晴耕雨読 in 神鍋高原

~ものづくり・工場改善の本の紹介を中心に~

ものづくり・工場改善 小山昇 経営の見える化

2012年02月26日 | ものづくり・工場改善

(2012年2月27日発行)(次回3月5日予定)

 今回は、ものづくり・工場改善の12回目ですが、今までとは少し毛色の違った内容で、会社の経営に関係する「見える化」についてです。
 著者の小山昇さんは株式会社武蔵野の社長さんで、株式会社武蔵野は経営品質では良く知られた会社です。会社の色々な点を「見える化」されることで、日本経営品質賞(中小規模部門)を2回受賞されています。日本経営品質賞を2度も受賞した会社は他にはありません。それだけ、すごい会社ということになります。
 経営品質をご存知ない方も多いかと思いますので、説明をしますと、「企業が長期にわたって顧客の求める価値を創造し、市場での競争力を維持するための仕組みの良さを表すものが経営品質」です。日本経営品質賞は、日本経営品質賞委員会が受賞企業を決めており、日本生産性本部が関係しています。

この本は、大変気軽に、そして面白く、あっという間に読めますので、一度購入して読んでください。

年間12冊の中の3月の一冊です。

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タイトル:経営の見える化

著者:小山昇(株式会社 武蔵野 代表取締役社長)

出版社:中経出版

ここが読みどころ:
「大変面白いです、ま~あ一度全部読んでみてください。」というのが結論です。
本の表紙に「9割の社長・幹部は自分の会社のことは何も知らない」というドキッとすることが書いてあります。本当にそうなのか?全部読んでいただいて決めてもらうしかないでしょう。

内容:
小山社長の発想が一般的な発想とどれだけ違うかを、第1章の中からひろってみました。
 25p:まず、まねるから入る
 37p:経営計画書にはできることだけ書く
 41p:まずやらないことを決める
 49p:経営改革書には社長の実印を押す
かなり違うことを実感じただけたのではないでしょうか。

目次:
 第1章 「社長の思い」の見える化
 第2章 「お金の流れ」の見える化
 第3章 「儲かっているかどうか」の見える化
 第4章 「現場の仕事」の見える化
 第5章 「情報」の見える化
 第6章 「評価」の見える化

ページ数:223p

価格:1429円

外観
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