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映画「屋根裏部屋のマリアたち」楽しく生きる姿がまぶしい

2012-08-07 09:52:32 | インポート
「屋根裏部屋のマリアたち」★★★★
ファブリス・ルキーニ、サンドリーヌ・キベルラン、
ナタリア・ベルベケ、カルメン・マウラ出演

フィリップ・ル・ゲイ監督、
106分、2012年7月21日公開
2010,フランス,アルバトロス・フィルム
(原題/原作:LES FEMMES DU 6EME ETAGE)






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「1962年のパリの片隅、
シュベール家のアパルトマンが舞台、
その家の主人とそこでメイドとして働く
スペイン人のマリア、
贅沢な暮しに潜む空虚さと
重労働にも生き生きと暮らすメイド達
肩の力を抜いて生活を楽しむヒントを
押しつけがましく無く教えてくれる」



パリの住居は構造が変わっている
道路からの入り口は狭いが
中に入ると中庭をぐるりと囲んで
アパートが建っていて
狭い敷地をうまく利用している、
そんな建物のひとつが舞台。


下の階はシュベール家が優雅に暮らし
その最上階の屋根裏には
同郷出身のスペイン人メイド達が
湯が出ない、トイレが詰まる
そんな決して快適とは言えない状況で
肩を寄せ合って暮らしていた。



彼女たちの漫才のような会話
それぞれの主人の悪口を言いつつも
決して卑屈な感じは無く
なんだか楽しそうにも感じる、

下の階の主人たちは満足な暮らしを送りながらも
その生活を維持するために汲汲として
なんだか息苦しい。


誰だって優雅な生活を願う
明るく働くマリア達だって
いつか国に戻って暮らしたと思っている、

金持ちは→不幸せ
貧乏人は→生活を楽しんいる
そんな図式は短絡的とも思えるが
この映画に描かれている彼女たちを見ると
逞しくも実に楽しそうで
やはり色々あってもそんなふうに
前向きにプラスに考えていけたらいいなと
自然に思ってしまうのだ。



後半になってアパルトマンの主人と
マリアの恋愛模様に発展し始めると
「こんなおっさんで良いのかいな」
そんなふうにも感じて
妙な雲行きに楽しさは半減したが
楽しい映画で
こんなふうに軽やかに
地道な毎日を巧みに描くって
実はかなりうまい演出、脚本なのだと実感。



★100点満点で75点


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