soramove

読書と旅行と柴犬のブログ
目標は留学生に日商簿記3級合格を!
ヤプログから引っ越してきました。

「容疑者Xの献身」ミステリーの可能性の手ごたえ充分

2006-02-22 00:17:14 | 読書の時間
「容疑者Xの献身」★★★★
東野 圭吾著 352ページ、1600円

ラストの351ページ目を読むために
それまでのページをめくる。

これがミステリーの醍醐味。
傑作だ。

日本のミステリーは、どうもリアルに感じられなくて
なかなか手に取らないが、
直木賞を取ったこともあり
アフィリエイト@の売上で
この本を手に入れた。

トリックには驚かないが
これはもうミステリーというより
愛を描いた作品だ。

愛は与え続けるものとするなら
ここにあるのはまさしくその美しい心、
魂の輝きだ。

悔しい、
何が悔しいかはこの本を読まないと感じられない。

こういう本を読むと日本のミステリーの
可能性も信じられる。
映像でも是非見たい。

★ここまで読んだら、是非クリックもよろしく!他のブログもチェック!←ランキング参加中!

★書店に行くと著者の作品がほんとうにたくさん並んでいる。
こんなに本になっている作家に、今頃直木賞っているのは
どうなんだろう。
早い時期に選べなかったことを充分反省してもらいたい。
新人賞なんだろ。



「ウォーク・ザ・ライン」リーズ・ウィザースプーンだけを目で追い続ける

2006-02-21 22:54:01 | ミニシアター系映画
「ウォーク・ザ・ライン」★★★★
ホアキン・フェニックス、リーズ・ウィザースプーン主演
ジェームズ・マンゴールド監督、2005年、アメリカ

リーズ・ウィザースプーンが良い!

実在の人物の映画化だが、
その人達を知らないので
1950~70年代のアメリカの
ヒットソングと
人気歌手の活動に
寄り添った女性として
輝くようにキュートな
彼女の姿を見つめる。

こんな役が出来るようになったんだなと
目はずっと彼女を追っていた。

20年間側に居ながらも
愛を受け入れない高潔さを
本人に重ねながら
本来の主役を脇役に見て、
今を輝く映画スターをこんなに出来のいい映画で
見られる幸せ。

彼女はこの役で第63回ゴールデン・グローブ
主演女優賞を獲得した。
アカデミー賞にもノミネートされ
今、彼女は人気に加え、名声も得ようとしている。

次は「ピンク」な彼女が見たいね。

★よし、この映画見てみようと感じたらクリックもよろしく!←ランキング参加中!




チョン・ジヒョンの新作「デイジー」5月公開

2006-02-20 12:44:52 | 韓国映画・アジア映画
映画「猟奇的な彼女」で
冷たくしかも激烈な女の子を演じて
強烈な印象を残した
チョン・ジヒョン。

彼女の新作が5月27日に日本公開が
決まったようだ。
韓国では3月9日公開

共演はチョン・ウソンとイ・ソンジェ
アムステルダムでの海外ロケを中心に
インターポールと追われる男
そしてそこにチョン・ジヒョンが絡んでいく。

ラブロマンスらしいが
スケールが大きくなった分、出来上がりは少し不安。

「猟奇的な彼女」以降、思うようないい映画に出会えていない
彼女のキメの一作になるかどうか、
公開が楽しみだ。

★よし、この映画見てみようと感じたらクリックもよろしく!←ランキング参加中!



「暗く聖なる夜(上)(下)」読み応えアリ、唸るね、これは

2006-02-19 22:30:20 | 読書の時間
「暗く聖なる夜(上)(下)」★★★★
マイクル・コナリー著
講談社文庫、301ページ、318ページ、各840円

ハリー・ボッシュ・シリーズは
「シティー・オブ・ボーンズ」以来2作目。

まず内容の前に
この薄い本と値段に不満。
これなら600ページで1冊で充分、でも
そうなると1680円は払えない。
このあたりに値段のからくりがあるなら
酷いことだ。

海外セステリーの醍醐味は
まず書店で厚い文庫を持ち、
その重さを味わうことから
始まるからだ。

ハードボイルドというより
ゆるい心理劇が時々の盛り上がりを経て
充実のラストを迎える感じだ。

次のページの向こうが
気になって仕方ないという
本ではないが、
登場人物それぞれの抱える
誰にでも「分る」事情が
時折、何か事件を起こしてしまう、
「どうしようもない」そんな気分を覚えながら
ページをめくる喜び。

うまい、
余裕の感じられる本だ。
事件は解決されたのか、
なんだかそんなことはどうでもよく感じ、
それより登場人物の今後が気になるのだ。

海外サスペンス好きならオススメの一冊
でも子供にはまだ早い。

★このブログは現在何位かな?、クリック!他のブログもチェック!←


「ミュンヘン」テロの狂気と正義

2006-02-18 23:57:27 | 大作映画ハリウッド系
「ミュンヘン」★★★☆
エリック・バナ、ダニエル・クレイグ、ジェフリー・ラッシュ主演
スティーヴン・スピルバーグ監督、2005年、アメリカ

1972年
ミュンヘン・オリンピック開催中に、
パレスチナゲリラによる
イスラエル選手団襲撃事件が起こった。

人質11名は全員殺害され、
事件の首謀者11名の暗殺が
始まった。

国家が個人を殺すという行為、
そしてそれを実行する人間。

虚しい。

でも歴史の事実なのだ。

人間もそして国家も戦争をしていた時代から
あまりに成長がなさ過ぎだ。
周囲もただ事実を受け入れるだけだ。

時折考える、
アジアの隣の国へさえ
援助の手を差し伸べられない国が
世界で1.2を競う経済大国なのだ。

時々歴史の事実を映画は教えてくれる、
そして感じる、考える。
まずはそれが大切なことだ。

エリック・バナは心の内面をちゃんと演じている、
スピリバーグは抑制された画面で
史実をリアルに伝えている。

★同感、もしくは他の意見は是非TBで、そしてここもクリック!よろしく。← ランキング参加中