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朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

ケンタみたいな巨大チキン 新高円寺『タカノ』

2019年07月10日 | 中華食堂
個人で頑張っているお店をこよなく愛し、チェーン店はほとんど利用しない私。
今回紹介する、新高円寺の『タカノ』さんも、私の大好きな安ウマ中華食堂だ。
タカノは、都内に4店舗あるそうだが、おそらくチェーンではないと思うので(のれん分け?)、許してほしい。
ちなみに、他の3店がある場所は、私の手元の参考資料(要するに書籍)によると、梅島、三ノ輪、椎名町。
失礼ながら、あまりメジャーな街にはないため、タカノを知らない方も多いのではないかね。
私も新高円寺店しか行ったことがなく、詳しくは知らないのだが、梅島は閉店し椎名町も一時閉めていたとの噂。
なお、わかっているとは思うけど、新宿に本店があるフルーツパーラーは無関係だ。

初訪問時はまず、いつものように前菜&食前酒として、「餃子」とビールを注文。
まずはビールと一緒に、無料のお通し「キュウリと中華クラゲ」が出てきた。


ビールは大瓶で600円。キリンかサッポロかを選べる。私はキリンが好きだな。
餃子が焼ける間、ビールでノドを潤しながら、卓上のメニューに目を通し、このあと何を頼むか検討。
メニューには、写真も付いているのがありがたい。どれもウマそうで目移りしたが、気になった「肉エッグ」を選択。
追加オーダーを告げたくらいのタイミングで、餃子も焼きあがった。1皿5個で400円。


表面がカリっと焼けたタイプで、ひと口かじれば、生姜と野菜の旨味が広がる、これぞ中華屋さんの手作り餃子。
ビールをお替わりし、ゴキュゴキュ飲み進めたところで、肉エッグ500円が登場。


ハムエッグの豚肉版ではなく、ネギと醤油ベースのタレが入るため、すき焼きに近い料理ともいえる。
途中で玉子を崩すと、トロ~リと流れていく部分と、ほどよく固まった部分があるのがいい。


肉、ネギ、甘じょっぱいタレにやさしく絡む玉子ちゃん。もちろんウマイに決まってる。
何度でも言う。オレはキミ(黄身)が好きだ!

厨房で働いているのは、母子と思われる男女ふたり。お母さんが接客で、息子さんが調理。 
お母さんは、どこにでもいそうな「食堂のおばちゃん」だが、息子さんはちょっと変わっている。
もちろん態度が悪いわけではなく(悪かったら通わないし)、あくまで私の印象である。
カウンター席から「すみません、肉エッグの単品を追加で」と頼んだところ、私の方を見て「肉エッグ~」と復唱するのだが、
発音のアクセントがどうも、「肉エッグゥ~!?」に感じるのだ。
デフォルメすると「なぁにいぃ? 肉エッグだと~!?」だ。まるでクールポコのネタである。
その後、別の客の注文にも「もやしそばぁ~!?」「ケチャップ焼ぃ~!?」と返答していたので、
それが彼の口調なのだと理解した。ちなみに「ケチャップ焼」とは、あまり見かけない料理だが、
「みそ焼」「しょうが焼」と並ぶ、焼肉定食メニューのひとつである。もちろん、単品注文も可能だ。

この日のシメは、「カレーライス 鳥の唐揚げ付き」700円。
どこかのサイトで、タカノさんの「大きな唐揚げの乗ったチャーハン」を見かけたことがあり、
それをカレーで食べたかったのだ。店主の返事は「カレー鳥唐でぇ~!?」だったかな。
卓上メニューにも写真が乗っていて、バカでかい唐揚げが2個、お皿の脇に居座っていた。
カレー単品500円なのでお得だよな…などと期待する中、出てきたのがこちら。


唐揚げが写真の見本よりデケエ!
食べてみたところ、ただデカいだけでなく、衣はクリスピーながら肉質は柔らかく、味もしっかりしている。
失礼ながら、質より量かと思っていたここの唐揚げ、めちゃくちゃウマイよ!
肉と玉ねぎがたっぷり入った、「いかにも中華風」のカレーもおいしく、シメに選んだ自分をホメたい。
残しておいた玉子を加えて、「親子カレー」にしたりして、飽きることなく完食。


会計時、次回は唐揚げでビールを飲もうと決意し、膨れたお腹を押さえながら店を出た。
有言実行、数週間後に再訪問したときは、「鳥唐揚げ」単品とキリンビールをオーダー。
店主に「ちょっと時間かかるよ」と告げられたが、もちろん承知済み。あんなデカい肉を短時間で揚げるのは無理だ。
それでも10分しないうちに、待望の巨大チキンが再びやってきた。


大きさが伝わらないと困るので、比較用に爪楊枝を1本乗せてみたが、


やっぱりデカいぞ、タカノの唐揚げ! 2度目の対面だが、今回も驚かされた。
私だけでなく、後ろのテーブル席から見ていた、若者客ふたりも相当衝撃を受けたようで、
片方の男が「ケンタかよ…」とつぶやいていた。
確かに、ここの鳥唐揚げは、『ケンタッキー・フライド・チキン』並のデカさである。
だが、ケンタのチキンは、骨を含んだパサパサの肉質で1個250円。
タカノさんのは、骨なしの柔らかいモモ肉がたっぷりで、辛子&マヨネーズ付きで3個500円。
どちらがお得かは、計算するまでもないだろう。
なお、こちらの定食類は、一律700円(サラダ付は800円)で、単品料理もほぼ500円均一。
安いだけでなく、わかりやすい価格設定も、タカノさんの魅力だ。
なお、タカノチキン(←勝手に名付けるな)は、衣に黒コショウが混ぜてあり、意外とピリ辛である。
おかげで、ビール大瓶2本がすぐに空いたが、当然のように満腹になるのも早い
最近食が細くなった(?)オッサンが、ケンタよりデカいチキンを3個も食べたのだから、至極当然である。

なのでこの日は早くもシメ。選んだのは「五目そば」700円。


チャーシュー、半熟玉子、ナルト、キャベツ、人参、玉ねぎ、ピーマンに豚コマ肉。
五目どころか八目だが、私が忘れているだけで、他の具材もあったかもしれない。
巨大な揚げ物のあとだから、サッパリした塩味のラーメンが食べたかったので、このチョイスは正解。


…よく考えれば、唐揚げ+ラーメンは不正解か。そもそも、サッパリという表現もおかしいし。

先日、久しぶりにタカノさんに行ってきた。他の店で飲んだあとなので、お食事だけ。
ということで選択したのが、「チャーハンの豚唐揚げ付き」700円。
鳥肉だとデカいのが2個だが、豚肉だとどうなるのか。卓上メニューに写真が見当たらないのが少々不安。
しばらくして、お盆にセットされた漬物とスープ、そして豚唐揚げチャーハンが登場。


豚肉唐揚げは、サイズとしては普通だったが、その分6個も盛られている!
あと、わかりづらいけど、チャーハン自体も決して少なくない。食べ切るのに苦労したよ。
豚唐揚げも、コショウの効いた衣と肉の風味が合わさり、なかなかイケる。
ただし、6個も付けちゃうのは、サービス過剰ではないだろうか(笑)。


途中、卓上のマヨネーズや黒コショウを追加して、なんとかたいらげた。
一方のチャーハンは、パラパラよりふんわりに近いタイプ。ハムだけでなく焼き豚も入っていたのが好感。
あと、頂点にある枝豆の緑色が、目にやさしいというか…グリンピースより見た目もいいよね。
結論:タカノさんは、豚唐揚げチャーハンもウマかった。ただし、ボリュームがあるので、
このときの私のように、日が沈む前から長時間飲んでいて、シメに選ぶのはダメ!

ダメといえば、この日店内壁には、お店からの注意書きが貼ってあった。詳細をまとめると、
○当店は食事がメインの中華料理店です
○アルコールはひとり1本まででお願いします
○1時間以上の居座りはご遠慮ください
○飲みたい方は居酒屋をご利用ください 

最後に、「こんなルール決めたくないけど、書かなきゃわからない人がいたので…」と記されていたのがせつない。

私自身は、いつもひとり客だったため、長居はせず飲み食いしたらすぐに退店していたが、
複数で来店して長々と飲み続け、中華食堂で泥酔する、ダメな客もいたんだろうな。
私も今後は、お店のルールに従い、ビールのお替りは控えることにする。
あと、飲んだあとのシメに利用するのも、健康面を考慮しやめておこう(苦笑)。



中華料理 タカノ
東京都杉並区高円寺南3-6-1
地下鉄新高円寺駅から徒歩約3分、JR高円寺駅から徒歩約15分
営業時間11時半~15時、18時~22時半
定休日 木曜
※最後に記したルールは、絶対に守ってください
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