soramove

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「ジェネラル・ルージュの凱旋」凱旋までは見られません

2009-03-07 21:05:02 | 邦画
「ジェネラル・ルージュの凱旋」★★★
竹内結子 、阿部寛 、堺雅人 主演
中村義洋 監督、2009年、123分




「サスペンスモノとしては、弱く
社会性も描こうとしてるが
どちらも中途半端な感じがした、
でも
お医者さんご苦労様ですと言いたくなる映画」



映画が終わってエンドクレジットが流れて
竹内結子の名前が最初に出てきて
「えっ!」って感じた、
主役じゃなかったよな。

観客は竹内結子と一緒に
医者と業者の癒着を調べていく、
今回の主役はもちろん堺雅人だ。


疑惑を調べるうちに起こる殺人事件、
人の命を扱う病院での殺人なのに
あまりに短絡的なところは
納得できなかった。


事故が起こり次々と運ばれるケガ人、
病院は戦場となる、
妊婦がたらいまわしにされたなど、
救急医慮に関心が集まっているが、
実際、受け入れる余地がなければ
心情と実情は大きく隔たっているだろうな、
そんなことを思いながら
病院での仕事の大変さを思った。

医療だって収支を考えないと
病院はやっていけない、
人の命に値段はつけられないと言うが、
誰もがそれは建前だと知っている。

この映画は医療の現場の社会性も
浮き彫りにしようと、ちょっと手を広げすぎたか、
謎解きと病院の抱える問題を描こうとして
どちらも希薄になってしまった。

医療の現場に立つ医者の抱える苦悩を
もっと深く掘り下げても面白い映画になっただろう、

でも観客の求めるものまで満たそうとして
ラストがあまりにあっけなく残念。

でも「何か面白そうなのないかな」という
思いには充分答えてくれそうだ。


★100点満点で70点

soramove
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ひとりを主役にドーンと据えるより、
こんなふうに変化させたほうがシリーズとしては楽かな。

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