書籍「素晴らしき世界(上)(下)」
マイクル・コナリー (著), 古沢 嘉通 (翻訳)
出版社 : 講談社 (2020/11/13)
マイクル・コナリーの本は
ほとんど読んでいる 。
特に ハリーボッシュシリーズは好きだ 。
今回は、ロス市警女性刑事レネイ・バラードが、
新しく登場し ボッシュと 古い 未解決事件を追う 。
ボッシュの古い 地道な捜査方法と、
バラードの カンのいい 行動は
2人を とてもいいコンビとして 結びつけ。
彼らの 捜査は とても地味で
本を読んでいても
心躍るような 展開は ないが
リアルな感じは 読んでいて面白い 。
ロス市警を引退したハリー・ボッシュが、
自分が 関わった 事件を 解決しようと
時折 痛む 膝を 引きずりながら
執念深く 事件の 小さな 断片を
つなぎ合わせるように
しているところを 見ると
刑事という 職業にかかわらず
もしかしたら 自分たちは
「退職」という 区切りをつけても
それまでの日々を
完全に 断ち切ることは
できないのかもしれない 。
だとしたら ボッシュは
すごく幸せだ そんな風に感じた。
今後、どんなふうに関わるか分からないが、
次に期待したい。