8月3日~4日には高気圧が大きく張り出し、晴れの日が続くという天気予報を真に受けて
蝶ケ岳に行ってきました。
結果、天候は大きく外れて雨交じりの霧といった天候でした。
やはり、台風が日本列島に近付く時には山行を見送るのが賢明だったようで・・・
幸いにも土砂降りの雨に逢うことも無く、樹林帯を通る登山道では快適とまでは言えないまでも
雨をそれほど気にせず花を楽しみながら歩くことができました。
しかし私の淡い期待も空しく、頂上付近は深いガスに覆われて展望はほばゼロ・・・
登頂の証拠写真?は撮りましたがここでのアップはやめときます。
そんな訳で、今日からは登山道で出逢った花などを順次アップしていきたいと思います。
先ずは上高地から徳沢に向かう梓川沿いの道に咲いていたオタカラコウから。
亜高山帯~高山の川や沢沿いの湿地帯に生えるキク科の多年草です。
和名は漢字で書くと「雄宝香」で、宝香は防虫剤などに使われる竜脳香に香りが似ている
ことと、近似種のメタカラコウ(雌宝香)との対比で全体に大きいことから雄宝香と呼ばれます。
同じキク科のフキに似た格好をしているので、ツワブキなどのように食べられるのではとの
興味が湧きますが、これが実は食べられるんです。
韓国では春野菜として市場に出回り、、豚バラ肉、テンジャン(味噌)などを混ぜ合わせて
炒めるのが一般的な食べ方のようです。
但し、この上高地一帯を含む中部山岳国立公園での動植物の採取は禁止されていますので
くれぐれもお間違いのないように
オタカラコウ <キク科 メタカラコウ属> 多年草