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「英国王給仕人に乾杯!」おかしくて、物悲しいチェコの近代史

2009-03-03 22:09:58 | ミニシアター系映画
「英国王給仕人に乾杯!」★★★
イヴァン・バルネフ、オルドジフ・カイゼル、ユリア・イェンチ主演
イジー・メンツェル監督、チェコスロバキア 、2007年、122分




「誰でも願う理想の生活をかなえようとする
主人公の生真面目な生き方が
なんともおかしく、そしてどこか物悲しい」



名古屋には真面目な映画館がある、
名古屋駅近くの「シネマスコーレ」と
今池にある「シネマテーク」だ。



この二つの映画館ではシネコンでは
上映されないマイナーな映画が上映されている。


今回はシネマテークでチェコの映画を見た、
チェコがどこにあるか、
まずそのあたりから、あやしい。
ヨーロッパのどこかくらいの知識、
これまでチェコ映画ってどのくらい見ただろうか。

ひとりの青年の夢は「お金持ちになること」、
ボヘミア地方の田舎町の酒場から
プラハの最高級ホテルで働くまで
順調に出世していく。

時はドイツがプラハへ侵攻し
激動の近代史の真っ只中、
ひとりの青年の姿を描きながら
歴史のおおきなうねりに飲み込まれる
人間の無力さや
それでもしぶとい部分などを
淡々と見せてくれる。


この映画って、
たとえば大げさなハリウッド映画などと
比べたら、「最高に面白かった!」というのとは
ちょっと違っていて、
もっとコアな部分を描いて、
そのマイナーさも含めて愛すべき映画となっている。


手に入れたと思った贅沢な生活が
あっという間に実態のないものになるあたりは、
なんだか虚しいけれど、
それでも真正面から受け止めるというより
「そんなこともあるさ」くらいの
軽妙さがなんか明るい希望を見せてくれる。


★100点満点で65点

soramove
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