1年の前半の時の流れは早いもので、4月も今日で15日・・・
桜が終われば、季節も初夏の様相を見せはじめてくるんでしょうか。
昨日の夕刻、城陽市の西を流れる木津川沿いの荒洲地区の水田で、タシギが観察できました。
身近に生息する鳥の割には、個体数が少ないことと、特殊な生活形態から見る機会の少ない種類です。
冬には暖地に移動する鳥なので、生活型は冬鳥に分類されますが、ここ城陽で見られるのは
毎年、春から初夏にかけての短い期間です。
背中と頭部の縞模様が目だっていますが、イネ科植物などの枯れ草の中に身を潜める時には
非常に優れた保護色となり、見付けることが困難です。
警戒心がきわめて強い鳥で、餌を採るために水田に姿を現わすのはもっぱら夕刻。
長い嘴で泥中を探って好物のミミズや甲殻類などを食べます。
人の気配など、危険を感じると即座に「ジェッ」という皺枯れた声と共に飛び去ってしまうので
撮影には細心の注意が必要です。
タシギ<チドリ目 シギ科> 旅鳥または冬鳥
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