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朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

ひと月前のことだけど、日大三・西東京大会を制覇!

2018年08月31日 | 高校野球
すでに夏の甲子園も終わり、新チームによる秋の都大会予選の組み合わせも決まっているが、
今回は「高校野球」ブログの前回の続き、日大三が準決勝を迎えたところから。
ひと月前の話題で、私自身の感動も薄れているのに、興味を持ってくれる読者がいるのか不安だが。

さて、準決勝の相手は、昨年度の西東京王者である東海大菅生。
夏は3連敗している相性の悪い相手で、今年より強かったと思われる昨年チームも、0-5と完敗している。
西東京大会の組み合わせが決まった当初は、この準決勝がヤマ場になると思っていたのだが、
その前に当たった公立校と、毎試合ヤマ場といえる苦戦続きだったので、どうでもよくなった。
背番号1の中村は5回戦で負傷、2年生エースの井上も、ケガで4月以降登板なし、エース候補の廣澤は大不振。
主力投手陣の崩壊により、前回ブログでは「15点取られたら16点取ればいい」と締めたが、
廣澤が初回にいきなり、ホームランなどで3点を奪われ、本当に大量失点かよ…とタメ息。

しかしその裏、我が母校の打線が珍しくつながり、相手のミスもあり一挙6点を奪い逆転。
その後も日置のホームランで追加点を奪ったものの、菅生もしぶとく反撃。
廣澤をリリーフした河村が好投し、三高の3点リードで迎えた8回表、菅生は無死一、二塁のチャンス。
ここで迎えた四番打者に対し、カウント3-2からの投球は、やや高目の直球。
キャッチャーミットに収まった瞬間、四球を覚悟したが、球審の手が上がっている! 見逃し三振だ。
地区予選でも甲子園でも、審判の判定には泣かされた(と感じた)三高だったが、
この夏唯一、審判がウチの味方をしてくれた(?)ボールだった。
あの場面、一死一、二塁でなく無死満塁になっていたら、その後どうなっていたことか。
この後は、河村がひとりの走者も許さず逃げ切り、夏大会5年ぶりの決勝進出を決めた。

準決勝 対東海大菅生(神宮球場)
菅311010000→6
三60030000X→9



こちらは、試合終了後のあいさつ。


続く準決勝第2試合は、日大鶴ヶ丘が国士舘との接戦を制し、決勝は日大対決となった。
今大会の日鶴は、ノーシードゆえ三高より1試合多く戦っており、
しかも5回戦では、明大中野八王子と19-15という壮絶な乱打戦(バカ試合?)を演じていた。
大量失点の理由は、エースの勝又が熱中症の影響で、登板を控えていたから。
投手に不安があるのはお互い様だが、打撃陣は、個々の打力と層の厚さでは三高が勝るも、
守備や走塁、バントの巧さなどは日鶴の方が上なので、実力的にはほぼ互角か。

雨の影響で2日順延となった、7月30日の決勝戦は、晴天ながら雲もあり、猛暑の一歩手前という好環境。
三高中村、日鶴勝又と、両チームともに背番号1のエースが先発。
初回、満塁のピンチをしのいだ三高は、その裏キャプテン日置のツーランで先制。
しかし、2回表にはすぐに追いつかれ、3回からは中村に代わり河村がリリーフ。
中村はこの後の甲子園でも、140キロ台の速球を投げられず、やはり5回戦での負傷が尾を引いていたようだ。
また、河村の登板は甲子園でもおなじみの継投だが、我々常連観戦者は過去に、彼のダメな時を何度も見てきたため、
先述の準決勝や、この決勝戦の時点では、不安で一杯だったことを白状しておく。

河村は、ピンチを招くものの失点せず、一方の勝又も、得点圏に走者が進むとスイッチを切り替え、
150キロ台のストレートを繰り出してくる。熱中症の影響を感じさせない、ナイスピッチングだ。
5回裏、三高が四番大塚のタイムリーでリードを奪うも、日鶴も7回表にしぶとく追いつく。
三高は何度かチャンスでいい当たりが出たのだが、そのたびに日鶴守備陣がファインプレイで得点を阻む。
三高守備陣も負けずに、平凡なゴロやフライを危なっかしく捕球する、偽装好プレイでしのいでいく。
3-3の同点で、互いに大きなミスもなく、引き締まった雰囲気のまま最終回へ。

日鶴は四番からの攻撃だったが、河村がなんと、三者連続三振の快投!
この後、9回裏の三高の攻撃を迎えるとき、応援スタンドの現役生たちの声援が大きいのに驚いた。
例年、吹奏楽部はともかく、声援のボリュームではいつも相手チームに負けていたのだが、
今年の現役生は、特にこの9回の攻防では、よく声が出ていたし、一体感もあった。
結果的に、河村のピッチングが彼らの声援を引き出し、そして三高に流れを呼び寄せたのだろう。

この回先頭の木代は死球。当たった瞬間の木代は、痛がるよりも先に派手なガッツポーズ。
そのポーズに触発され、湧き上がる三高スタンド。この時点で私は勝ったと思った
しかし、続く日置は三球三振に倒れ(苦笑)、一死一塁となり打席には大塚。
日置の凡退により、相変わらず私のカンは当たらないなあ…とボヤいた瞬間、
快音とともにレフトへ特大のアーチが! 

「打った!」「やった! 」「勝った!」
もう打球の行方も、大塚のホームインも、そして三高ナインの歓喜の輪も確認せず、
ただただ一緒に応援していた周囲の方たちと、抱擁&ハイタッチを繰り返していた。
再度グラウンドに視線を向けたのは、両校の挨拶のときだった。
下記写真は、挨拶を終え、互いの健闘を称え合う両チーム。写真はヘタだが、美しい光景だね。


試合後、大塚らのコメントが知りたくて、パソコンで「日大三 ニュース」で検索したところ、
日大アメフト部 第者委員会」なんてのが、候補として真っ先に挙がるのが情けなかった。
日大、しっかりしろ!

西東京大会決勝 対日大鶴ヶ丘(神宮球場)
鶴020000100→3
三200010002X→5


かくして、5年ぶり17回目の優勝を遂げた日大三は、西東京の代表として、
第100回全国高等学校野球選手権記念大会に出場する運びとなったのである。


こちらは試合後の表彰式での整列。


一番左に並んでいた、マネージャーの女の子が写ってないな。申し訳ない。
続いて優勝旗の授与。よかったなあ、日置キャプテン。


さらにベンチの関係者を含む全員での記念撮影を挟んで、


小倉監督の胴上げ。マスコミじゃないので、撮影ポジションが悪いのはカンベン。


試合終了後、ちょっぴり歓喜の涙を浮かべたものの、その後は観客に笑顔を振りまいていた監督。


やっぱり小倉さんには、嬉しそうな表情が似合うよ。
監督、そして選手の諸君。この夏も感動をありがとう。
※甲子園編につづく
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2 コメント

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( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆ (よーいち)
2018-09-02 06:26:48
あの西東京大会決勝は忘れないだろうなぁ
河村選手、大塚選手、ほんと良くやった!

新チーム、来年春夏の活躍が今から楽しみ♪
返信する
Unknown (日が沈む~(略))
2018-09-02 14:53:12
新チームの公式戦初戦は、9/16三高グラウンドにて。
よかったら一緒に観に行こう。
練習試合では、前田は1番セカンドで活躍中とのこと。
返信する

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