しらの風景

自然と野鳥や生き物が大好き!自然の中には学びがいっぱい。
デザインの仕事をしながら、楽しく生きる智慧を探します。

銀杏の実。(11/13*日)

2005-11-13 | 食べもの大好き!
秋晴れの青空、金色に光る銀杏の葉っぱ。大きな木の下に立つとそのコントラストがとても美しい。まっ黄色に染まった葉っぱは形も色も落ち葉の中の一級品だ。この季節になると、銀杏拾いがしたくなる。銀杏の実はとても臭いので素手で拾うのはとても無理。だから拾いにいく時は、ビニール手袋が必需品。指で柔らかい実を押しつぶし、種を袋の中に入れていく。家の近くのこの場所では、誰かが大量に採ったあとらしく、種が抜かれた皮だけが山になって捨てられていた。でもよく探すと、その後に落ちてきたらしい実が見つかる。そんな実を一つ二つと拾い集めていく。思いきり臭いけど、その中の宝物は臭さを通り越している。こんなふうに自分で拾い集めた実をその後、家に持ち帰り何度も洗って皮を丁寧に取り除いていく。食べるのも好きだけど、拾ってからここまでの行程も好き。あとは風にあてて自然乾燥。冬の間のお楽しみだ。ストーブをつけた夜に、金づちで割れ目を入れた実を用意して、家族ひとりづつに「何個食べる?」と聞きながら焼く。そんな夜がまた楽しい。焼いたばかりの銀杏の実の殻をとると、その中からは透明なグリーンの実が現れる。この色きれい!猫の目みたい!美味しいね!と言いながら食べる。銀杏の木と我が家とのこんな関係。