『ワン・モア・ヌーク』藤井太洋
超優良なお仕事小説だった『オービタルクラウド』作者による
2020年初版の作品。
ヌークは「核」ですね。
東京五輪直前、国立競技場建設予定地に核爆弾を仕掛けた
という予告動画が流れる。
「原爆テロ」をめぐる怒涛の三日間のストーリー。
おもいっきり「つい最近」が舞台ですね。
ザハ・ハディトのコンペ勝利案が急遽中止されて、
見積もり競合かな?みたいな不思議な勝ち方をした
国立競技場が舞台です。
背景やら思想やらデザインやら、
なかなかひどい書かれようである笑
(私もザハ建築を見てみたかった)
核爆弾と核融合は違うんだ、とか、
核爆弾が爆発する仕組みは意外とシンプル(怖い!)
(そういえば『まず牛を球とします』に収録されていた
『沈黙のリトルボーイ』でも解説されてたな〜)とか、
そっち系の学びもありました。
お仕事小説としては『オービタルクラウド』の方が
スカッとするかな。
とはいえこちらは東日本大震災と原発事故のその後に切り込んだり
外国人労働者問題をさりげなくガッツリ描きこんでいたり、
(相葉英雄『ガラパゴス』『アンダークラス』を彷彿とさせる)
取材力を感じる厚みがあった。
おもしろかった。
超優良なお仕事小説だった『オービタルクラウド』作者による
2020年初版の作品。
ヌークは「核」ですね。
東京五輪直前、国立競技場建設予定地に核爆弾を仕掛けた
という予告動画が流れる。
「原爆テロ」をめぐる怒涛の三日間のストーリー。
おもいっきり「つい最近」が舞台ですね。
ザハ・ハディトのコンペ勝利案が急遽中止されて、
見積もり競合かな?みたいな不思議な勝ち方をした
国立競技場が舞台です。
背景やら思想やらデザインやら、
なかなかひどい書かれようである笑
(私もザハ建築を見てみたかった)
核爆弾と核融合は違うんだ、とか、
核爆弾が爆発する仕組みは意外とシンプル(怖い!)
(そういえば『まず牛を球とします』に収録されていた
『沈黙のリトルボーイ』でも解説されてたな〜)とか、
そっち系の学びもありました。
お仕事小説としては『オービタルクラウド』の方が
スカッとするかな。
とはいえこちらは東日本大震災と原発事故のその後に切り込んだり
外国人労働者問題をさりげなくガッツリ描きこんでいたり、
(相葉英雄『ガラパゴス』『アンダークラス』を彷彿とさせる)
取材力を感じる厚みがあった。
おもしろかった。