夕刊/金田ヒサ

THE RAMBLINGSのフロントマンが贈る漂流記

それだけのことさ

2010-01-22 | 戯言集
堕ちて哀れみの目で見られようが

負け犬のカス呼ばわりされようが

嘘つきの裏切り者と罵られてもかまうもんか。

生き延びてやる。

恩返しなんてハナっから出来やしねぇんだ。

軽蔑されてもかまうもんか。

生き続けてやる。

命ある限りな。

命ある限りだ。



人を傷つけてよ。

人に傷つけられてよ。

神様に頼んだり

神様を恨んだり

ずっと都合の良いことばっか祈り続けるんだ。

俺は殺人者でも戦争をおっぱじめた訳でもねぇ。

ましてや放火魔でも通り魔でもレイプ魔でもねぇ。

図々しく生き続けても勘弁しろや。

毛や歯が全部抜け落ちてよだれたらしながらよ。

何を残すかなんてわからなくていい。

生きぬいて結局何が残ったかだ。

いや、最後は何も残らないかもしれねぇな。

この先きっと大して良いことなんかねぇよ。

だけど俺は生きてぇんだよ。

それだけのことさ。

欲深き愚か者と笑うかね?神様。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする