山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

キランソウ(金瘡小草)

2010-05-19 22:37:43 | 双子葉合弁花

人里の近くでよく見られるシソ科の多年草です。ちょうど今頃、園芸種のセイヨウジュウニヒトエに似た

花が咲きますが、よく似た花を咲かせるニシキゴロモというのがあります。

ここでは、見分ける1つのポイントとして、両者の葉の違いを観察してみました。


キランソウ <シソ科 キランソウ属>




これがキランソウの葉ですが、全体に縮れた毛がはっきりと見られ、縁にはあらい鋸歯があります。
花に近い上部の葉が小型で縮んでいることと、ニシキゴロモでは見られる葉脈の赤紫色もキランソウでは
それほど目立ちません。葉全体はニシキゴロモと比べ、やや不規則な形をしています。


こちらはニシキゴロモの葉です。全体に細毛がみられますが、キランソウほど目立ちません。
全体の形や鈍い鋸歯も規則的で整った雰囲気です。葉脈の赤紫色もくっきりしていて、葉だけ
をとらえれば、こちらの方が美しいかも知れません。

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