晴耕雨読 in 神鍋高原

~ものづくり・工場改善の本の紹介を中心に~

ものづくり・工場改善 松井順一・石川秀人 工場改善の手法がよ~くわかる本

2011年12月18日 | ものづくり・工場改善

(2011年12月19日発行)(次回12月26日予定)

こんにちは。
また土曜は雪が降ったようです。早く雪囲いをしたいのですが、土曜日曜に雪が降ると車で帰れないので、延期にせざるを得ません。また、来週も土曜日曜が雪が降るようで、どうしましょうかね。

今回は、ものづくり・工場改善の9冊目のお話ですが、著者が2名以上になるはじめての本になります。内容が役に立ちそうなら、ぜひ本を買って読んでみてください。

年間12冊の中の12月の一冊です。

タイトル
 工場管理の改善手法がよ~くわかる本

著者
 ①松井順一(アイシン精機、中部産業連盟、トーマツコンサルティングを経て、現在コンサルソーシング代表取締役)
 ②石川秀人(一部上場大手メーカ、中部産業連盟、トーマツコンサルティングを経て、現在コンサルソーシング取締役)

ここが読みどころ
 現場改善にあたっての、各管理の極意をずばり「○○管理の極意は△△」と章のタイトルで示してくれています。そのため、ポイントがたいへんつかみやすくわかりやすくなっています。その点が一番のおすすめ点です。また、章の中の各項目も、その極意を説明するために組立られています。章のタイトルをまとめ・整理するだけで役に立つと思います。
 ところで、「生産準備」とは何かわかりますか?私もこの本で初めて知ったのですが。生産準備をする力ということはわかりますが、具体的には、工程設計、作業設計、コスト設計、品質計画、生産計画、物流計画などを通じてQCDの計画と管理の準備をする力のことらしいです。この準備力は価格競争のみならず魅力競争においても不可欠とのことです。この視点からも自社はどこが今弱いか、できていないかを考えると役に立つと思います。

内容
 内容は一般的な内容ですので、他の本ではあまり見ない内容を2点上げます。
 ①156pにカンバンの枚数の決め方(理論値)の記載があります。これを書かれている本は私の記憶にはありませ。
 ②160pに横物流の記載があります。横物流とは、購買・構内・製品などの各段階でのストックにかかわる物流のことです。

 なお、無理に○○管理の極意は、△△とされているため、個人的には納得できないところもあることは書き加えておきます。

目次
 第1章 現場管理体制の構築
 第2章 現場管理環境づくりの極意は、5S
 第3章 工程管理の極意は、整流化
 第4章 品質管理の極意は、工程でのつくり込み 
 第5章 作業管理の極意は、標準化
 第6章 生産管理の極意は、後工程引き取り
 第7章 物流管理の極意は、流れ化
 第8章 要因管理の極意は、人づくり
 第9章 日常管理の極意は、見える化

ページ数
 231p

価格
 1500円

概観
 Photo

 

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