「告白」★★★★オススメ
湊かなえ著、1470円

「この教室に私の娘を殺した犯人が居ます」
主人公の幼い娘が
学校のプールで死んで居るのが見つかった。
主人公は教壇に立つ最後の日、
その犯人の名前をイニシャルで話すことで、
静かに復讐を開始する。
当事者数人の告白や手紙で
ひとつの事件が語られ、
主人公の投げかけた石が
池の中で同心円を描いて
徐々に広がるように、
読み手にも全体像が次第にあきらかになっていく。
うまい語りの小説だ。
これが大人の社会なら
これ程のインパクトはないだろう、
学校という閉鎖的な社会で、
ひとつの事件が別の形にへと変形していく。
ムリな飛躍もなく、
そんなこともあり得るだろうなと
ちゃんと納得させてくれるのは
作家の力だ。
非常にうまいつくりで、
突っ込みどころも無く、整然としている、
逆にいえば鮮烈な驚きというか、
ある場所から「ポーン」と
思い持つかない場所へ運ばれるような
そんな感動はなかったな。
それでも次が楽しみな作家とまた巡り会えた、
と思って居たら、書店で新刊発見、
即買いです。
★100点満点で75点★
soramove
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雑誌ダヴィンチの「今月のプラチナ本」にも
選ばれて居た。
★映画ランキングはこちら
湊かなえ著、1470円

「この教室に私の娘を殺した犯人が居ます」
主人公の幼い娘が
学校のプールで死んで居るのが見つかった。
主人公は教壇に立つ最後の日、
その犯人の名前をイニシャルで話すことで、
静かに復讐を開始する。
当事者数人の告白や手紙で
ひとつの事件が語られ、
主人公の投げかけた石が
池の中で同心円を描いて
徐々に広がるように、
読み手にも全体像が次第にあきらかになっていく。
うまい語りの小説だ。
これが大人の社会なら
これ程のインパクトはないだろう、
学校という閉鎖的な社会で、
ひとつの事件が別の形にへと変形していく。
ムリな飛躍もなく、
そんなこともあり得るだろうなと
ちゃんと納得させてくれるのは
作家の力だ。
非常にうまいつくりで、
突っ込みどころも無く、整然としている、
逆にいえば鮮烈な驚きというか、
ある場所から「ポーン」と
思い持つかない場所へ運ばれるような
そんな感動はなかったな。
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