城陽市内を流れる木津川の支流、古川の水辺に群生していたツユクサの一種です。
在来種のツユクサと比べ、葉の幅が広く、地面を覆いつくす様な雰囲気で茂っていました。
その割に花の数は在来のツユクサに比べると少なく、小型で色が薄いのが特徴です。
和名ではマルバツユクサ、英語名ではBenghal dayflower(ベンガルツユクサ)とよばれ
アジア、アフリカの熱帯~亜熱帯に広く分布する帰化植物です。
侵入のルートや時期は不明ですが、2000年代に入ると、西日本各地での繁殖が目立ち始めました。
在来種のツユクサと同じ1年草ですが、地上の花冠で受粉して種子を作る他、地下茎から走出根を出して
閉鎖花を付け、自家受粉でも種子を効率よく作り続けることができます。
一旦、定着してしまうとそこで強力な繁殖力を見せ、今後同じ環境に生える在来近似種の生態に影響を
及ぼす可能性があります。
マルバツユクサ<ツユクサ科 ツユクサ属> 帰化植物 1年草
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