第190回記事(2014年4月21日(月)配信)・・・・・・毎週月曜日配信予定
井上三郎右衛門@晴耕雨読です。
最近、野球のイチロー選手が日米通算3018試合の日本人最多出場記録更新の記事が新聞に出ていましたので、思い出した本があります。
野村克也著 「無形の力」 (日本経済新聞社)(本体1500円+税。2006年初版。)
著者はみなさんよくご存知のプロ野球チームの元監督の野村さんです。
(ちなみに、破られる前の記録の保持者は野村さんであり、
野村さんは、兵庫県豊岡市の隣の、京都府京丹後市の出身です。)
大企業に対して、中小企業は弱者です。
人がいない、物がない、金がない。
しかし、こらからも生き残っていかないといけない。
その為にはどうするのか?
弱者なら「弱者の戦略」で生き残っていくようにする。
たとえば、壁にぶち当たった時に、智恵を出すようにする。
智恵をまとめると、無形の力になる。
(別の言葉では、「知的資産経営」ということになります。)
これが一つの大きな方向性であり、結論でしょう。
この本は著者が、プロ野球界で壁にぶち当たったときに絞ってきた智恵がまとめられており、「弱者の戦略」について書かれています。
経営書とは異なりますが、経験に基づいた話であり、格言などの大変に含蓄に富んだ言葉が多数入っており、
一読をお薦めしたい本です。
タイトルの「無形の力」に関して、本の帯とはじめにの部分の文章を一部使用し、私の言葉と組み合わせ、再度、本の内容の概略を以下で紹介します。
「無形の力」は弱者の戦略の基礎・原点である。
野球では、パワーやスピードといった目に見える力だけではなく、さまざまな力がある。
「情報収集力」「分析力」「観察力」「記憶力」「判断力」「決断力」・・・・・・・・。
勝つためには、こうした目には見えない「無形の力」を存分に発揮することが重要なのだ。
強者が身体能力を生かしてくるなら、弱者は頭脳で勝負する。
目に見えない力、つまり「無形の力」をフル活用してこそ勝機(商機)が見出せる。
壁にぶち当たったとき、強者に挑むとき、私はいつも知恵を絞ってきた。
「目に見えない力」=「無形の力」が人生(会社)を変える。
PS
著者の別の本に「エースの品格 一流と二流の違いとは」(小学館)という本があり、
この本にも「無形の力」という記載が多数出てきます。
また、「組織はリーダの力量以上には伸びない」(69p)との言葉は経営者の方には大変参考になるのではと思います。
第189回記事(2014年4月7日(月)発行)・・・・毎週月曜日発行予定
急にとっても暖かくなり、そしてとても寒くなり、気温の変動が激しいですね。
この時期は、やはりお花見の時期です。
京都では桜の花が満開状態なので、神鍋高原で桜の名所はと考え、山宮区の清滝小学校の桜が満開だろうと期待して行ってきました。
しかし、残念ながらまだまだでした。国道482号線の沿線の桜は満開なので、少し遅めに咲く種類の木なのでしょうか。
ある方(大阪で税理士事務所をされている中原さん)のHPで桜が満開状態の写真を見たことがありますが、それはとってもきれいでした。
次の週末には満開なのでしょうが、来週もまた帰郷するわけにも行きませんので、満開の桜の写真は来年までお預けです。
校門脇の桜の花が最も開花していました。
とってもきれいでした。
校内には桜の巨木・古木が15本ほどあり、
保存活動を行っているという看板もあります。
大事に守っていきたいですね。
(三郎衛門)
2014年4月19日追記
いろんな方のHPなどを見ていると下記のような書き込みがありました。
●ソメイヨシノは寿命60~70年といわれるが、樹齢85年を越える木が多い。
●「清滝桜」という言葉を使っておられる方もおられました。
●これらの木は、旧清滝尋常小学校の昭和元年卒業生が昭和4年の同窓会時に植樹されたのが始まりのようです。
●樹木の老化が激しいため、現在活性化が計られているようです。
●「巨木が無い旧日高町の町内では何んといっても数で勝負するここが随一です。」