夕刊/金田ヒサ

THE RAMBLINGSのフロントマンが贈る漂流記

不自由なルール

2013-07-03 | Weblog
よくわからねぇルールを自分で作って自ら不自由になる事はないか?

それは「こだわり」なんかじゃなくて「しばり」だったりしてさ。

自分を縛り付けてる上に一種の逃避にもとれるんだよな。

十年以上前にギターを弾くのを辞めると宣言した男がいた。

そいつはギターを愛してやまない男なのにね。

数年後に奴が本当にギターを置いている話を耳にした。

その間どんな葛藤があったかなんてわからないし興味もない。

ただテメエに屁理屈つけて逃げ出してただけなんだからさ。

だけどね。

俺は必ず奴はまたギターを手にするとわかっていたよ。

だって胸が張り裂けそうなくらいギターが大好きなんだから。

今その男は自分を縛り付けてたルールから解放されて

毎月何本ものライヴで感じながら音楽と暮らしている。

それだけで俺は嬉しく思ってんだ。

ブレまくるのは大いに結構さ。

それをいちいち口に出したり文章にする輩に苛つくだけだ。

Facebook?

Twitter?

己に意味あることなら腹の中にしまっとけ。

お前だけのルールだろ?

お前だけの決めごとなんだろ?

いちいち他人様にご丁寧に報告なんかしてんじゃねぇよ。

最後は自分自身が戻りづらくなるだけだからな。

判るか?

ブレまくろうが最後に帰るホームがあればいいんだ。

そのホームを築けないのはお前自身の問題だよ。

軽々しいからスカスカでぶっとい柱が建たねぇんだろ。

さぁ、俺はとっととホームに帰るよ。

こちとら自分を縛り付けてる時間なんかねぇし

そんな悪趣味は持っちゃいないからさ。
コメント
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