に並び、月の影が地球に届けば日食となる。
ただ、今回は月と地球との距離が遠い為に
見かけの月の大きさが小さくて、
太陽と月がぴったり重なっても太陽を隠しきれない
周囲に太陽が残ってしまい「金環」となる訳。
だから金環日食は厳密にいうと
「部分日食」の一種である。
大阪でも最大食分0.944と1に満たない。
これが皆既日食となると、ジャングル大帝にも出てきた
こんなコロナが観察できるわけですな。
皆既食の間はは日食メガネもいらない、
空は真っ暗になり昼間なのに星が輝く。
更には、皆既日食が終わった瞬間に
端っこから太陽に光が顔を出し
「ダイヤモンドリング」という現象が現われる、
ドリカムが唄う「ゴールデンリング」が結婚指輪なら
こちらは婚約指輪に如何?!
では、なぜ皆既日食になったり、金環日食になったりするかと言うと
月が地球の周囲を回る公転軌道が結構な楕円で
最も近いところで約36.3万キロ、最も遠いところで約40.6万キロも差があり、
近地点と遠地点とで見かけの大きさは約10%程度も変動するから。
この5月5日に「スーパームーン」を目にした方も多いと思うが
あれが「近くて大きい時の満月」
それが今度、反対側に回って来たので
「遠くて小さい新月」で皆既日食じゃなく、金環日食に留まってるんですな。
スーパームーンのあほーーーっ!
日本で次に皆既日食が観察出来るのは
2035年9月2日
しかも大阪では部分食で皆既食が見られるのは北関東や北陸の一部地域。
日食は地球単位でみると実は年間2回くらい起こる
そんなにレアな現象ではないんだけど、
月が出ていれば見られる月食と違って
観測地域がごく限られている、
5月21日の金環食のように、日本列島を縦断するように中心線が走る
好条件の日食はまあ~、きっどさんの生きている間はもう起こらない。
後は天気が良い事を神頼みするのみ!