暑中お見舞い申し上げます。
さて、私も休暇を取りたいので、
8月7日と8月14日の2回分のブログはお休みにさせていただきます。
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ブログ 「晴耕雨読 in 神鍋高原」
第348回記事(2017年7月31日(月)配信)・・・・・毎週月曜日配信予定
ホタルブクロ(釣鐘草) / 四季の花 7月
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熱い中で盆に向けて草取りをしています。
草取りの最中に手を休めた時に、面白い形の花を見つめました。
ホタルブクロ(蛍袋)、または釣鐘草とも言うようです。
確かに釣鐘の形に似ています。
データ
場所:家の東側の荒地
キキョウ科 ホタルブクロ属
色:赤とか白もあるようです。
神鍋屋 三右衛門
梅雨が明けて、一挙に熱くなりました。
ほんとうに、暑い!
豊岡市は2日連続で日本の最高気温を記録したようで、
TVで何回か名前が出ていました。
37°Cとなると体温よりも高いので、
日中の過ごし方に工夫がいりますね。
両親には、「こまめに水分を採って。」と言っています。
熱いことが、何か事業に繋がるならそれはそれでよいことではあるのですが・・・。
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ブログ 「晴耕雨読 in 神鍋高原」
第347回記事(2017年7月24日(月)配信)・・・・・毎週月曜日配信予定
甘えび 寒風姿干 / 神鍋みやげ
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この商品は家内のおすすめです。
えびが、有頭のまま入っているので、みそもそのまま入っており、おいしい。
お酒のおつまみに最適です。
(家内によると、某旅番組で、酒好きの俳優MKさんが、城崎温泉で食べて、
大絶賛していたとのことです。)
実際の私も食べてみましたが、「おいしい。」
たしか500円程度だったと思います。(メモしておいたのですが、紛失しました。)
写真のえびいっぱいの状態を見てください。
神鍋屋 三右衛門
道の駅 神鍋高原で売っていました。
九州の朝倉市・日田市の豪雨の映像を見るに、つくづく集中豪雨の恐ろしさを感じます。
そして、約10年前の、円山川の堤防が決壊し豊岡市の市街等が水没した災害を思い出します。
また、古くは、高校生時代に水害時に小舟で数日通学したことを思い出します。
被災された方にはお見舞い申し上げます。
今回の食品工場の品質管理の視点から考えると、工場自体が泥水を被ると、
衛生状態を元に戻される苦労は並みたいていの事ではないのでは感じます。
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ブログ 「晴耕雨読 in 神鍋高原」
第346回記事(2017年7月17日(月)配信)・・・・・毎週月曜日配信予定
「食品工場の品質管理」 河岸宏和 / ものづくり・工場改善 食品工場
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食品工場の関係の本の紹介は、今回が3冊目になります。
どの本も目から鱗が落ちるものばかりなのですが、今回は特に目から鱗が落ちる割合が高かったように思います。
特に、食品工場の衛生・品質管理の点からこの本を強く推薦したいと思います。
はじめに
私は会社では品質管理関係の仕事を主にしていますが、
食品工場の品質管理は全く異質なものと痛感しました。
それは人が食べるものに関係するので、消費者の安全が第一で、
安全・衛生が最優先になるからです。
この本はこのことを強く教えられる本でした。
著者の河岸先生は食品工場の品質管理を、運動会のテントに例えてされていますが、
この点を含めて初耳だなと思う点等を、3つの点からまとめてみました。
内容
1.経営的な点から知っておきたいこと
知っておくといろんな点で役立つかも。
①ドべネックの要素樽(19p)
作物が健全に育成するためには必要な各種の栄養が完全に供給されなければならない。
作物の育成に必要な量に対して最も供給の少ない養分が育成を制限する。
つまり、作物の育成は最小養分により決まるということです。
②エシックス(17p)
エシックスは倫理観のことです。
食品工場の品質・安全性の土台はこのエシックスにより支えられています。
著者は、ビジネスエシックスとも書かれていました。
③メラビアンの法則(211p)
不具合が発生してお詫び会見をする場合、相手に伝わる印象は
服装(55%)ー声の大きさ(38%)-内容(7%)
で決まるという心理学者メラビアン教授が提唱されている法則。
2.食品工場の品質管理の点から知っておきたいこと
「えーそんなことにも気を配らないといけないの」と感じた点です
①工場内の街路樹(53p)
工場内に植える樹木は、
害虫がつかない種類で、葉が落ちず、実がならない
ものが適切です。
②建物配置図(126p)
以下の3つの図面を作成しておくと良い。
半径30kmの地図・・・30kmは鶏インフルエンザが発生した時の移動禁止距離
工場周辺の地図・・・10t車が毎日のように走行すると道路の損傷が激しい。自治体との打ち合わせが必要
工場内の地図・・・水たまりができている、街路樹が伸びているなどの現状の問題点を記載する
③雨の日に確認したいこと(136p)
工場の建屋や周辺に降った雨はどのようにどこに流れるか
雨樋にゴミがつまって、排水が溢れていないか
駐車場に降った雨はどこに流れて行くか
3.私自身が再認識したこと
①食品事故の要因(37p)
物理的危害、化学的危害、生物的危害、ペスト、日付表示ミス、アレルギー表示ミス
の6つが大きく分けるとある。
②アレルギー表示(58p)
容器包装された加工食品では、
卵、乳、小麦、そば、落花生、えび、かに
の7つを特定原材料として表示する必要がある。(2010年時点)
③カタラーゼ検査(203p)
どの工程で異物が混入したか調べる方法で、
昆虫・人毛などの生体反応がある異物が過熱工程以降に混入すると、
その異物を過酸化水素水に入れると泡が出る。
最後に
河岸先生は、食品工場の品質管理に関するノウハウをこれでもかこれでもかというほど多数
提供されており、正直びっくりしました。
それだけ参考になる点があると強く思います。
井上直久
データ
タイトル:ビジュアル解説 食品工場の品質管理
著者 :河岸宏和
出版社 :同文舘出版
出版年 :平成19年
ページ数:230p
目次 :(10章ありますが、省略します。)
外観
(このブログは、ついつい書くタイミングから、1Wから10日前のことを書いてしまいますが・・・)
6月30日は、「夏越しの大祓」でした。
大晦日は1年の最後の日ですが、夏越しの大祓いはその半年版のようなものです。
私は毎年、半年の穢(けが)れを払い、これからの半年の無病息災を祈いながら、
ある神社で茅の輪くぐりをします。まあ、一つの行事みたいなものです。
皆さんは一年の半分が経過したことに対して何かされていますか?
私は、一年の半分が経過したということで、
年間計画の実績確認と計画の見直しもこの時期にやっています。
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ブログ 「晴耕雨読 in 神鍋高原」
第345回記事(2017年7月10日(月)配信)・・・・・毎週月曜日配信予定
我が家のクレマチス 2017 / 四季の花
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我が家の庭には、京都のマンションから持って帰って、
地植えにすることで元気になったクレマチス「7つ」があります。
今年咲いた花の写真の披露になります。
赤、白、紫いろいろありますので。珍しい八重です。
珍しい赤系です。
神鍋屋三右衛門
早速ですが、先週6月25日に、NHKの朝の番組「ルソンの壺」(経済番組の一種)に
豊岡市の鞄のメーカさんが出ていたので見ました。
(数日前から防災無線?で放送があるとのアナウンスがあり、母親は待ち構えて見ていました。)
タイトルは、地場産業の底力~地域を元気にする挑戦者たち~
紹介されたのは、株式会社足立さん、鞄の部品の卸から始めて現在は鞄の製造もされています。
豊岡市の地場産業の鞄に関し、鞄メーカの廃業が続き、鞄の部品の卸事業の先細りが見える中で、
生き残りのために、
鞄メーカから営業権・設備を譲り受けてのチャレンジが素晴らしいと感じました。
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ブログ 「晴耕雨読 in 神鍋高原」
第344回記事(2017年7月3日(月)配信)・・・・・毎週月曜日配信予定
経営の一言 / 「サービスが先、利益は後」 小倉昌男
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先日、日本経済新聞の電子版を読んでいたら、日本産業新聞で「企業遺産」というシリーズが始まったようです。
その第1回が、300億個の荷物を運んだヤマト運輸のあの独特の外形の輸送車のことでした。
車高が高く、運転手が運転席から左側ドアや荷室に立ったまま移動でき、危険が少ない左側ドアからも降りられる、
ウォークスルー&クイックなデリバリー が可能な車。
この車ができた経緯を読むと、その当時の社長であった小倉昌男さんの言葉を思い出してしまいます。
「サービスが先、利益は後」
けっして、利益はいらないと言っているわけでなく。
(その当時、ヤマト運輸は輸送距離の長距離化に乗り遅れ、三越百貨店の荷物の配送から手を引き
利益は正直欲しいものだったはずです。)
利益の追求よりもサービスを向上・充実させることで市場自体が大きくなり、結果的に利益が大きくなる。
(その後、ヤマト運輸はいろいろとサービスを充実させ、市場自体も大きくなりました。)
この車は、お客様にクイックな配達をするという、良いサービスをするために考え出されたと思います。
最近、あらゆる商品のコモディティ化のスピードが加速し、企業間の競争が激しくなり、
差別化のポイントを企業が必死に探す中で、そのポイントがサービスサービスとなり、
あらゆるものがサービス(産業)化していると思っています。
そんな中で、(特に製品のスペックでの差別化からなかなか抜け出せない製造業関係では)
どのような経営のかじ取りを経営者はされるのか?
ぜひ心に留めておきたい一言です。
ここで問題です。
乗客が少なくなる、特に地方の路線バス会社は斜陽産業と言っていいかと思います。
斜陽産業の路線バス会社さんが、経営の再建で小倉さんに相談されたことがあったようです。
路線バス会社は「減便」という答えを小倉さんから引き出したかったようですが、
小倉さんの答えは違っていました。
その答えの中にこそ、小倉さんの考え・イズムが表れています。
答えは各自考えて出し、その上で一言と適合するか考えてみてください。
(同じ答えになる必要はありませんので、小倉さんが言われた内容はあえて書きません。)
井上 直久
私がかつて書いた、小倉さんの「経営論」の感想は
こちら。
↓
経営の本棚 ⑩ 「小倉昌男 経営学」 小倉昌男
http://blog.goo.ne.jp/spvk3am9/e/ad114528e1df5c2ce3a1177bd38d6c09