soramove

読書と旅行と柴犬のブログ
目標は留学生に日商簿記3級合格を!
ヤプログから引っ越してきました。

「ダウト -あるカトリック学校で-」ストーリーなんてどうでもいい、私の演技を見なさい!メリルは笑う。

2009-03-12 00:39:58 | ミニシアター系映画
「ダウト -あるカトリック学校で-」★★★★
メリル・ストリープ 、フィリップ・シーモア・ホフマン 主演
ジョン・パトリック・シャンレー 監督、2008年、105分、アメリカ




「信じるより、疑うことのほうが容易い、
でもメリル・ストリープだけは
敵にまわしたくないな、絶対に」



厳格なカトリック系の学校の校長は
規則を愛し、自らも厳しい生活を課し、
それを乱すことを決して許さない。

そしてひとつの疑惑が
彼女の確信へと変わり、
疑惑の主を排除しようと
徹底的に戦いを始める。

もうこれは一歩間違えると
偏執とも感じる、やり過ぎ具合だが
彼女の生活を知った上でのことなので、
成り行きを見守るしかないのだ。

ストーリーがどうのと言うより
主演のメリル・ストリープと
フィリップ・シーモア・ホフマン の
演技対決の映画だ。


「どうなるんだろう」と思いつつも
窓を叩く強い雨や風、
不意に壊れる電球など、
一見穏やかに見える生活に
さざ波のように「人を疑う」気持ちが広がり
それは常に身近で起こる全てが
微妙なバランスで成り立ってることを
なんとなく教えてくれる。

ラストはカメラが遠くから引いた画だけれど、
近寄ったらきっとメリル・ストリープは
ニヤリとしてるに違いない。


「私、何をやらせても完璧でしょう・・・」
と、言ってるとか、言ってないとか。

★100点満点で75点

soramove
★参考になったらココもクリック!←ランキング上昇ボタン

TVの9時台での放送は無さそう、
レンタルで借りても払ったお金分くらいは何か感じられそう。

★映画ランキングはこちら