soramove

読書と旅行と柴犬のブログ
目標は留学生に日商簿記3級合格を!
ヤプログから引っ越してきました。

「屋上ミサイル」うまいけれど、特に凄くもない

2009-03-27 23:18:27 | 読書の時間
「屋上ミサイル」★★★
山下貴光 著



「“このミステリーがすごい大賞”がどれだけのものか、
確かめたくてまたいつものように
ネットで購入、
早いと翌々日には読んでるからね」



高校の屋上に集まった高校生で作った
「屋上部」
今、世の中はテロ集団がアメリカのミサイル基地を
乗っ取り、世界のどこでも
一瞬で無くなってしまう脅威にさらされている。

そしていくつかの事件が起こる。

これって面白いかな、
読みやすいし、あり得ないよと
つっこみをいれたくなるような破綻もなく、
うまいけど、それほど面白くないとうのが

正直なところ。


登場人物のキャラはしっかり書けてるし、
予想もしないヘンテコなサブキャラも
違和感無くストーリーにはまっているけど、
前提がダメなのかな。

つまらなくはないけど、
すごく面白いって訳なじゃない。

この緊迫感の無さは狙いなのかどうか
分からないが、この世が終わるかもしれないときに
この本で起こるような日常が
果たしてあり得るのかどうか、
その辺がどうにもノレないところだった。

あり得ないといえば、少し前に読んだ
「新世界より」くらい、どこか突き抜けてくれないと
お話として割切って読めないのだ。


でも「屋上部」の主要人物の
心遣いやお互いを思いやっての行動は
こういうミステリーっぽいものより
普通の高校生活で描いた方が
心に響いたように思った。

★100点満点で60点

soramove
★参考になったらココもクリック!←ランキング上昇ボタン

ちょっと軽い、もう少しガツンとくるのを読みたい

★映画ランキングはこちら