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朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

極上だし+麺+ご飯=押し寄せる幸福 西府『ナミノアヤ』

2023年06月02日 | ラーメン、つけ麺など
年に一度の健康診断で、医師には毎回、「痩せろ、糖質を減らせ、炭水化物を控えろ」と指摘される。
「でも先生、私は米のメシや麺類が大好きで、どちらも食生活で欠かすことはできませんし、
たまにですがラーメンを食べて残ったスープを、ご飯にぶっかけて食べたりもします」と告白したら、エライ怒られた。
実際の私はラーメン+ライスを、「たまに」どころか頻繁に食べているのは、拙ブログで紹介済み。
『武蔵家』なんて、ライスが無料で付いてくるんだから仕方ないではないか…まあ、断ればいいんだけど。

そんな、ラーメンライス好きの私を喜ばせたのが、JR西府駅からほど近い『ナミノアヤ』
看板には「だし麺屋」とあり、だしと麺がウリと思いきや、「極上のだしと、炊き立ての羽釜炊きご飯を」のコピーも。
重複しているので、羽釜のあとの「炊き」は不要では…って、余計なお世話だね。


運営会社のHPでも、「だしとご飯を楽しむ」お店ですと説明しており、麺類にはご飯が無料で付き、
だし麺=ラーメンを食べ終えたあとに残った、スープ+ご飯の組み合わせを推奨している模様。
推奨してるんじゃ、仕方ないよな…と、またまた医師の忠告を無視し、ラーメンライス目当てに入店。

入店時は満席だったため、店内で少々待ったあと、テーブル席に案内される。
カウンター席が埋まってるとはいえ、最大4人が座れる場所に、ひとりで居座るのは気まずい。
ならば少しでも売上に貢献すべく、食事前に一杯やることに。これまたお店のため、仕方ないよな(笑)。
酒類は日本酒やビールの他、私の好きな焼酎割も。その中から「黒烏龍茶ハイ」350円をチョイス。
そういえば着席時に、女性店員から「当店は初めてですか?」と質問され、ハイと応えると、
「ご来店ありがとうございます」の挨拶のあと、オススメの料理など、いろいろと教えてくれた。
噂には聞いていたが、接客はかなりしっかりしている。来てよかった。

しばらくして、ウーロンハイと一緒に小皿も提供された。女性店員によると、
「このお皿でそちらの佃煮を、おつまみとしてお召し上がりください」とのこと。
指示に従い、卓上の壺に入っていた、昆布の佃煮をいただく。


いくつかあるおつまみメニューの中からも、大好きな餃子=「肉汁餃子」を頼むことに。
焼・水・麻辣の3種があり、どれも2個300円、4個550円、6個800円。
ひとまず焼餃子と水餃子を2個ずつ注文し、数分後には双方が、ほぼ同時に登場。


「中は熱いのでご注意を」と店員さんに教わったので、いきなり頬張らず慎重に食べていく。
確かに、丸っこくて愛らしい形状に反し、中から肉汁が飛び出す、ショーロンポー風の危険なタイプだった。


餃子自体は焼も水も同じだが、水餃子はだしスープに入っている。


さすがはお店自慢の黄金スープ、じんわり浸みる旨味で、餃子の味をさらに引き立てる。
ウーロンハイが空き、お替わりを頼んだのだが、接客担当の男女ふたりは手が離せず、なかなか2杯目が来ない。
唯一、調理担当の若い男性が、私が待っているのを察したようだが、このような場合、
○気付かぬをフリをする(=立川市のチェーン店) ○接客担当に「酒出てねえぞ」などと指示を出す、の2パターンが多いが、
男性店員は、黙って厨房から飛び出し、ウーロンハイを作り「お待たせしてすみません」と持ってきてくれた。
彼が店長、あるいは時間帯の責任者だと思うが、彼のような上司がいれば、接客が良くなるのは当然だ。

アルコールと、若い店員さんたちの仕事ぶりに気分が良くなったところで、シメのお食事を注文。
麺類カテゴリーから、女性店員がオススメしていた、「だし麺・塩」900円を選択し、
セットの「白だし唐揚げ」2個200円も追加。単品だと250円なのでお得だ。
さっきも書いたように、ご飯が無料で付いてくるので、遠慮なくいただく。
「サイズはこちらからお選びください」と、ご飯のイラストが描かれたサイコロを渡された。


上記画像のマンガ盛りの他、大、中、小とあるが、お替わりも可能なので中にしておいた。
数分後、まずはご飯が登場。新人風の男性がよそったので、米粒が散らかっているがドンマイだ。


ご飯だけ食べてみたが、絶妙な炊き加減で、オカズなしでもウマい!
その後、麺と具材を分けた、だし麺・塩が登場。


具材は低温調理風の豚と鶏のチャーシューに、メンマ、白髪ネギ、かいわれに、のりペースト(右上)。
卓上の「おすすめの食べ方」に従い、まずは①海産物100%の極上スープをレンゲで啜る。


この味は…さっき食べた水餃子のスープと同じ(笑)。色が一緒だったので、そうだろうと思ったが。
続いて、②のりペーストをスープに溶かす…前に、まずは白米で味わう。


桃屋の「ごはんですよ」に似たものかと思いきや、紫蘇のような香りもあり、合わないと思いスープには入れなかった。
あとから届いた、セットの唐揚げがこちら。こちらもおすすめに従い、卓上の塩や山椒を付けて食べる。


味付けは控えめなので、塩がよく合う。「タルタル」バージョン2個300円も美味しそうだ。
③最後にだしとの融合を楽しむ。ワサビは使用しなかったが、佃煮は当然、ご飯に乗せた。
のりペースト・唐揚げ・佃煮・スープ、さらにだし麺の具材もオカズにして、
すぐにご飯を食べ終えてしまい、中ご飯をさらにお替わり。若い頃だったらマンガ盛りで3杯イケたな。
もちろん、だし麺も同時進行で食べている。具材は最初から、全部投入してしまった。


麺は全粒粉入りの極細ストレート。動物性未使用のだしなので、うどんのような太麺でも食べてみたい。
麺もほぼ食べ終えたので、「ごちそうさま」…のワケはなく、


お店推奨の最高に美味しいご飯と極上出汁との共演→残しておいたご飯を丼にドボン。


ズルズルと飲むようにかき込み、今度こそ「ごちそうさまです」。W炭水化物バンザイ!
お会計は、新人風の男性だったが、「お飲み物が遅くなって申し訳ありませんでした」と、謝罪してくれた。
厨房のリーダーの指示かもしれないが、このような心遣いは嬉しいものだ。「また来ます」と告げて退散。

数日後、JR南武線に乗ってナミノアヤさんに再訪。まだ説明していなかったが、店名の由来はHPでは、
「ナミノアヤ(波の綾)とは、さざなみが作り出す水面の模様のことで(中略)太陽の光を受けると、キラキラと黄金色に輝きます」
と説明し、黄金色に輝くスープにちなんで名付けたそうだ。なので今回のブログタイトルも、「波」を意識している。
タイトルどおり、幸福かつ満腹になろうと、まずはアルコール。この日はビールの気分だったので、
新潟産の「スワンレイクビール」700円を注文。やや割高だが、キリンなどの一般的なビールは置いてない様子。


おつまみには、前回だし麺の具材にもあった、冷製鶏にニラを添えた「鶏のニラあえ」300円と、


「肉汁餃子」から、前回頼まなかった麻辣2個300円をオーダー。


麻辣スープはピリ辛だったが、元の魚介だしもしっかり感じる。餃子からあふれる肉汁と合わさるとさらにウマい。


ウーロンハイに変更し、ほろ酔いになったところでお食事を。
今回は白身魚とじゃがいもをスープに溶かした、「濃厚だし麺」950円を+200円の「特製」仕様で。
さらにTKGの「美珠卵」(みしゅらん)セット100円をプラス。ご飯のサイズは今度も中にしておいた。
なお、だし麺には「特製」よりもさらに具材を増した、肉まみれ状態の「饗~もてなし~」+400円もある。

食事はだし麺以外にも、唐揚げや餃子などの各種定食に、ご飯に刺身類を乗せた「海鮮だし茶漬」、
さらに府中店限定(本店は世田谷区の上野毛)で、「肉炒飯」や「だしあん飯」などもある。


限定商品はどちらも魅力的だけど、味が濃そうなので、追加で白米を頼んでしまいそうだ(笑)。

しばらくすると、濃厚だし麺・特製と、


美珠卵とご飯中のセットがやってきた。


濃厚の麺はやや平べったく太めで、私好みの形状。横切っている茶色い粉末は不明。 ※一瞬、汚れかと思った


特製の具材は、チャーシュー類がそれぞれ倍になり味玉も付く。これで+200円は安いよ。


さっそく食べ始めると、濃厚スープは確かに濃いが、臭みやしつこさはなく、こってり好きの私の口にマッチしている。
途中で麺リフト画像を撮影。だしとご飯を推しているナミノアヤさんだが、麺のレベルもじゅうぶん高い。


美珠卵ご飯にはスープを注がず、卓上のだし醤油を少々垂らし、具材も加えた。


そういえば、店内壁には使用しているお米の銘柄が貼り出してある。この日は熊本産「ヒノヒカリ」。


画像を撮り忘れた前回は、秋田産「あきたこまち」であった。
お米の品質も重視しているお店ゆえ、店内脇では、生米の販売も実施している。


TKGを楽しんだあとは、やはり白米の中をお替わりし、


前回同様、だしとご飯の共演を。今回は茶碗の方にスープを注ぎ、具材を盛りつけた。


一気にたいらげ、希望どおりの幸福・満腹状態になり、ごちそうさまです。
酔い覚ましと腹ごなしを兼ねて、復路は立川の自宅まで、徒歩で帰ってみることに。
昨年は、冬からすぐ夏になった記憶があるが、今年は春が長く、夜の散歩も快適である。 ※63分かかったが

硬めに炊かれたご飯に、濃厚豚骨醤油スープをかける、家系ライスが大好きな私だが、
適度な硬さのご飯を、淡麗な魚介スープで食べる、ナミノアヤ式ライスも、結構気に入ってしまった。
味だけでなく接客も良好な、こちらのお店には今後も通い、医師に殺されない程度に(笑)、W炭水化物を楽しむつもりだ。



だし麺屋 ナミノアヤ 府中店
東京都府中市本宿町2-19-8
JR西府駅から徒歩約5分、京王線の分倍河原駅や中河原駅も徒歩圏内だが、立川駅からはしんどい
営業時間 11時~15時、17時~21時 ラストオーダーは各30分前
定休日 不定休だが月1回、水曜日が多い ※次回定休日は6月7日
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