山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

マユミ&ツルウメモドキ

2011-12-10 23:30:37 | 被子植物離弁花

花よりも実が美しいことで知られるニシキギ科の植物の中で 、特に美しいマユミと

ツルウメモドキです。どちらも花弁のように見えているのは果皮で、熟して弾けると

中から赤い仮種皮に包まれた種子が現れます。

マユミ(真弓) <ニシキギ科 ニシキギ属> 落葉低木

普通は3~5㍍位の低木ですが、中には15㍍に達する高木もあるそうです。材が緻密で

狂いが少ないことから、弓の材料として用いられたことから「真弓」の名がありますが、

現在では主として、果実の美しさから庭木として植えられることが多いようです。マユミ



 

 

 

 



 

ツルウメモドキ(蔓梅擬) <ニシキギ科 ツルウメモドキ属> 落葉つる性

実は野鳥の好物ですが、黄色い果皮と仮種皮の赤とのコントラストが美しいことから

生け花などによく使われます。

樹林帯に生えるものは他の樹木に軽く絡みながら伸びますが、他のつる性植物の

ように「絡みつく」という感じではなく、少し絡んでから上の枝へジャンプアップする感じです。

木津川河川敷では、樹木の生えていない砂礫地にも見られますが、そういった場所では

何株かが寄り添う形で生え、蔓はあまり長くなりません。
ツルウメモドキ

 

コメント (2)
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